♡企画！！

耳元ですごい大きな声が寝起きなのに聞こえて来る。

誰だよ……

なんでぺいんとさんがいるの！？

すっごい腰が痛い……

なんで……

なんで記憶に全部残っているの！？

え、記憶なくなるって……

え、俺ぺいんとさんとあんなことやこんなことしてたの？

え？え？

何故かスマイルくんが赤面している。

しかもさっきいったぁとか言ったから、腰大丈夫かな？

確か記憶がなくなるとか言ってたから、安心してヤッたけど……

もしこれで記憶が残ってて引かれたらどうしよ！！

え、だって薬飲ませて、無理やりヤッたんだよ！？

もう二度とコラボできないかもじゃん！！やば！！

何故か片付ける時に見たホットミルクをコップに入れ、丁寧にスマイルくんに渡す。

よかった〜

スマイルくんの手を取り、扉を開け、見慣れた部屋の景色を見ながら、

不思議な部屋に背を向けた。

白を基調とした部屋に、モニターがたくさん置いてある。

目が疲れて、モニターから目をそらす。

これから、薬を飲ませたんだから、薬の在庫確認をしなければならない。

盗むどっかの誰かさんもいるものだから。

ほら、盗むどっかの誰かさんがここにいる。

俺がせっかく調合するものだから、勘弁して欲しい。

そんな俺の薬って(BL以外には)使えるものはないのに……

廊下に出て、清潔感の溢れる部屋に入る。

そこの棚にはド定番の甘え＆堕ち薬

数を確認すると、１個減っているので、横にある管理紙にボールペンで記入をする。

まだ何か盗んでそうなので、全ての数を確認する。

ん？

今日使った薬数減ってない……

え？なんで？

横のやつは……

１個減ってる……

瓶が同じなので、少し開けて、手で扇り、匂いを確認しながら数も確認する。

……置き場所はあっている

俺……入れる薬間違えた？

残りの薬を全て確認し、振り返る。

ｶﾞﾁｬ

扉を閉める音が聞こえる。

よし。今回はあの白い部屋に入れる薬を間違えたことでいいだろう。

あと普通に媚薬が1本減っていたので、奥にお助けグッズとして入れてたものは大丈夫だろう。

つまり、スマイルさんに飲ませる薬だけ間違えたのか。

そして効果はｯ……と。

とりあえず間違えて飲ませた方に毒性がないか確認する……ないっと。

つまり……スマイルさんがなんでも聞いてくれるYesマンになってるのは10回だけ。

まぁ、気づくだろう。記憶は……一線を超えてなかったらそれはそれで問題だが、一線を超えていなければいいだろう。

まぁ、知らね。