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1週間前
ハルト
やっっっと部活終わったぁぁぁぁ
ハルト
もう外暗いな…
ハルト
疲れた…あの顧問め…ハードな練習させやがって…
ハルト
おっと，青が終わる〜
キキーッ
あ…れ？
ブレーキ音がして，俺の体に激痛が走った
辛うじて目に映ったのは，ふらふらと蛇行運転で遠ざかる オレンジのテールランプ
あ…俺死ぬんだ
それくらいは分かった
見てるだけの奴らが周りに群がる
あーあ…
サッカーだってまだレギュラー取ったばっか…
一人手で育ててくれた母さんにも，恩返ししてねぇ…
……でも何よりの心残りは…
ハルト
〇…〇…
意識が遠のく…
ハルト
なぁ〇〇？
〇〇
何？
口にバニラアイスを付けた〇〇がこちらを向く
ハルト
はぁ…
ハルト
全く気づいてねえわけじゃねぇだろ？
〇〇
…何の事？
ハルト
俺はもう…
動悸が早くなるのが分かった
息も苦しいし，目元が熱い
ハルト
ハルト
死んでる
〇〇
……
〇〇
死んでない，今ここにいる
ハルト
そうやってお前が引き摺ってるから俺はあっちに行けないんだ
目から溢れそうになる物を堪えながら，上を指差す
ハルト
なぁ，〇〇
〇〇
嫌だっ‼︎
〇〇
今までもずっと一緒だった‼︎これからもっ…
泣くなよっ，俺だって…
ハルト
俺だって死にたかったわけじゃねぇんだよ‼︎
ハルト
もっとサッカーしたかったし，
母さんに今までのお礼もしたかった‼︎
母さんに今までのお礼もしたかった‼︎
バカじゃねぇの，俺
最後まで臆病だ
一番の心残りも言えない
そして多分，最後の最後に好きな奴を泣かせる
ハルト
…ホント，ばっかみてぇ
〇〇
っ…
〇〇が顔を上げる
…どうせ泣いてんだろ
ハルト
…え？
…その顔は泣いてなかった
ハルト
っ…なんで…
ハルト
ハルト
笑うんだよっ…
〇〇
お別れっ…くら…い…笑顔でっ…
ほら，泣きそうじゃんか
ハルト
なんで…
〇〇が体調悪くても前みたいに助けもできない 車から守る事もできない 周りからは見えすらしない そして…
もうすぐ居なくなる俺に…
ハルト
ありがとな
おい俺，ここで泣くとか，許さねえからなっ…
ハルト
俺も…楽しかった…
ハルト
じゃあな
多分涙を堪えた笑顔は変だったと思う
〇〇
うんっ…バイバイ…
それでも良い，涙を見せなかったなら
ハルト
俺の事…忘れるなよ
〇〇
忘れる…わけない…
あ，消えてく…
〇〇
ずっとずっと…大好きだよっ…
あーあ…俺から告白したかったな…
ハルト
…俺もだよ
そして彼は青空に姿を消した
–涙の向こうで君は笑う END–
きなり
という事でいかがでしたか⁇
きなり
ノリで書いたのでゴミ作かもしれん(￣▽￣;)
きなり
まぁれあ姉が当ててきたのはびっくりした☆
きなり
じゃ，また次のストーリーで！
きなり
おつきな‼︎
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作品ページ
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