一覧ページ

数百年越しのあの子の復讐を。

第3話 - No.3：再会と同情

1,284

2024年08月17日

#鬼滅の刃

#夢小説

#2次創作

#恋愛

しゅなぷ

氷海

こっちだよね？

千佳

うん、竈門くんはね
他の少年二人は逆方向

氷海

その子だけで良い

千佳

名前、呼んであげたら？

氷海

……竈門

千佳

くん付けなよ

氷海

そんな事より、何処に向かってるの？学校休みなわけ？

千佳

そうだよ

千佳

耀哉さんとは親しい仲でさ
理事長本人に聞いたんだから間違いない

氷海

休みの理由は？

千佳

そういえば、それだけは教えてくれなかったな

氷海

…………

氷海

（私が竈門に接触した事があいつらにバレたのか…？

氷海

ねぇ、学校の情報管理はどうなってるのか調べてくれない？

千佳

え、何で？

氷海

良いから

千佳

……わかった

千佳

電話して行くから、先に行って。ただ、絶対竈門くんに声掛けちゃ駄目だからな？

氷海

……早くね

千佳

もう…

ピポピポ

千佳

茜さん、お久しぶりです
実は少しだけ・・・

氷海

（待てないから

炭治郎

今日は本当に暑いな〜〜

炭治郎

そろそろ夏……いや、
もう夏で良いと思うけどな

冨岡

炭治郎

あ、義勇先生…

冨岡

学校外で先生呼びは控えろ

炭治郎

えっ……分かりました

炭治郎

（そういえば、今日休みの理由、曖昧だったな

炭治郎

（一か八か聞いてみよう、

氷海

（何処、あの子……）

炭治郎

あの、義勇さっ、

ガシッ

炭治郎

ぇ

冨岡

来い

炭治郎

うわっ…!?

ガサッ

氷海

何処にもいない…

氷海

千佳が道間違えたの？
はぁ、さっさとしたい…！

千佳

氷海〜！

氷海

千佳、走ったの？

千佳

あぁ、そんな事より、
はいこれ…はぁはぁ…

氷海

なにこれ

千佳

耀哉さんの電話番号

氷海

！！

炭治郎

ぎっ義勇さん…！
腕、痛いです！！

冨岡

っ、すまない…

炭治郎

何か、ありましたか？

炭治郎

（少し怒りが混じった匂い…

冨岡

何でもない。
…少し空気が悪かったからな

冨岡

引っ張って悪かった

炭治郎

い、いえ…

炭治郎

あの、それで…義勇さん

冨岡

なんだ

炭治郎

今日学校が休みなのは、どうしてですか？

炭治郎

朝の連絡だげじゃあ分からない事が多くて……

冨岡

（炭治郎の性格上、細かい所は気になるだろうな、）

冨岡

理事長の産屋敷様の都合によって休みにせざるを得なかったんだ

炭治郎

っ、そうなんですか？

冨岡

あぁ、産屋敷様は鬼舞辻という男に迷惑をかけられているから、その事もあるだろう

炭治郎

分かりました、理事長にもご無理なさらずと伝えて下さい

冨岡

分かった

氷海

産屋敷から来るとは……

千佳

凄い親切な人なんだよ

千佳

電話、してみたら良い

氷海

、

氷海

昔の事を覚えてないのか…

氷海

まぁ、電話してみようかな

産屋敷

もしもし

氷海

……どうも

氷海

千佳から紹介されました。

産屋敷

君が、氷海かい？

氷海

…そうです

氷海

どういった理由で電話番号を寄越したのか知りませんが、後悔しますよ

産屋敷

後悔はしないよ

産屋敷

一度、話してみたかったんだ

産屋敷

私の子供達を追いかける理由，炭治郎に接触した理由を

氷海

…やはり気付いていましたか
今日学校が休みなのは私の接近を防ぐ為でしょうか？

産屋敷

それもあるけれど，
こちらはこちらで対処したかったんだ

氷海

どれだけしても無駄ですよ
私は必ず貴方達を許さない。

氷海

…産屋敷さんはあるんですか？

氷海

昔の記憶

産屋敷

…あぁ、君達より少し先にこの時代へ来てしまったから
その時止める事は出来なかった

産屋敷

すまなかった

氷海

……((イラッ))

産屋敷

氷海も知っているだろうけど、昔の事は柱であった子供達は皆記憶している

氷海

私のことも？

産屋敷

そうだね、君は無一郎のすぐ側で任務に当たっていたから、柱の中では有名だったはずだよ

氷海

貴方が、あの事件を知ったのはいつですか？

産屋敷

ここへ来て，書物が送られて来たんだ。そこに何があったのか全て書かれていた

産屋敷

君は“一人で”
無一郎を守っていたんだね

氷海

……きっと、最終的に私は鬼殺隊の敵でしょう

氷海

ですが、無一郎くんを手放し死に追いやったあいつらと同じにはなりたくありません

氷海

後悔していません

産屋敷

氷海の気持ちは、
わかっているつもりだよ

氷海

はい？

産屋敷

私も、全員がここへ来てくれる事を願っていた

産屋敷

けれど無一郎だけは来ることはなかった

産屋敷

寂しく，悲しいと思う他ない

産屋敷

柱である子供達も、しばらくは引きずった様子だった

産屋敷

氷海が無一郎を思い、復讐を誓うのも無理はない

産屋敷

しかし、

氷海

同情ですか？

産屋敷

……

氷海

何の同情ですか

氷海

あの時私に力を貸してくれていれば、無一郎くんが死ぬこともなかった

氷海

死に追いやったのは柱、鬼殺隊自身！今更何の同情をしているんだよ！

氷海

私をどれだけ説得しようとしても無駄です！

産屋敷

説得はしないよ

産屋敷

ただ、話したかっただけだ

氷海

……竈門に近づいたのは誰よりも忠実に見え、
記憶を取り戻せば力になるかもしれないと意味のない期待を少し持っていたこと

氷海

追いかける理由は分かっているでしょう

氷海

復讐し，消えてもらう為です
全て終われば私も無一郎くんの元へ行くつもりです

産屋敷

一つ聞いていいかい？

氷海

…はい

産屋敷

氷海の一番の敵は、誰だい？
皆平等に復讐心をもっているかもしれないが“1人”には強くもっているんじゃないのかい？

氷海

それはお答えできません

氷海

……ですが産屋敷さんの言うとおり，1人一番復讐心が強い者は居ます

産屋敷

そうか…

氷海

最後に

産屋敷

なんだい？

氷海

二度と同情はしないで下さい

氷海

それと

氷海

私は意味のない復讐はしません
産屋敷さんや復讐に関係のない人には絶対に手を出しませんのでご安心ください。

ブツッ

氷海

通話
10:38

産屋敷

真田氷海…

産屋敷

厄介だけれど、何処か止める気持ちを亡失しかけてしまう

産屋敷

千佳、少し頑張ってくれ

千佳

……分かりました

炭治郎

はぁ、はぁ…

炭治郎

（まさかまだ禰豆子が帰ってないなんて……

炭治郎

（何かあったのか、、

ブーブーッ

炭治郎

……っ！禰豆子！！

炭治郎

禰豆子か！？

禰豆子

あ、お兄ちゃん？

炭治郎

何処に居るんだ！

炭治郎

こんな遅くまで、皆心配してるぞ！さっきまで電話にもでないで…！

禰豆子

ごめんなさい、

禰豆子

昼に仲良くなった人が居るんだけど，体調崩しちゃったから側にいたの

禰豆子

スマホの充電も切れちゃって…

炭治郎

そうだったのか、、

炭治郎

今そっちに向かうよ！
どこに居る？？

炭治郎

禰豆子！

禰豆子

お兄ちゃん、こっち！

炭治郎

はぁはぁ…良かった
本当に無事だったんだな

禰豆子

うん、あっ！
昼に仲良くなった人だよ！

？？

こんばんは

炭治郎

あ、禰豆子がお世話になりましたっ、、！！

炭治郎

あ、貴方は…！

？？

久しぶりだね

氷海

竈門炭治郎くん

炭治郎

っ、、、！！

同情などいらない

昔から私に同情してくれたのは

無一郎くんだけで良いのよ

⚠禰豆子は鬼化がなくなった設定です⚠

No.3：END

数百年越しのあの子の復讐を。

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

1,284

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

しゅなぷ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。