午前の授業が終わり
ゼノン
あ、アビス君
アビス
なんでしょう
ゼノン
先輩ですよね、敬語無しでいいですよ
アビス
...わかった
ゼノン
一緒に学食に行きません?
アビス
うん、行こうか
ゼノン
はい!(◍ ´꒳` ◍)
アビス
!?///
アビス
ゴゴギギギギギギ
ゼノン
あれ、アビス君?
アビス
ハッ!なんでもないよ
ゼノン
そうですか
ゼノン
そういえばレアン寮と教室までって結構距離ありますよね
アビス
そうだね、仕方ないよ
アビス
私たちの魔法は強力だからね
ゼノン
それもそうですね
学食
ゼノン
そういえば、アビス君ってイヴルアイですよね?
アビス
仮面してるのに、よくわかったね
ゼノン
いや、何となく分かりました
ゼノン
見せていただけないですか?
アビス
…わかった
仮面を外す
ゼノン
わぁ、綺麗
アビス
え?
ゼノン
実は、僕の母もイヴルアイだったんです
ゼノン
そのせいで母は一生を家から出ずに終えました
ゼノン
でも、僕を愛してくれた目が、アビス君の目と同じで
ゼノン
思わず綺麗なんて言ってしまいました///
アビス
!?
アビス
そそ、そ、そうなんだ///
アビス
(可愛すぎる、)
ゼノン
僕はアビス君を嫌いになったりなんかしないですからね?(◍ ´꒳` ◍)
アビス
グハッ
ゼノン
あれ?なんかデジャブだな
放課後
マイロ
あ、ゼノン
ゼノン
マイロ君
ゼノン
今日アビス君とお昼食べたんだ!
マイロ
(な、ずるっ)
ゼノン
僕のお母さんの話とかして、楽しかったよ!
マイロ
そうか、明日は僕と食べよう
ゼノン
うん、分かった(◍ ´꒳` ◍)
マイロ
グハッ
ゼノン
やっぱりデジャブだなあー
レアン寮
アベル
では、解散
七魔牙一同)はい
アベル
ゼノン
ゼノン
はい、アベル様
アベル
少し散歩でもしないか?
ゼノン
分かりました
夕方の校庭
ゼノン
夕方ってなんだかとても幻想的ですよね
アベル
あぁそうだな
アベル
あのベンチに座ろうか
ゼノン
はい
夕方ですよ?(圧)
アベル
今日はアビスと昼食をとったようだな
ゼノン
はい
アベル
君に目を褒められたと嬉しそうに話していたよ
ゼノン
そうですか、良かったです(◍ ´꒳` ◍)
アベル
!?///
アベル
(これか、この笑顔が)
アベル
(アビスがやられたのは)
アベル
君の母親もイヴルアイなんだってね
ゼノン
そうです
ゼノン
母の目と同じで優しい目をしてました
アベル
、そうか
ゼノン
アベル様はお母様はお好きですか?
アベル
…あぁ、優しい母だった
ゼノン
…亡くなってしまわれたんですか?
アベル
あぁ、私が幼い頃に下賎の民に殺されたんだ
ゼノン
!?
アベル
調子に乗ってるからだ、貴族なんだから奪われて当然だと言われながらね
アベル
僕はそれが許せなかった
アベル
だから、神覚者になってそんな世界を変えようまと考えた
ゼノン
…そうですか、
ゼノン
優しいのですね、アベル様は
アベル
そのように聞こえたか?
ゼノン
僕の母親も亡くなっています
ゼノン
ですが亡くなった母の為に何かできたことなどまだ1度もないです
ゼノン
でも、そんな時こそ、母によく言われていた言葉を思い出すんです
ゼノン
僕はその言葉に何度も救われてきました
アベル
その言葉、とは?
ゼノン
弱きを助け、強きを挫く です
アベル
そうか、
ゼノン
母は力は守るために使うのだよと教えてくれました
アベル
…そうだな、私が間違っているようだ
アベル
全ての者がそのような者とは限らない
アベル
決めつけて排除するのは間違いだな
ゼノン
?そうですね
アベル
では、戻ろうか
ゼノン
はい、アベル様







