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───カランカラン
真城さん
八木
真城さん
八木
八木
真城さん
真城さん
真城さん
女性はペコペコとお辞儀をして
八木
真城さん
真城さん
真城さん
彼女は真城さんと言って
お爺さんっ子らしく 偶に俺を『お爺ちゃん』と呼ぶこともある
少しお茶目な人だ
八木
おばさん
八木
おばさん
八木
おばさん
おばさん
おばさんは真剣な顔つきで続けた
おばさん
おばさん
…あ そういえば俺は彼女の名前すら知らなかったんだ
ゆいかさんって言うんだ
八木
知ってることなんてそんなになかったんだ
俺はおばさんに紹介された病院にすぐ向かった
何故か 彼女の事が心配になったからだ
真城さん
彼女は目を瞑っていた
ただ、それだけだった
…心臓発作らしい
あとから担当の方に聞いた事だが
彼女は搬送されてから ずっと意識がないそうだ。
それをきくとおばさんは顔色を悪くして倒れたらしく
深い睡眠薬を飲ませて記憶はないと
精神安定剤を持たせているらしい
俺はそれからもうカフェに来れなくなった
その日の夜
八木
俺はまた彼女の病室に来ていた
真城さん
真城さん
八木
真城さん
八木
彼女は目を少しだけ開けて微笑んでいる
八木
真城さん
八木
真城さんは悪戯っぽく微笑んで
それから俺は真城さんの寝ている間の世間話をした
真城さん
八木
真城さん
八木
真城さん
真城さん
八木
八木
真城さん
真城さんは少し儚い顔をして
真城さん
八木
真城さん
その途端後ろからバッドで殴られた様な激痛がした
起きると普通の日常が続いていた
だけど あのカフェは おばさんの情緒が落ち着かなくて暫くは閉店するらしい
それから俺の中から何かが抜け落ちた様な そんな気持ちだった
八木
八木
八木
八木
八木
真城さん
俺はカフェの前で悩んでいると
一瞬だけ 真城さんが見えて気がした