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綺羅喜 蓮香

遥希、、は…私の弟” かな。

おどおどしく答えた。少し目を逸らしながら。

三途 春千夜

なんで、かな。なんだよ。

綺羅喜 蓮香

あれ〜?知りたいのぉ?

にやっと口角を上げ顔を手の上に乗せながら挑発するように言った。

三途 春千夜

ほらほら、早く口開かないと”報告”しちゃうぞー。

綺羅喜 蓮香

それを言うなら報告じゃなくて”陥れ”でしょ?

三途 春千夜

お前は黙って俺の質問に答えりゃい”ぃんだよ。

綺羅喜 蓮香

黙ってたら答えられないけど?

三途 春千夜

誇張しただけだわ!!!

三途 春千夜

ま、でもさっき言った通り俺は言わねぇよ…いや、言えねぇな。

蓮香は春千夜の目をじっと見つめる。

綺羅喜 蓮香

数秒…見つめたがその時間はあまりにも長く感じた。

三途 春千夜

そして蓮香は諦めたように深いため息をつき、

綺羅喜 蓮香

…はぁ、わかったよ。

答える気になった。

三途 春千夜

でなんで、かな。なんだ?

綺羅喜 蓮香

異父兄弟だから。

異父兄弟とは母親は同じで父親が異なる兄弟のことだからだ。 従兄弟とはまた違く、従兄弟よりも血が近い兄弟なのだ。

三途 春千夜

って事はお前の母親が他の男とやったってことかよ笑笑

異父兄弟ということは母親が不倫、浮気をしたということ。そしてそれは身体の関係ということを表しているのだ。

綺羅喜 蓮香

…そういう事だね。

三途 春千夜

お前の母親ヤってんな〜wwww

綺羅喜 蓮香

あの時…はしょうがなかったとおm

三途 春千夜

何がしょうがなかっただ。ただのクズ野郎なだけだろ。現実みろ。

三途 春千夜

てか都合よく自分で解釈すんなよ気持ちわりぃ。

めんどくさそうにいう捨て台詞。足を組み直し体勢の悪い春千夜。

店員「お客様、ココアとチーズケーキです。」

綺羅喜 蓮香

蓮香は下を向き微動だにしなかった。

店員「お、お客様?…?」

ドンッ!!!

勢いよく立ち机をドンと手で押した。メニュー表はばらっと下に散らかりフォークやスプーンは箱から跳ね上がり少し出て落ちた。

三途 春千夜

あ”?

目を細め何やってんだと言わんばかりに睨んでくる。だがそれと反対に薄ら口角を上げていた。

店員「お客様!どうしましたか!」

他の店員が近寄り声を掛けた。

綺羅喜 蓮香

…すみません。

そう言いながら落ちたメニューを拾い申し訳ないと店員に渡す。フォークやスプーンも同等に渡す。

三途 春千夜

ち、面白くねぇの。

綺羅喜 蓮香

面白い面白くないの話じゃないでしょ…

三途 春千夜

はぁ、悪かったよ。でもお前の母親がクズって事は変えねえからな。

片手頭をくしゃりと掻き回しながら謝った。

綺羅喜 蓮香

うん。

三途 春千夜

お前の母親は何で浮気なんてしたんだよ。

一口チーズケーキを手に取り口に運びながら言った。

綺羅喜 蓮香

それも答えないといけない?

三途 春千夜

いや、いぃよ。別にこれは個人的な質問だからな。

三途 春千夜

だがぁ…この質問だけは”必ず”答えろよ?

綺羅喜 蓮香

何?

三途 春千夜

”東堂遥希”はお前の『弱点』か?

急な変な質問に驚いた。

綺羅喜 蓮香

ぇ?

三途 春千夜

だから、お前にとってあいつの存在は弱点か?

蓮香は何とも答えなかった。

綺羅喜 蓮香

…、。

三途 春千夜

あれ、答えたくねぇのか?それとも…答えられねぇのかぁ?

また嫌味を言ってきているのだろうと思う。

三途 春千夜

なら良いぜ?俺がわかりやすく例えてやるよ。

綺羅喜 蓮香

(例え?ほんと、何なのよ。

三途 春千夜

もし、梵天が東堂を人質にしたらオーヴァルを迷いもなしに裏切るか?

少し口が回らなかった。裏切る裏切らない。どちらを答えればいい?自分にとって遥希は?オーヴァルは?

綺羅喜 蓮香

ぁ、ぁ”ぁ…う、裏切らな、、い。

三途 春千夜

…じゃ言い方変えっけど…、

三途 春千夜

じゃあ俺らが東堂を殺したらどうなる?

綺羅喜 蓮香

は?

三途 春千夜

もし東堂を殺したら、、、いやそうだな、これじゃあカテゴリーが少ねぇな…

三途 春千夜

えーあー、”うーん…あ。

三途 春千夜

植物状態みてぇなもんだ、か、ら。痛みねぇもんなぁ〜。違ぇな、お前が見て苦しいかだ。

三途 春千夜

つま先から徐々に体を切って粉々にしたらどうなる?、どうする?

綺羅喜 蓮香

ねぇ…

三途 春千夜

たっけぇーとこから落としたら?

綺羅喜 蓮香

ねぇ、、

三途 春千夜

お前の目の前であいつを”焼き殺したら”?

綺羅喜 蓮香

それ以上言ったらどうなるかわかってんの…

春千夜から見た蓮香は肩を軽く振るわせていた。何故だ?こんなにも口だけの言葉に何故コイツはここまで反応を明らかにする?

三途 春千夜

トラックで跳ね殺したら?あんな弱っちーしょぼしょぼの体なら数十m先まで軽々引きずられ見事かまでに空を舞うだろうな〜笑笑

綺羅喜 蓮香

貴方は私を敵に回したいの…ねぇ、

三途 春千夜

…ほらな、実際にやってねぇのにこれだ。普段あんま顔に表情表せねぇお前の癖に東堂の話になるとこうも簡単に崩れる。

三途 春千夜

今のお前、こんな信憑性もない口だけの殺しの挑発に意図も簡単になると思うぜ?

三途 春千夜

弱くてボロボロのくせにきゃんきゃん吠え散らかす子犬…いやぁ?お前の場合は子猫だったなwww

綺羅喜 蓮香

何がしたかったのよ。

三途 春千夜

深い意味わねぇよ?ただな、東堂遥希という人間の存在はお前にとって最大の弱点ってことだ。

三途 春千夜

手放しちまった方が楽じゃねぇか?おねぇちゃん様よぉ…

綺羅喜 蓮香

確かに遥希の存在は私にとって弱点かもしれない。でも遥希がいるから私がいる。私にとって遥希は私の生き甲斐だからね。

三途 春千夜

…そーかよ。別に俺には関係ねぇから知ったことじゃねぇが、、

三途 春千夜

“もしその存在がいつの間にか消えちまうことのないようにしなよな。その後のことも”

綺羅喜 蓮香

うん。

春千夜のこんな安っぽい言葉に少し心が揺らいだ自分がいた。一言一言が重く感じて多少悲しみのような…静かで透き通っていたように感じたのだ。

三途 春千夜

ち、早く飲み終われこの糞猫が。

綺羅喜 蓮香

糞入らなくない?ならまだ子猫の方が良かったんだけどー。

三途 春千夜

黙って飲み干せ、飲み物の飲み方も忘れたか。

綺羅喜 蓮香

だってこの味口に合わないんだもん。

三途 春千夜

なら頼むなよ!!!

三途 春千夜

ほらほら早くしねぇと日が暮れちまうから早くしろ!!

綺羅喜 蓮香

ん…そんな言わなくてもいいじゃん。

そう言うと蓮香はコップに入っているココアをゴクゴク飲み始めた。

三途 春千夜

ちょ、蓮香待て待て待て待て!!!

ゴクッ

綺羅喜 蓮香

ゲホッ、ク”ケ”フォッふはぁ、はぁ”あ…

三途 春千夜

おいおい、大丈夫かよ!?

綺羅喜 蓮香

べ、別に大丈夫だよ笑笑普通に人間飲み物を一気飲みすることあるじゃん。

目を細め笑う。両手を広げ大丈夫大丈夫と唱えた。

三途 春千夜

いやそーだけど…お前体、、

綺羅喜 蓮香

ぇ…ぇあ、あいやぁ大したこと、ないよ笑笑

綺羅喜 蓮香

逆に一気飲みしただけで死んだ方が良かった?ごめんねー私ココアよりもは強いからそんなんで死ねないよ?笑笑

三途 春千夜

はぁ?お前何言ってんだよ。俺は別に早くしろとはい言ったけど…

綺羅喜 蓮香

まぁ、まぁほらほら春千夜さんもまだチーズケーキのこってますけどー?

三途 春千夜

今食べるとこだったんだよ黙ってろ!!!

綺羅喜 蓮香

笑笑はいはい。

三途 春千夜

もうすっかりくれぇな。

カフェから出ると辺りはもう日を隠すように薄暗くなっていた。夕焼けだ。

綺羅喜 蓮香

綺麗…最近見てなかったからな。

三途 春千夜

お前空好きなのか?

綺羅喜 蓮香

え?う、うん。だって空は濁ってなくてただ単純で…

三途 春千夜

ふ、そうだな。

綺羅喜 蓮香

あれ?今嫌味とかじゃなく純粋に笑った?

蓮香には今春千夜がニコッと普通に笑ったように見えた。

綺羅喜 蓮香

(驚いた。こんなにも笑顔が素敵で…似合う人だなんて笑笑。ま、誰でも笑顔が1番似合うよね。

三途 春千夜

はぁ?何言ってんだよ!!見間違いだ見間違い!!!

綺羅喜 蓮香

えー、ほんと?笑笑

綺羅喜 蓮香

ってあれ?車は?

三途 春千夜

ねぇよ。

話によるとさっき電話したが運転手が諸事情によりお迎えができないため駐車場まで歩かなければいけないと言うことだった。

綺羅喜 蓮香

でどこ向かってんの?

三途 春千夜

墓参り。

綺羅喜 蓮香

え?馬鹿なの?こんな時間に行くって…

三途 春千夜

うっせぇな。いいんだよ。夜の方が人いねぇしな。

綺羅喜 蓮香

はぁ、どうせ着いて行かなきゃなんでしょ?単独行動できないんだし私。

三途 春千夜

黙って俺に着いて来ればいいんだよ。

蓮香は春千夜の後を追いひたすら着いていく。

ちょっとした階段を登りまた歩く。

辺にはお墓がだだっと並べられており誰が誰のお墓かが一発でわからなかった。

だが迷いもなくその場に向かう春千夜は慣れていた。

綺羅喜 蓮香

(よく来てるんだろうな。

しばらく沈黙の時間が続いた。

三途 春千夜

ここだ。

お墓に辿り着くと来たばかりの様に綺麗に咲いているユーフォルビアの花と紫のクロッカスが立てられている。

三途 春千夜

水組んで来るからそこで待ってろ。

綺羅喜 蓮香

うん。

綺羅喜 蓮香

(誰だろ、、

少し汚れている名の埃を手で削る。

そして出てきたのは_____

明石の名のお墓だったのだ。

綺羅喜 蓮香

(明石って…梵天に、、いや聞いたことがある。

綺羅喜 蓮香

(あそこは兄弟って…ってことは。

お墓には大抵右側に苗字の他に名前も記載される。そこを除くと1番最近に記載されたのは…

綺羅喜 蓮香

(明石 千寿。

明石千寿は『梵』の首領。後2008年7月7日今から5年前解散。だが世で知らされているのは瓦城千咒だ。

綺羅喜 蓮香

(まさか亡くなっていたなんて。

さっきちょっとした会話で出た言葉。

“もしその存在がいつの間にか消えちまうことのないようにしなよな。その後のことも”

思い返すと自分のことを言っている様だった。

三途 春千夜

くそさみぃ。

そんなことを思っていると春千夜が水を汲み帰ってきた。

三途 春千夜

ほらお前も手伝え。

綺羅喜 蓮香

…。

蓮香はブラシを取り丁寧に擦り磨く。

そうしているうちにお墓の石は思った以上に光った。

春千夜は懐からライターと線香を取り火をつけた。

手を合わせ目を瞑る。

そんな春千夜の後を追う様に蓮香も同じ様にやる。

綺羅喜 蓮香

(お大事に。

春千夜が何と声をかけたかはわからないけど、さっきの言葉は私を思って言って来れたのだと思った。

綺羅喜 蓮香

もっと素直になればいいのに…

三途 春千夜

なんか言ったか?

綺羅喜 蓮香

ううん。

三途 春千夜

ほらなら行くぞ。

綺羅喜 蓮香

うん。

またしばらく歩いて駐車場まで向かった。

車に乗り助手席に蓮香は座る。

春千夜は運転をする様だ。

綺羅喜 蓮香

春千夜運転できたんだ。

三途 春千夜

舐めてんのかお前。

綺羅喜 蓮香

できるとしても無免許そうだなって思ったから。

三途 春千夜

無顔で怖いこと言うなよ。なわけあるか。

三途 春千夜

しっかり免許とったってば。

くだらない話をして数分。

もうすぐまたアジトに着く。

綺羅喜 蓮香

ありがとう。

三途 春千夜

あ?何だよ急に。

綺羅喜 蓮香

何でもない。

三途 春千夜

えー気になるじゃん教えろよ笑笑

綺羅喜 蓮香

だから何でもないって。

三途 春千夜

ふーん、そーかよ。

沈黙が続く中蓮香は口を開いた。

綺羅喜 蓮香

あの、さ。

三途 春千夜

んー?

綺羅喜 蓮香

明石、千寿って…

三途 春千夜

妹だよ。死んじまったがな。

綺羅喜 蓮香

どんな子だった?

三途 春千夜

う〜ん、何も考えてない脳無し単細胞だな。

綺羅喜 蓮香

可愛いじゃん。

三途 春千夜

ふっ、笑笑どこが…

綺羅喜 蓮香

…ん?

三途 春千夜

は…はははははっはぁ〜…、

春千夜は大きく口を広げ笑う。

三途 春千夜

そうだな笑笑

あれー、”蓮香ちゃん”の付き添いをした春千夜さんではないですか!!

ドアを開けていつもの様に幹部室に荷物を取りに行くと蘭が寄ってくる。

三途 春千夜

うるせぇな、黙ってろよ18禁が喋んな。

顔を合わせずそのまま素通りする。

え、酷くない?蘭ちゃん傷ついた…う”、、、

三途 春千夜

演劇でもやってろこっちは一日中ヤクやってねぇんだわ。

三途 春千夜

黙っとけ。

え?まじで?成長したねぇ”春ちゃん”も!

君の悪い笑顔をしながら春千夜が着替えようとしているのに関わらず更衣室にズカズカいる蘭。

三途 春千夜

きめぇな!!!

えぇ〜冷たいじゃん。

竜胆

兄貴もう家帰ろーぜ。風呂入って早く寝たい。明日早いんだよ。

大きなあくびをする。

竜胆ちょっとまってー。

竜胆

俺の身にもなれよ、いつも朝兄貴の支度してんの全部俺じゃん!!くそ。

小さい声で竜胆は蘭の悪口を言う。

竜胆なんか言ったか?

竜胆

何も。

じゃあ竜胆も来て。

竜胆

(どこが竜胆もだ!!

よろよろと蘭の方に向かうと。

今日蓮香の外出の付き添いしたんだって。

竜胆

はぁ?こいつが?こんな奴が?

三途 春千夜

上司に向かっていい口ぶりだな!!スクラップにされてぇか!!

首領命令らしいよ?

竜胆

おいヤク中、どうだった?なんか弱みあったか笑笑

三途 春千夜

しらねぇよ。早く帰らせろ。

竜胆

は?お前何様なんだ?こら!!!

三途 春千夜

俺様だ!春千夜様だ!梵天No.2の男だなんか文句あるか!!!

竜胆

なら後輩にもっと優しくしないとだな上司さんよぉ。

三途 春千夜

一旦黙れクラゲ頭!!!

竜胆

お、おい!髪くしゃくしゃすんなって!なぁ!!!

お、久々に春千夜がリードしてる笑笑ヤク決めてねぇからか。

2人の争いを椅子に座りながら眺める蘭。いつもこんな感じらしい。

ココ

お前ら!!俺に仕事押し付けて遊んでんじゃねぇよ!!

あー、そうだっけ?

ココ

これ以上は首領に言うぞ。

え、まじ?

ココ

まじ。

竜胆。仕事やろう。

竜胆

ぇ、えぇ!!!

秘密編 終わり 次回 監視編

三途 春千夜

おい、着いたぞ早く降りろ。

バタンッ

綺羅喜 蓮香

今日はありがとう。

三途 春千夜

はぁ、今日はオフだったのにな。

綺羅喜 蓮香

ほら!今日は一緒に遊びに行った様なもんなんだからいいでしょ?

そう言いながら蓮香は前にいる春千夜の肩をポンっと叩き大きいドアの方へ向かった。

三途 春千夜

蓮香、次はお前がオフの時に連れ回すからな!!

三途 春千夜

墓参り絶対着いてこいよ!!

綺羅喜 蓮香

笑笑はいはーい、わかりましたよー。

後ろ姿のまま片手を上げ蓮香はそのまま中へ入り姿は見えなくなる。

三途 春千夜

遊びに…?はぁ、わからないもんだな。

春千夜は車に乗り駐車場へ向かった。

東リベ 〜もしも出会えたなら〜第1期

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