桃
…ッ
黄
待って…
瑞
みこちゃッ!
黄
…らんらんごめん。
桃
ぇ…ッ?
黄
俺焦っちゃって、
らんらんのこと傷つけてッ
らんらんのこと傷つけてッ
桃
…大丈夫。
桃
…俺こそ…ッごめ…なさ…ッ
黄
…俺さッ…
黄
…昔ね、親に捨てられたんだ。
瑞
ぇ?
紫
は?
黄
…夏休みに、花火大会に
行こうって親に誘われてね、
行こうって親に誘われてね、
黄
いつも忙しい両親だったから、
黄
遊べるんだってすごく浮かれて
黄
両親の諦めた目に
気づきたくなかったの。
気づきたくなかったの。
黄
…花火大会行って、
黄
花火が終わった後。
黄
俺は両親にばいばい、
2度と会わないでねって言って。
2度と会わないでねって言って。
黄
俺を置いて行った。
黄
その後は孤児で生活
黄
すぐ引き取られて
黄
今はもうその人が両親だと
思うようになった。
思うようになった。
黄
…でも俺は今幸せだよ
黄
…それでも…あの時の両親の
顔がずっと頭にあって、
顔がずっと頭にあって、
黄
離れていかれるのが怖かった
黄
だからッ
黄
だからあの時のらんらんの
言葉が怖かったッ
言葉が怖かったッ
桃
…。
赫
…別れって…突然だよなw
黄
ぇ?
赫
わかるよ、
赫
俺も。
赫
みことの気持ち。
黄
…なんで…
赫
俺もそうだったから…かな、
紫
ぇ、