テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
羅虎 @ 半引退
20
カナ
202
リリア💙🤍
182
320
主
主
主
──数日後。
たけみちー!
外から聞き慣れた声が聞こえる。
たけみち
たけみちが窓を開けると、家の前にイヌピー、ココ、そして鶴蝶が立っていた。
たけみち
たけみちは嬉しそうに手を振る。
ココ
たけみち
たけみちは急いで玄関へ向かう。
たけみち
ガチャッ
玄関を開けると、3人が待っていた。
たけみち
鶴蝶
たけみち
鶴蝶
鶴蝶が笑う。
たけみち
イヌピー
ココ
ココ
たけみち
たけみちは嬉しそうに歩き出す。
その後ろを、イヌピー、ココ、鶴蝶が続く。
数日前に初めて顔を合わせたばかりの3人。
まだ、特別仲がいいわけじゃない。
だけど──
たけみちと一緒に遊ぶ。
そのために、今日は集まった。
鶴蝶は、ふとたけみちの腕を見る。
鶴蝶
たけみち
たけみちは自分の腕を見る。
たけみち
たけみち
そう言って、たけみちは腕をぐるぐる回す。
たけみち
鶴蝶
たけみち
その会話を聞いていたイヌピーが、少しだけ鶴蝶を見る。
ココも同じように鶴蝶を見る。
(イヌピー、ココ心の中) ──やっぱり。
こいつも、たけみちのことよく見ている。
そんなことを、2人は少しずつ感じ始めていた。
しばらく歩いてると、たけみちが突然立ち止まった。
たけみち
鶴蝶
たけみちが指差した先には、小さな雑貨屋があった。
たけみち
ココ
たけみち
ココ
4人で店の中へ入る。
色んな小物を見て回っていると、たけみちの足がぴたりと止まった。
たけみち
そこに並んでいたのは、色とりどりのミサンガだった
たけみちは、その中から1本を手に取る。
赤と黒の基調にして、ほんの少しだけ青が入っている。
たけみちは、それを鶴蝶に差し出した。
たけみち
鶴蝶
たけみち
鶴蝶は少し驚いたようにミサンガを見る。
鶴蝶
たけみち
鶴蝶
たけみちは嬉しそうに笑う。
その笑顔を見て、鶴蝶も小さく笑った。
その時──
鶴蝶
今度は鶴蝶が、別のミサンガを手に取った。
青と白を基調にして、そこに少しだけ赤が入っている。
鶴蝶
たけみち
鶴蝶
たけみち
2人は顔を見合わせる。
そして、それぞれが相手のために選んだミサンガを手にした。
店を出ると、たけみちがミサンガを握りしめながら言った。
たけみち
鶴蝶
たけみち
鶴蝶
たけみち
たけみちは少し考える。
そして、鶴蝶の手首に赤と黒のミサンガを結び始めた。
たけみち
ぎゅっと結んでから、たけみちは笑った。
たけみち
鶴蝶の手が止まる。
鶴蝶
たけみち
たけみちは当たり前のように頷く。
たけみち
鶴蝶
(鶴蝶の心の中) 胸の奥が、少しだけ熱くなる。
自分を救ってくれたことを、たけみちは特別なことだと思っていない。
ただ、自分のことを心配してくれている。
それが、鶴蝶には嬉しかった。
鶴蝶
たけみち
今度は鶴蝶が、たけみちの手首を取る。
青と白に、少しだけ赤が入ったミサンガを結んでいく。
鶴蝶
鶴蝶は、目の前の笑顔を見る。
鶴蝶
たけみち
たけみちは目を丸くした。
そして、ふわっと笑う。
たけみち
鶴蝶
2人は、それぞれの手首を見る。
(2人の心の中) 自分が選んだミサンガが、相手の手首にある。
それが、なんだか嬉しかった。
たけみち
鶴蝶
少し離れたところでは、イヌピーとココが2人を待っていた。
ココ
ココが腕を組む。
イヌピー
やがて、たけみちと鶴蝶が戻ってくる。
たけみち
たけみちが手首を見せる。
たけみち
ココ
たけみち
ココ
ココが鶴蝶を見る。
鶴蝶
鶴蝶も自分の手を見せる。
ココは少し黙ったあと、
ココ
とだけ言った。
イヌピーもミサンガを見る。
イヌピー
鶴蝶
(イヌピー、ココの心の中) ──こいつも、たけみちを大切にしている。
それが分かった。
だからこそ──
ココ
小さく呟く。
たけみち
ココ
たけみち
たけみちは不思議そうに首を傾げる。
そんなたけみちを見て、3人は顔を見合わせる。
そして──
イヌピーには、傷つけたくないという想いがある。
ココには、困っていたら助けたいという想いがある。
鶴蝶には、笑っていてほしいという想いがある。
それぞれ違う。
それでも――
たけみちを大切にしたいという気持ちだけは、同じだった。
アハハ( ˊᗜˋ)(ˊᗜˋ)(ˊᗜˋ)(ˊᗜˋ ) そして、それぞれが少しだけ笑った。
まだ、4人は仲間じゃない。
まだ、3人が同じ気持ちで肩を並べているわけでもない。
だけど――
たけみちを大切にしたい。
その気持ちだけは、確かに同じだった。
そして、その日。
たけみちの周りにいる「大切な人」は、また一人増えていた。
主
主
主
コメント
10件
めっちゃ好き

コメント失礼します(* .ˬ.) どの作品もとても大好きで楽しみに見てます 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます 続きを楽しみに待っています