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ぬっしっしー

現在日曜夜7時半!!

ぬっしっしー

推しの生放送を目前に25話を書き始める!!

ぬっしっしー

来週の土日には友達ん家でお泊まり!!

ぬっしっしー

そう!!投稿する余裕が無い!!

ぬっしっしー

ならば今しかねぇだろおおお!?状態です

はいスタート。

─もうすぐ昼休みが終わる。

5限目、6限目を済ませちゃえばすぐ放課後。

放課後...そっか、Aちゃんに話があるって...

...話って、なんだろ。

...はぁ...

(疲れた...帰りたい...)

(やだな、僕、)

(鬱陶しいなんて本当はそんな事...ッ、)

MOB

5限目なんだー?

数学だよ

MOB

お、サンキュ

─そういえば桃くんは?

MOB

あ~、桃な

MOB

体調悪いらしくて保健室行かせた

MOB

俺が

...え?

体調悪い?

顔色悪かったもんね、やっぱり?

MOB

なんかやけにフラフラしててさ...

保健室行ってくる...ッ(ダッ

MOB

え、ちょ

MOB

授業もう始ま─ッ

ガラガラッ、バタンッ

─はぁッ、はぁッ

開きっぱなしの扉から見えた。

─ッ

保健室の机に体を伏せたまんまの君の姿。

(しんどそう...?)

(何処か痛いの?)

(体調悪いってどんくらい?)

(─ねぇ、)

(ねぇ...ッ、)

届くはずない。

痛々しくて堪んなくて。

どうしようもなくて無力だ。

─ふぅぅ...ッ

陽の光を体が受け入れられなくて机に顔伏せる。

うずくまるような状態の自分が情けない。

(授業サボろ~...)

(...はぁ...)

頭がくらくらして体が重くて。

熱があるわけじゃない。

ただただ寝たふり。

─はぁッ、はぁッ、

ドアの方でほんの微かに聞こえてしまった。

...!

バレないようにそーっと腕の隙間から覗く。

...ッ、

青の涙目だって何度も見てきたし、

泣き顔だって見てきた。

それとは違う

くしゃりと歪んだ辛そうな顔が見えてしまった。

...(体 向

体を後ろに向けて

帰ってった。

...あ~あ。

放課後なんて一生来なければ。

─ふ~...終わった...

Aちゃん

...青くん

うん、分かってるよ。

話、何処でする?

Aちゃん

人気がないところがいいな

Aちゃん

...つ、ついて...きてッ、

...うん

やけにぎこちなくて違和感。

Aちゃん

─じゃあ、ここで。

屋上のドアがある階段。

ドアの隙間から通る風がほんの少し冷たい場所。

─話って、何かな...?

Aちゃん

...ぅ...あ、その...ッ、

Aちゃん

...わ、私ねッ、

なぜだか緊張気味な空気に少しドクドク鳴る心臓。

Aちゃん

─青くんの事がッ、!

ピンと張った声。

Aちゃん

好きなんです...ッ!

最後には必死に絞り出すような声だった。

...え、?

す...っ、?

Aちゃん

...(コクッ

静かに頷いた。

僕の事を?

好き...?

Aちゃん

...青くん?

あ...その...ッ、

僕、てっきり桃くんのこと好きなのかと...

Aちゃん

...え?

最近、2人で仲良く喋ってるところよく見るから...

てっきり...ッ、笑

Aちゃん

─私が好きなのは青くんだよ

...ッ!

嗚呼、こんなに僕の事好いてくれる人が居るんだ。

この子と付き合ったらいつか...桃くんのこと、忘れられるかな

でも...桃くんを忘れるために利用するのは違うよね?

向こうは真面目に〝好き〟だから告ってくれたのに。

Aちゃん

...桃くんとは...協力してもらってただけ。

Aちゃん

桃くんと青くん、仲良いでしょ?

協力...ッ?

Aちゃん

どうやったら惚れてもらえるか、とか...ッ

Aちゃん

青くんの好きな事とか色々教えて貰ったりして。

でも、付き合ったら好きになれる?

お互い都合よく終われるよね?

だったら、いっそ付き合っちゃえば...

Aちゃん

─桃くん、青くんのこと相当大切に思ってるんだろうね。

...え?

Aちゃん

青くんのこと話してる時、時々微笑むの。

Aちゃん

大切に思ってないとそんな...あんな優しい笑顔、見せたりしないよ

桃くん、が...ッ?

我ながら情けない声で呟く。

Aちゃん

...青くん?

付き合ったら、都合よく終わる。

僕にとっても、Aちゃんにとっても、桃くんにとっても...

そう、だよ。

僕は─

...ごめん、ね

Aちゃん

...!

ごめん...ッ、

Aちゃん

...そうだよねッ、笑

Aちゃん

分かってたから...

Aちゃん

ダメ元で告白してみただけ...ッ

分かってた...?

Aちゃん

青くん、桃くんのこと好きなんでしょ?

Aちゃん

私には分かったよ

...ッ!

Aちゃん

でもね、私はどうしようもなく君が好きだから...

あ...

どうしようもなく、か。

似てるな。

Aちゃん

告白せずに終わるのはもったいないから

Aちゃん

だったらせめて、告れるだけ告って終わりにしたいなって

そっか...

Aちゃん

...じゃあ、私帰るね

Aちゃん

ばいばい。

...うん、ばいばい

「ばいばい」が重い言葉に思えた。

告れるだけ告って終わりにする、か...

僕は─。

あれ、鍵空いてるじゃん...

屋上...ね。

普段はあんま入れないところ。

─わッ、

夕日...綺麗...

風が冷たい。

フェンスに手をかける。

鋼製のフェンスが冷たい。

そうだ、季節はもう冬だ。

11月下旬...

今年ももう終わる。

...はぁ...

この風に溶け込んで消えてしまいたい。

う...眩し...

夕日が眩しくて鬱陶しい。

早く沈んでしまえばいいのに。

(...告白、どうなったのかな)

1日中、このことばっか考える。

もし、あのふたりが─。

...や...だッ、

...ッ(立 上

─行こう。

フラフラした足取りで走る。

─ふぅ、ッふぅ、ッ

(青...どこ...ッ)

ふと扉が開いているのが目に入った。

屋上...

─!

ぁ...、

...!

振り向いた君と目が合う。

ぁ...、

...!

桃...くん...?

息を切らして片手で壁に手を付いて体を支えている君。

...ッ

体調、大丈夫なの?

この間はごめんね。

大好き。

ぁ...ッ、

伝えたい言葉が全部つっかえて出てこない。

代わりに涙が出てきそうになる。

こんな所で泣くなんて僕、みっともないよ。

思わず分かりやすく涙目。

...体調、悪いんじゃなかったの?

少し冷たい言い回しになる。

...別に。

ちょっと...しんどかっただけだし。

青に心配される筋合いなんてないだろ?

─ズキッ

そりゃあ...ッ

せめて、せめて─ッ

謝り、たい...ッ

─ごめん...なさい...ッ

...!

...(ジワッ、

...青ッ、

...僕、もう行く...ッ

...!

待てよッ、ギュッ(手

...ビクッ

手、咄嗟に繋がれた。

離せない、離したくない─ッ

...嫌なら、離して。

〝大嫌い〟って言って突き放して...ッ!

そうでも無いと俺...ッ

繋いだ君の手があったかいよ。

諦めらんないから...ッ

─!ポロポロッ

...桃くん...ッ、ポロポロッ

もっと...ぎゅってしてぇ…ッポロポロッ

...!

─(ギュッ

ひっく...ッポロポロッ

ごめん...なさい...ッ!ポロポロッ

…本当はね、ッ

誰よりもずっと大好きなの...ッポロポロッ

...青...ッポロポロッ

抱きしめ合って互いに顔は見えなかった。

でもね、君が泣いたの、わかったよ。

だから...ッ

だから...ッ!

付き合って...ッ、

...俺も、大好きだよ

付き合お?

もっと...一緒に居よ...ッ?

うん...ッ

うん...ッ!

寒さすら平気だって思えちゃうよ。

...泣き止んだ?

...うん

ほ~んと、泣き虫だな

うるさい...ッ///

...(ニコッ

...改めて、ほんとごめんね

「大嫌い」なんてさ...ッ

...なんか、事情あったんでしょ?

うん、

ずっと前からね、桃くんのこと...

す、好き、...だったよ?///

...ッ、/

そっか、ッ

でもね、僕の家庭、同性愛禁止でさ

それでもう...我慢するの疲れて...限界突破しちゃって

気付いたらあんな言葉...ッ

...

でも今はね、認めてくれて

都合よく扱ってるみたいになっちゃうけど...

...好きなのは変わんないでしょ

...ッ!

そう...ッ(ジワッ、

も~泣かないのッw

だって...ッ

離れてた分、今からでも取り戻したい...ッ

だからもっと...

君と近くなりたい。

ぎゅって、して...ッ///

...!//

も~ッかわい~なッ!

へ...ッ!?///

ぎゅ~するだけじゃ取り戻せないよッ

...えッ、?

じゃ、じゃあ...ッ

だ~か~ら!

ほらッ(顎クイ

んッ、!?///

...(ちゅっ

んぅ...ッ、///

...(くちゅっ、むちゅッ、

...ッ///

...(ぷはぁッ

...(ぷはぁッ、

桃くんッ!?///

なに?

い、いくらなんでもッ、

ちゅう、するのは...ッ

しかも深めのッ!!

でも短めだったじゃん

そういう問題じゃッ、

なに?もっとしたかった?

ちがうッッ///

照れてや~んの(耳元

(ビクビクッ

ぅあ...ッ//////

...!

青の弱いとこはっけ~んッ(にや

うるさい...ッ!

...(手 繋

ほら、帰るぞ

...う、うんッ、!

好き。大好き。

明日から始まるカップルライフ。

もう、1人なんかじゃない。君がいる。

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡500

前回たくさんの♡ありがとうございます!

君 に 恋 し ち ゃ だ め で す か _ ?

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コメント

20

ユーザー

いやまじトゥンク案件、、好きすぎる、てぇてぇよ、、まじ鼻血と涙がお友達

ユーザー

最高って思ってスマホ掲げたら目に落ちてクッソ痛い

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