ぬっしっしー
ぬっしっしー
ぬっしっしー
ぬっしっしー
ぬっしっしー
はいスタート。
青
桃
─もうすぐ昼休みが終わる。
5限目、6限目を済ませちゃえばすぐ放課後。
放課後...そっか、Aちゃんに話があるって...
...話って、なんだろ。
青
青
青
青
MOB
青
MOB
青
MOB
MOB
MOB
青
体調悪い?
顔色悪かったもんね、やっぱり?
MOB
青
MOB
MOB
ガラガラッ、バタンッ
青
開きっぱなしの扉から見えた。
桃
保健室の机に体を伏せたまんまの君の姿。
青
青
青
青
青
届くはずない。
痛々しくて堪んなくて。
どうしようもなくて無力だ。
桃
陽の光を体が受け入れられなくて机に顔伏せる。
うずくまるような状態の自分が情けない。
桃
桃
頭がくらくらして体が重くて。
熱があるわけじゃない。
ただただ寝たふり。
青
ドアの方でほんの微かに聞こえてしまった。
桃
バレないようにそーっと腕の隙間から覗く。
青
青の涙目だって何度も見てきたし、
泣き顔だって見てきた。
それとは違う
くしゃりと歪んだ辛そうな顔が見えてしまった。
青
体を後ろに向けて
帰ってった。
桃
放課後なんて一生来なければ。
青
Aちゃん
青
青
Aちゃん
Aちゃん
青
やけにぎこちなくて違和感。
Aちゃん
屋上のドアがある階段。
ドアの隙間から通る風がほんの少し冷たい場所。
青
Aちゃん
Aちゃん
なぜだか緊張気味な空気に少しドクドク鳴る心臓。
Aちゃん
ピンと張った声。
Aちゃん
最後には必死に絞り出すような声だった。
青
青
Aちゃん
静かに頷いた。
僕の事を?
好き...?
Aちゃん
青
青
Aちゃん
青
青
Aちゃん
青
嗚呼、こんなに僕の事好いてくれる人が居るんだ。
この子と付き合ったらいつか...桃くんのこと、忘れられるかな
でも...桃くんを忘れるために利用するのは違うよね?
向こうは真面目に〝好き〟だから告ってくれたのに。
Aちゃん
Aちゃん
青
Aちゃん
Aちゃん
でも、付き合ったら好きになれる?
お互い都合よく終われるよね?
だったら、いっそ付き合っちゃえば...
Aちゃん
青
Aちゃん
Aちゃん
青
我ながら情けない声で呟く。
Aちゃん
付き合ったら、都合よく終わる。
僕にとっても、Aちゃんにとっても、桃くんにとっても...
そう、だよ。
僕は─
青
Aちゃん
青
Aちゃん
Aちゃん
Aちゃん
青
Aちゃん
Aちゃん
青
Aちゃん
あ...
どうしようもなく、か。
似てるな。
Aちゃん
Aちゃん
青
Aちゃん
Aちゃん
青
「ばいばい」が重い言葉に思えた。
青
僕は─。
青
屋上...ね。
普段はあんま入れないところ。
青
青
風が冷たい。
フェンスに手をかける。
鋼製のフェンスが冷たい。
そうだ、季節はもう冬だ。
11月下旬...
今年ももう終わる。
青
この風に溶け込んで消えてしまいたい。
桃
夕日が眩しくて鬱陶しい。
早く沈んでしまえばいいのに。
桃
1日中、このことばっか考える。
もし、あのふたりが─。
桃
桃
─行こう。
フラフラした足取りで走る。
桃
桃
ふと扉が開いているのが目に入った。
屋上...
桃
桃
青
振り向いた君と目が合う。
桃
青
青
息を切らして片手で壁に手を付いて体を支えている君。
桃
体調、大丈夫なの?
この間はごめんね。
大好き。
青
伝えたい言葉が全部つっかえて出てこない。
代わりに涙が出てきそうになる。
こんな所で泣くなんて僕、みっともないよ。
思わず分かりやすく涙目。
青
少し冷たい言い回しになる。
桃
桃
桃
青
青
せめて、せめて─ッ
謝り、たい...ッ
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
青
手、咄嗟に繋がれた。
離せない、離したくない─ッ
桃
桃
桃
繋いだ君の手があったかいよ。
桃
青
青
青
桃
桃
青
青
青
青
桃
抱きしめ合って互いに顔は見えなかった。
でもね、君が泣いたの、わかったよ。
青
青
青
桃
桃
桃
青
青
寒さすら平気だって思えちゃうよ。
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
青
桃
桃
青
青
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
青
君と近くなりたい。
青
桃
桃
青
桃
青
青
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
桃
青
桃
桃
青
好き。大好き。
明日から始まるカップルライフ。
もう、1人なんかじゃない。君がいる。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡500
前回たくさんの♡ありがとうございます!
コメント
19件
いやまじトゥンク案件、、好きすぎる、てぇてぇよ、、まじ鼻血と涙がお友達
最高って思ってスマホ掲げたら目に落ちてクッソ痛い