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注意⚠ 原作ガン無視 キャラ崩壊 エセ口調 意味不な設定出てくる 原作では出てないあだ名(?) でてくる 楓、椛両方います
それではどうぞ!
と、飛び出してみたはいいものの。
道が分からず、完全に意気消沈していた。
七星
一生たどり着けない気までしていた。
もしかしたらこれは神様からのやめときな!というお告げなのかもしれない。
七星
七星
そうして私はHAMAツアーズに行くことを諦め、道を引き返し始めた。
さすがに…ここから家までの道は…
わかる…よね?
七星
結局あれから1時間ほど彷徨い、無理だと悟った私は
近くにあった目印をひたすら親に電話で訴えかけて迎えに来てもらった。
我ながら感動するほどの方向音痴である。
七星
私の毎夜のルーティーン!!
毎夜のたのしみである!!この!!
映画鑑賞タイム…!!
今日の映画は『離れ縁』
知る人ぞ知る神恋愛映画らしく、最後は切なすぎて涙を流すこと間違いなしらしい。
私は引き出しから演出をまとめているノートを取り出し、シャーペンを手に持って、映画を再生し始めた。
七星
七星
七星
七星
七星
こほん、
私は演出をまとめるため、簡単に最初からストーリーを振り返ることにした。
まず、主人公となるのは売れっ子お笑いコンビを目指す2人の男女。
2人はお互いに恋心を抱いており、目標であった『M1優勝』を達成したら想いを伝えようと考えていた。
だが夢への道は遠く、2人は心が折れそうになることもあった。
でもお互いの夢のため、恋のため。
諦めず2人でネタを披露して言った結果、あるネタがSNSで大バズりする。
その結果、2人はテレビで引っ張りだこの売れっ子お笑いコンビとなったのだ。
それから数年後、夢であったM1優勝を果たした。
そしてお互いの想いを伝えハッピーエンド…かと思ったら。
2人は新たな夢を見つけていた。
男はハリウッド俳優。女は和菓子職人。
2人はその夢を打ち明けた。
お互いの夢を叶えるのであれば一緒に暮らすことが不可能になる。
ハリウッド俳優になるなら海外へ行かなきゃ行けないし、和菓子を学ぶのなら日本が1番だろう。
だからこそ2人は想いを伝えることを辞めた。
夢を叶えて欲しいし、叶えたいから。
2人は最後に熱いハグを交わし、それぞれの夢への道を歩き始めるのだった。
七星
光の当て方、曲のかけ方、風の方向。
全てにおいて完璧だった。
七星
七星
七星
いや…みれないか
2人は夢を見つけて…叶えるために気持ちを伝えない決心をして…。
私は夢を叶えるために何もしていないのに。
私はこのままでいいのだろうか─────?
あれから、何日経っただろうか。
何日か経って、私は未だHAMAツアーズに話すら聞きに行っていない。
場所わかんないし…。
しょうがない…うん。
でも…本当にこれでいいのかな…
そんなことを考えながら窓の外を眺めていると
先生
七星
完全に油断していた。
声は裏返り、勢いよく立ち上がってしまったせいで後ろの人の机ににすごい衝撃で私の椅子がアタックしたことだろう。
本当にごめん。申し訳ない。
七星
うん、これは
七星
勘である。
先生
七星
クラスの笑いの的になってしまった。
七瀬七星の黒歴史に新たな歴史が刻まれた。
学校が終わり、速やかに家に帰ろうと校門に急いだ。
よっしゃ…!いちばんのり!!
気持ちよく校門を踏み出そうとした時。
???
誰かに手を掴まれた。
不審者かと思い叫び出しそうになったが、本当に怖い時は声って出ないんだよね。
???
???
???
七瀬七星さん。
どうして名前を知っているのか?まずあなた達は何者なのか?
聞きたいことは沢山あったが、逃げられそうにもないので話を聞くしか無かった。
七星
???
???
浜咲楓
浜咲椛
HAMAツアーズ…!?
私…顔出ししてないよね
だからきっと私がShitiseiであることはバレていない。
でも…ならどうして私に声をかける?
浜咲楓
七星
なんで知ってるの?
この人達やばい組織の人なんじゃ…
私の本名も、私がShitiseiなことも。
どうしてこの人たちは知っているんだ。
浜咲椛
浜咲椛
浜咲椛
なんで、どうして、疑問ばかりが私の頭を過ぎる。
でも、この
溢れ出るばかりの好奇心はなんなのだろうか。
あの0区長の話を聞いた時に似てる。この胸の高鳴り。
どうしてだろう。
ここを逃せばもしかしたらもうチャンスは無いかもしれない。
浜咲椛
浜咲楓
この人たちが必死に頼んできてるのもわかる。
こんな人達が悪い人なわけが無い。
私はこの人たちを信じてみることにする。
話だけでも、聞いてみよう。
私の夢のために。
あの男女のように。私も夢を諦めない。
七星
気づけば生徒たちが多くなり、完全に視線を集めていた。
七星
2人は3秒間ほど見つめあったあと
先程までの真剣だった顔からは想像がつかないほどの満面の笑みを浮かべた。
浜咲楓
浜咲椛
浜咲椛
椛さん?は私の手を握り何度も上下に揺さぶった
浜咲椛
そして、私達はその間も視線を集めていた。 いくつかの声も聞こえてきた。
???
???
本当に気にしないで欲しい。さっさと帰ってくれ後輩。
???
違う…。違うよ後輩…!!
???
すっごい見てる…!無言だけどすごい見てる…!!見ないでえ…黒髪の後輩い…!!
???
何…?あの茶髪の後輩すごい目が合う…なぜ!?やめてよ見ないでよおお!!
七星
浜咲楓
浜咲椛
HAMAツアーズに!