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またまた番外連動を作らせて頂きました。 それと、今後の末路についてもここで語られます。
人の心is何処な描写もございますので、お覚悟が出来たら Let's Go。
正気を失ったギャスピオン
奇形な腕を引きずり、虚ろにも正気を失ったまま彷徨うギャスピオン。
彼の目的はただ一つ。 "笑う二つ頭"にそそのかされ、"彼女達"および…
GAME HERO GIRLSを倒し、己がヒーローである事を証明するためだ。
しかし今の彼はヴィランも同然。 正気ではない。
かつてヴィジランテだった者が、ヴィランになってしまった。 狂っている。
これはまだ序の口。この先に待ち受ける痛みは数知れない。
しかし、その目の先に見据えていたのは確かに"彼女達"だった。
正気を失ったギャスピオン
正気を失ったギャスピオン
目に嫉妬の炎が宿った瞬間、獣が如くグルルと唸る。
次の瞬間、悪と成り果てたヴィジランテは暗闇から襲いかかるのだろう。
バドルス
一方。先日から行方が分からぬ主人をバドルスは探していた。
機械の身の為、疲れも知らずに何処に居るのか走り続けている。
しかし、バドルスはギャスピオンが暴走している事を一切知らない。
バドルス
しかし、もう結末は察せる筈だ。
正気を失ったギャスピオン
バドルス
例え、救おうとした者が救われて居なかったとしたら。
ギャスピオンは暴走が止まる代わりに、ある代償を払った。
二度と、この目に光を宿せなくすると。
バドルスも代償を支払うだろう。
どうやっても、ギャスピオンの事を守る事はできなくなる。
二人はこれからも、茨の道を歩む。
英雄にも、誰かのためにもなれずに。