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主
主
主
IT show Time!
ナチス
誰もいない一軒家
行ってらっしゃい、
そんな一言もなく外に出て扉を閉める
先日この街に移住してきた国
小柄な彼には学生服がブカブカだった
袖は折り、裾も折る
黒色のリュックを背負った姿
まるで子供だ
アナウンス
アナウンス
アナウンス
アナウンス
そんなアナウンスが駅内に響く
CH学園の制服を着た学生達が 次々と列車に乗り込む
彼もまた、その中の一人
通勤ラッシュでもあるこの時間帯
満員列車に響く学生達の話し声
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一際目立つ彼等の話し声
多分、上級生
彼等の声を遮るようにイヤホンをつける
イヤホンから流れる音楽を聞きながら CH学園に着くのを待つ
ただ、それだけ
アナウンス
アナウンス
アナウンス
アナウンスを聞き、扉の近くに立つ
腕時計は朝の8:00を指していた
皆急いでいるのだろうか、
扉が開くと同時に走り出す者が多数いた
※駅内だと思ってください()※
階段を駆け昇る者、駆け降りる者
ドンッ
誰かと肩がぶつかり、その衝撃で 視界は地面に向けられた
ナチス
その瞬間、自分が階段から落ちると 確信した
片方外れたイヤホン
片方だけのイヤホンからは 曲が流れ続けていた
??
大怪我を覚悟した瞬間
誰かに助けられた
??
??
??
??
??
彼にに向けられた無数の瞳
黒に黄色に青に赤、緑に紫…
ナチス
小さな声でそう言った
??
ーーーー
主
主
主
主
主
主
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