私の＿＿

葵寧々、寧々葵の左右固定なし 口調迷子 いじめ描写あり なんでも許せる方のみお進みください！

ずっと、嫌われてた。

男の子には「顔」で好かれて、女の子には嫌われて。

お父さんも、別の彼女を作っちゃって、 出て行った。

「また赤根さん？ 本当、男好きだよね～」

「パパは葵とお母さんが一番好きだよ」

茜くんも、寧々ちゃんも…

皆、嘘つき。

＿＿遠くに、行きたいなぁ…

いつからか、そんな風に思うようになっていた。

でも、やっぱり嫌われるのが怖かった。 私は、臆病だ。

＿バカみたい。

私のことなんて大して見てない癖に寄って来る茜くんも、 私のことを親友として見ている寧々ちゃんも。

……いつも薄っぺらい愛想笑いを浮かべてる、私も。

っ…

誰か、助けてよ…！私を、見てよ…っ

言える訳ないじゃない…

貴方だって、私の綺麗なところしか知らない癖に。

いい人ぶって… そんなの自己満足でしょ？

どうせ捨てるんなら、最初から期待なんてさせないでよ…

バシャーンッ

バタン

ギュッ