ぬっしー
みんなところは台風大丈夫?
ぬっしー
ぬっしーの所はねめっちゃ平気だよ〜
ぬっしー
台風綺麗に避けていきやがった
ぬっしー
クソが
青
えと、この資料が、...
青
ここ...?
『今日一緒にご飯食べよ!』
『場所は1階のカフェね!』
桃くんから一方的にされた約束。
青
行くの嫌だな、、
どうしても行きたくない僕は仕事をしてて気づかなかったことにした。
青
(約束の時間まであと10分...)
青
来なかったら諦めるよね...
青
もう...10分経った、?
青
.........
青
(少しだけ罪悪感、、)
青
待ち合わせの場所に居なかったら帰ろう!
青
どうせ、あいつも忘れてるだろうし...
青
いるかな、?
ここはカフェという割には少し小さい。
そのおかげで目的の人物をすぐ見つけることができた。
桃
青〜!
青
桃、くん...
桃
青来てくれないかと思った
青
そんなことしないよ...、
桃
だよな!
桃
あっ、ほら座って!
青
う、うん...
桃
でさぁ
桃
あっ、そういえば
桃
青知ってる?
青
?
桃
ここの施設にアンドロイドが働くっていう噂!
正直、患者までこの噂が広まってるとは思わなかった。
青
知らなかった
桃
アンドロイドってすげぇよな!
桃
機械なのに人間みたいに働くってわけだろ?
桃
すげぇ!!
青
そう?
青
人間みたいに働かせるのは簡単だと思うよ
桃
でも、思い出?記憶?つーの再現するのは難しくねぇか?
青
そんなことはないよ
青
人間の脳の作りって案外簡単だし
桃
へぇ〜
桃
俺でも理解できるように説明してくんね?
青
えっと、
青
電気のスイッチあるでしょ?
青
スイッチがONの時は電気が通るじゃん?
桃
うん
青
で、offの時は電気はつかないでしょ?
青
つまり
青
目を開いてる時は意識がある状態
青
つまり、電気のスイッチがONの時ってこと
青
で、目を閉じている時は意識がない状態
青
まぁ、主に寝てる時かな
青
その状態の時が電気のスイッチがoffの時ってこと
青
ねっ、簡単でしょ?
桃
脳の仕組みは分かったけどどうやったら記憶とか残ってんだ?
青
電気のスイッチがONになると電気が通るじゃん?
青
あんな感じ
桃
ほへー
桃くんは納得したようなしていないような返事をした。
桃
お前さ、楽しそうだな。
青
なにが
桃
いや、人間の体の仕組みのこと話している時楽しそーだなって思って
桃
俺といる時全然笑わないしさ、
青
笑う、?
桃
うん
桃
ほらこうやって
そう言って桃くんは口の端と端を指で持ち上げた。
桃
これが笑う
青
あ、
その表情は僕が桃くんと出会った時にしていた表情だった。
青
それが笑う...
僕は桃くんの真似をして『笑ってみた』
青
こう?
桃
ww
桃
変な顔w
青
くふふw
僕は釣られて笑ってしまった。
桃
なんだ、ちゃんと笑えんじゃん
桃
青は笑顔が似合ってる
ドキッ
青
笑...顔...?
桃
うん
桃
あっ、青仕事あるよな
桃
じゃ、俺はここら辺で__
桃くんが帰ろうとした時だった。
青
待って!!!!
桃
...?
自分でも驚いてしまった。
止めるつもりなんてなかったはずなのに、。
青
明日も、、
青
一緒に話そ、?
桃
もちろん!
そう言って桃くんは去っていってしまった。
続く