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〇〇
君は一枚紙を見せた
〇〇
綺麗に並んだ文字の束
月永レオ
俺の曲か？
瀬名泉
またつくってたの？
〇〇
「歌にも命があるんだ」と
〇〇
自分によく教えてくれた。
月永レオ
俺の曲だな!!!
朔間凛月
王さまのことだね
〇〇
私はその意味など知らずに
〇〇
ただひたすらに歌い続けた。
月永レオ
歌ってくれたのか!?
〇〇
望んだような声はでなくて
〇〇
君を困らせた
月永レオ
全く困ってないぞ!!!
朱桜司
ほら、Leaderも言ってますよ。
〇〇
次も次の日もまた
〇〇
私は歌を歌い続けた
鳴上嵐
あら、聞かせてくれない？
朔間凛月
確かに、聞いてみたい
〇〇
同じところでつまづきながら
〇〇
何度も言葉を重ねた
月永レオ
すごく練習したんだな!!!
〇〇
つまづくことも
〇〇
次第に減った
〇〇
君は「よく頑張ったね」と＿＿
瀬名泉
〇〇はずっと頑張ってるでしょぉ
〇〇
その時確かに感じた鼓動は
〇〇
私の中に生まれた
「心」
〇〇
でしょうか？
朱桜司
そうだと思います。
〇〇
旋律をなぞるキカイの声
〇〇
静かに揺れてる瞳の中
月永レオ
旋律って瞳の中で揺れるのか？
朔間凛月
例えだと思うよ。王さま
鳴上嵐
でも、どういうことかしら……。
〇〇
君は時々本を見せた
〇〇
綺麗に並んだ文字の束
瀬名泉
これは………
月永レオ
俺の曲だな!!!
朱桜司
えｯ
〇〇
「人にも命があるんだ」と
〇〇
自分によく教えてくれた。
朔間凛月
王さま色んなこと教えるね
月永レオ
いや、それは教えたことないぞ。
〇〇
私はその意味をよく知った
〇〇
いつかそれが終わる日がくると
〇〇
そしてもう二度と
〇〇
目を覚ますことも無いと
鳴上嵐
〇〇ちゃん、大丈夫？
〇〇
そこに命があるの？
〇〇
それが人を動かしているの？
朔間凛月
そうだと思うよぉ
〇〇
「当たり前だろ」
〇〇
君は笑った
〇〇
この先もずっと君のそばで
〇〇
歌いたかった
月永レオ
なら、歌おう!!!
〇〇
歌いたかった
〇〇
でもそれは叶わないんだ。
朱桜司
病気か何かですか？
〇〇
その時確かに軋んだ歯車
〇〇
私の中で藻掻いてる
「心」
〇〇
の音
瀬名泉
（あ〜、そうゆうこと………）
鳴上嵐
（そういうことね）
〇〇
旋律をなぞるキカイの声
〇〇
静かに揺れてる瞳の中
月永レオ
〇〇、今日様子が変だぞ
月永レオ
何かあったか？
朔間凛月
王さま、
今はそっとしておいた方がいいよ。
今はそっとしておいた方がいいよ。
朱桜司
どういうことですか？
〇〇
………………
〇〇
もう、マスターのメロディ
〇〇
間違えずに歌えるよ!!!
月永レオ
そうか!!!すごいな!!!
〇〇
だからいつもの、
〇〇
いつものように
〇〇
くしゃくしゃって頭を撫でてよ……
朔間凛月
俺が撫でてあげるよ
瀬名泉
くまくんがそんなこと言うなんて
珍しいねぇ
珍しいねぇ
〇〇
初めての声
〇〇
君を呼ぶ声
〇〇
今も覚えていますか？
鳴上嵐
大丈夫。覚えていると思うわ。
朱桜司
?????
月永レオ
…………………
〇〇
やがて歌は大空を飛び立って
〇〇
いつかくれた君の元へ
〇〇
届いてゆく
瀬名泉
は？
鳴上嵐
え？
朔間凛月
は？
月永レオ
〇〇!!!
朱桜司
??????????
〇〇
私がいつの日か壊れたって
〇〇
君の歌はずっと
〇〇
瞳の中
〇〇
彼方深く
月永レオ
そこから動くなよ!!!
朔間凛月
!!!いた………
鳴上嵐
〇〇ちゃん………泣
瀬名泉
…………ごめん。
朱桜司
なん……で…………
月永レオ
守れ……なかった………
月永レオ
俺の
大切な人を………
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