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ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ。
午前2時30分。 早朝とも言い難いジメッとした深夜、
都内マンションの3階でインターホンが鳴り響く。
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ｶﾞﾁｬｯ
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俺の親友であるいるまは
いきなりそんなことを言い出した。
これは、俺の記憶のあいつとの逃避行の旅の物語______。
※この話はフィクションであり、 ご本人様には一切の関係がございません。 歌詞は入れておりません。 パロディとしてお楽しみください。 【あの 夏 が 飽和 する】
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震えながら泣きそうな顔を俺から逸らす
俺はまだ理解が追いつかない。
だけど
"あいつ"なんて、俺らの中で一人しかいない。
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人殺しと、ダメ人間の
いるまと俺の旅だ_______。
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とんっ
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(ｷﾞｭｯ
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この時、いるまの手の震えは止まっていた。
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その日は夜まではしゃぎまくった。
金を盗んだで二人で逃げたり、その辺を走り回った。
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その日の晩は月がとても綺麗だった。
俺たちの額からは月明かりに輝いた汗が落ちていた。
これは俺たちの逃避行の旅。
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ｷﾞｭｯ)
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ﾐｰﾝﾐｰﾝ
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目の前のいるまはナイフを首に当てていた
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こっちだｯ！こっちから音がしたｯ!!)
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人…死んでる。)
こいつだ…けｯ、警察…ｯ)
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名前は？)
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今回の事件、知ってることあるよね？)
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いるまがどこにもいなかった。
いるまだけが見つけられなかった。
あの日から約4ヶ月。暑い夏が終わった。
テレビやメディアでは「高校生2人、心中事件」や「高校生2人組の盗み、自死、あるいは殺人か」などと取り上げられた。
ここのマンションの3階、あの事件関係者が住んでるらしいよ、)小声)
まじ？怖ぁ、…)
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(なつｯ!!学校行きなさ"いｯ、!!
ドアから聞こえる家族の怒号。
外から聞こえる声、全部全部耳障りだった。
あの時壊さなかったいるまとの写真を見て思う。
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「あの夏が飽和する。~君は何も悪くないよ~」 𝑒𝑛𝑑
ごめん駄作。 でもサムネ頑張ったからいいねかコメントちょうだい
コメント
4件
泣かせるの上手いですよね。 ((いい意味
