次の日
玲王
また手紙…、
玲王
今度はなんだよ
れおくんへ 毎日俺のこと考えてくれるの? とっても嬉しい。
玲王
はぁ?
玲王
ガチ意味わかんねぇし…、
玲王
誰かに相談でもすっか…?
玲王
んー、こういうときは…、
玲王
ごめん今暇?
千切
んー?いや?どした
玲王
ちょっと相談したいことがあってさ
千切
お?なんだなんだ?
玲王
…俺あるファンから手紙が送られてきてて…、
千切
は?!
千切
大丈夫かそれ?!
玲王
…俺と同じご飯食うっつったり…
玲王
考えてくれて嬉しい、とか…
千切
おま、ッそれ住所特定されてんだろ!
玲王
いやそんなはずはないと思うんだよ
千切
けど手紙、家の方に来てるんだろ?
玲王
…けど御影コーポレーションのセキュリティーは安心できるしな
玲王
簡単にはインターネットで情報は抜き取られねぇはずなんだよ
千切
…つーことはストーカーか?
玲王
…けど俺のスマホ、半径20mにはいったら通知来るぜ?
千切
…じゃあ誰だよ…
玲王
…ッあ…?
千切
どうした?
玲王
ッ…もしかして、
玲王
…お前らじゃ、ねぇよな…?
千切
は?
玲王
ッずっとずっとおかしいんだよ!!
玲王
俺の家知ってて、安全にしてるのはお前らしかいねぇんだよ
千切
ッけどそうだったら意味はあんのかよ
玲王
あるだろ
玲王
結局みんな金持ちのボンボンとしかみてねぇんだろ!!
千切
ちげぇよ!!んなわけねぇだろ!!
玲王
ッ…けど、そうじゃなきゃ、
千切
はッ、ちょ、おい玲王!!
玲王
そうじゃなきゃ、
玲王
おかしいだろ…ッ
玲王
俺だって、お前らを疑いたくねぇ…
カサッ…
玲王
ん、?
ーーー い ず み
玲王
い、ず、み…?
玲王
…けど、『より』が書いてねぇ…、
玲王
何かの暗号、?
玲王
…ばあやに調べてもらうか…、