叶歌
こんにちは。叶歌(かか)です!
叶歌
こちらは第二話なのでまだ1話を見ていない方は1話からお読みください。
叶歌
この物語全ては、今後、前回のあらすじはカットして、いきなり本編が始まるのでご注意ください。
叶歌
では、本編スタートします!
お楽しみください!
お楽しみください!
薫は自分の夢を、 追いかけているの?
宇宙飛行士なんて果てしない夢を?
一度も話したことはなかったけど、 なんだか声を掛けたくなった。
キーンコーンカーンコーン
担任教師
はい、まだ終わってない人は、
次の時間にするぞ!
次の時間にするぞ!
担任教師
とりあえず休憩!
ガヤガヤ
薫
・・・・。
楓
あ、の。
薫
え?
楓
薫くん、
薫
なんでしょう?
確か楓さんでしたっけ。
確か楓さんでしたっけ。
楓
ちょっと、聞いてもいいですか?
薫
いいですよ。
きっとさっきの発表のことでしょうか。
きっとさっきの発表のことでしょうか。
楓
え、はい。
薫
あなたもバカにしに来たのですか?
楓
いやいや、そんなことないです!
楓
私はむしろ、羨ましくて。
薫
はい?
楓
私にも夢があったんです。
昔のことなんですけど。
昔のことなんですけど。
薫
はぁ。
楓
だけど、周りからの評価が怖くて。
無理に諦めようとしたんです。
無理に諦めようとしたんです。
薫
うん。
楓
だから薫くんは、夢に向かって真っ直ぐで。
本当に羨ましいなって。
本当に羨ましいなって。
薫
・・・・。
楓
あっ、すいません。
薫
いいえ、僕も楓さんと同じ悩みを持っていました。いや、今でも持っています。
楓
えっ、、!
薫
僕も夢へ向かって真っ直ぐな人に出会って。
それで僕も頑張ろうって思ったんです。
それで僕も頑張ろうって思ったんです。
薫
人間って他におんなじ悩みを持っている人に会うと安心するんですって。
楓
あ、はい。確かに。
薫
ここで声を掛けて頂けたのも何かの縁。
薫
もし良ければ、これからもお互いに励まし合って行きませんか?
楓
えっ!いいんですか!
楓
ぜひお願いします!
薫
こちらこそ、人間誰しも挫けそうなときはありますから。
キーンコーンカーンコーン
私は少しだけ夢を追いかけてみても いいかなって思った。
この後、薫とは連絡先も交換した。
これからお互いに頑張って行こうって いう決意。
その日の放課後
楓
こーと!
琴
あっ、楓!お疲れ〜!
琴
あの発表どうだった?
楓
あー、まぁまぁ普通に終わらせたよ。
楓
琴は?
琴
うん、私も。
楓
だよね〜!
きっと私の表情は嬉々としていたと思う。
私の夢を手助けしてくれる人が出来たから。
薫
楓
あの、お疲れ様です。
これからお願いします。
これからお願いします。
薫
どうも、こちらこそ。
お願いします。
お願いします。
薫
僕から一つ、差し支えがなければ、
教えて頂きたいことがあるのですが。
教えて頂きたいことがあるのですが。
楓
なんでしょう?
薫
楓さんの夢を、、。
楓
あっ。
楓
私は有名ピアニストです。
薫
えっ?ピアノ弾けるんですか?
楓
はい。一応習っています。
薫
すごいですね!憧れます。
楓
ありがとうございます。
楓
ですが宇宙飛行士ってすごいですよね。
薫
いえ、そんなことないです。
薫の夢について聞くと、 何故だか、少し答えがそっけなくなるのは 気のせいだと思っていた。