コロン
コロン
僕が見たかった本ッ…!
コロン
僕が手をのばそうとした瞬間、別の人がその本を手に取った
コロン
そう言った瞬間、
あのッ、、と、優しそうな、でも何処か弱々しい声がした
コロン
サトミ
彼はオドオドした様子でこちらを見た後、
サトミ
彼がそっと差し出してきたのは僕が見たかった本だった。
コロン
僕は疑問だった
彼もこの本を見たかったはずなのになぜ他人の僕に差し出したのか。
不思議で仕方がなかった
それを察したかのように彼が口を開いた
サトミ
サトミ
コロン
取りにくそうにしてたから、?
そんなことで他人の僕を助けてくれたの、、?
コロン
コロン
そう言うと彼は
サトミ
サトミ
コロン
サトミ
コロン
コロン
どうやら僕は彼に
コロン
恋をしてしまッたみたいだ
サトミ
サトミ
俺は図書館の常連で
いつものように図書館に行った
コロン
いつものようにお気に入りのコーナーに向かうと、背の低い男の人が居た。
サトミ
彼は1番上の段の本を取ろうとしていた
だけど彼の身長じゃ取れそうになかッた
俺は人助けのつもりで本を取ろうとした
コロン
俺が本を手に取ると、彼はシュンとしていた
どうやら俺が見たくて本を取ったと勘違いしているようだ
俺は申し訳無くて
サトミ
と、何処か弱々しい声になッてしまッた
コロン
サトミ
振り向いた彼は女だと疑ってしまうような綺麗な顔立ちをしていた
その顔を見て余計に弱々しくなッてしまッた
サトミ
サトミ
しまッた。
急にこんなこと言ったらまるで変質者ではないか
コロン
彼はそう言ったあと不思議そうな顔をしていた
やはり俺がこの本を欲しいと勘違いしているようだ
サトミ
サトミ
そう言うと彼は不意をつかれたかのように
コロン
と、気の抜けた声を出した
コロン
コロン
どうして?そんなの、、
サトミ
サトミ
そう、俺は当たり前の事をしただけだ
サトミ
コロン
彼は何か言いたげに口を開いていたが、多分お礼がしたい、とかだろう。
お礼なんて要らない、それは本当だ。
でも、
サトミ
彼にかッこよく思われたかったのも本当だ
サトコロ
「出会いは必然的に」
❦ℯꫛᎴ❧
コメント
19件
面白かったです!
おもんな。
まッて1000?!1000?!