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加藤 尚太
佐々木 由実
何が起きたか分からなかった
真っ白になった頭に入ってきた言葉を理解するのに時間がかかる
やっと理解した言葉の意味…
でも、嬉しくない…
佐々木 由実
ふと、蓮に告白されたときのことを 思い出す
佐々木 由実
佐々木 由実
佐々木 由実
鈍感すぎる自分に呆れる
やっと気付いた自分の気持ちに 顔がみるみる熱くなる
柚上 蓮斗
佐々木 由実
『ジャリッ…』
気づくと、蓮が私に背を向けている
佐々木 由実
私の言葉を最後まで聞かずに、蓮は 走って行く
加藤 尚太
足が勝手に動いて、気づいたら 走り出していた
蓮の背中はあっという間に 見えなくなって
何処に向かえば良いのかなんて 分からなかった
だけど、ここで足を止めたら 蓮との距離がどんどん離れていく気がして
がむしゃらに走る足を止めるわけには いかなかった
佐々木 由実
男子達
佐々木 由実
男子達
女子達
佐々木 由実
言われて気付いた
走り続けてきたせいで髪はボサボサ
ぶつかって…転んで…
服は汚れて、体はキズだらけだった
男子達
男子達
女子達
いつもなら、こんなの言い返せる…
女子達
女子達
男子達
男子達
だけど今は…
男子達
男子達
男子達
今だけは……
佐々木 由実
柚上 蓮斗
聞き慣れた声に顔を上げると、 蓮が背を向けて立っている
女子達
女子達
男子達
男子達
女子達
女子達
柚上 蓮斗
女子達
男子達
柚上 蓮斗
佐々木 由実
女子達
女子達
女子達
柚上 蓮斗
女子達
柚上 蓮斗
柚上 蓮斗
柚上 蓮斗
佐々木 由実
背中ごしに私へ向けられた言葉に、 胸が熱くなる
どうしようもなく嬉しくて…
こぼれた涙を止めることも 出来なかった
『グイッ…』
蓮に腕を引かれ、私の体が軽々と 持ち上がる
蓮の腕に抱えられて、吐息が触れそうなくらいに顔が近づく
柚上 蓮斗
耳もとで囁かれた言葉が全身に 広がって
恥ずかしいのと嬉しいので 心臓がどうにかなりそうだった
佐々木 由実
人気のないところまで運ばれた私は、 そう言った
柚上 蓮斗
佐々木 由実
改めて見た体は、お世話にも キレイとは言えなかった
柚上 蓮斗
呆れたようなため息の後、蓮は私を 抱えたまま、近くのベンチに腰を降ろした
佐々木 由実
柚上 蓮斗
蓮が私を抱える腕に力を込めて、 体を密着させる
佐々木 由実
柚上 蓮斗
佐々木 由実
柚上 蓮斗
柚上 蓮斗
佐々木 由実
蓮が、静かに頷く
柚上 蓮斗
柚上 蓮斗
柚上 蓮斗
柚上 蓮斗
柚上 蓮斗
佐々木 由実
言いたいことがありすぎて、 何を言えば良いのか分からない
佐々木 由実
佐々木 由実
柚上 蓮斗
頭が真っ白になって、脈略もなく口からこぼれ出た言葉に顔が熱くなる
佐々木 由実
佐々木 由実
佐々木 由実
柚上 蓮斗
私の口が塞がれ、言葉が遮られる
蓮はうつむいているけど、髪から覗く耳が真っ赤に染まっている
私の口に添えられた蓮の手に触ると、 ビクッと震えた
柚上 蓮斗
佐々木 由実
柚上 蓮斗
佐々木 由実
柚上 蓮斗
蓮が私を抱きしめる力が強くなる
佐々木 由実
柚上 蓮斗
佐々木 由実
私の返事を待たずに蓮が唇を重ねる
長いようで短いキスに、頭がとろけそうになる
しばらくして離れていく唇の温もりが名残惜しい…
佐々木 由実
柚上 蓮斗
佐々木 由実
さらに熱くなる顔…
ドクドクと心臓が鳴り響く
柚上 蓮斗
言われて考えても分からない
きっかけなんてなかった気もするし、
無数にある気もする
佐々木 由実
柚上 蓮斗
フッと、蓮が優しく笑う
佐々木 由実
柚上 蓮斗
激しく鳴り響く心臓が、どっちのかなんて分からない
分かるのは、お互いがお互いを好きだってこと
それだけで、十分すぎるほど幸せだ
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ここまで読んでくれてありがとうございました!
マジで今回長いですね💦
初めてなんで、下手なのはすみません💧
本当、後でこれ黒歴史的なものに なるんだろうなぁ…