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誰もいないセカイ

瑞希

ねぇ、みんな気づいてた!?

瑞希

もうすぐ__バレンタインだって!

ああ……そういえば、そんな時期だね

絵名

たしか、ショッピングモールで
バレンタインフェアやってるんだよね。
可愛いのないか見に行こっかな

まふゆ

……それで、バレンタインがどうかしたの?

瑞希

いやいや、どうしたじゃないよ!
バレンタインって言ったらさ、いろいろあるでしょ! 友チョコとか!

レン

友チョコ……?

絵名

あ……えっと、バレンタインっていうのは、大切な人とか、日頃お世話になってる人に贈り物をするイベントなんだ

瑞希

で、友チョコは友達に贈るチョコってこと!

瑞希

ま、とは言っても別にチョコレートじゃなきゃいけないって縛りはないから、想いが込められてるなら何を贈ってもオッケーなんだよ♪

レン

そうなんだ……。 みんなに贈り物をするなんて、素敵な日だね

瑞希

でしょでしょ!? すっごくいいイベントだよね!

瑞希

というわけで、バレンタインにはみんなで盛り上がるために……ボクら4人で、ミク達に贈り物をしようよ!

絵名

え? ミク達に?

瑞希

だって、ミク達にはいつもお世話になってるじゃん? だから感謝の意味を込めて、贈り物をしたいな〜って!

絵名

まあ……たしかにそうかもね

……うん、いいと思う

まふゆ

……………

絵名

まふゆはどうするの?

まふゆ

……何をあげればいいのかわからないけど、探してみる

ミク(25時ナイトコード)

ありがとう……嬉しい

瑞希

やった! じゃあみんな、当日はそれぞれ贈り物持参ってことでよろしくね!

(みんなに贈り物、か……)

(ミク達には喜んでほしいし……それにせっかくなら、瑞希や絵名、まふゆにも何か贈りたいけど……)

(でも、何を贈ればいいんだろう……)

レン

……バレンタイン、楽しみだな

レン

……ぼくも、瑞希ちゃん達みたいに
何かできたらいいんだけど……

……? レン、何か言った?

レン

えっ? あ……! う、ううん。なんでもないよ

そう……?

瑞希

よーし、それじゃみんな、バレンタインの日、楽しみにしててね!

数日後

奏の部屋

(パソコンを弄る)

グゥゥゥ…(お腹が鳴った)

う……お腹減ってきたな……。
さすがに、そろそろ何か食べないと……

カップ麺……どこだっけ……

(……あ。そうだ、今日は望月さんが来る日だった)

(時間は……もうすぐだ。なら、食べないほうがいいな)

(望月さん、ゴミ袋にカップ麺の容器が多いと、本当に少しだけだけど、悲しそうな顔するんだよね……)

……そうだ。今のうちにアップした曲のコメントでも見ようかな。 それなら、あんまりエネルギー使わなさそうだし……

(パソコンを弄る)

(あ__このバナー広告……。バレンタインのだ……)

『大切な人へ、想いを届けるチョコレート』か……

(そういえば……結局このあいだの贈り物のこと、どうするか決めてなかったな……)

(たしか、瑞希は手作りのお菓子を持ってくるって言ってたっけ。 けど、わたしにはそんなのできないし……)

……どうしよう

\ピンポーン/

__あ、望月さんかな。
鍵開けなくちゃ

ガチャッ

穂波

おじゃまします。宵崎さん、今日もよろしくお願いしますね

うん。こちらこそ、よろしく

穂波

お昼ご飯、もう食べてますか?
もしまだなら、今から作り置きの料理と一緒に作りますよ

あ……ありがとう。ちょうどお腹すいてたんだ

穂波

ふふ、わかりました。それじゃあすぐに取り掛かりますね

穂波

お昼用には、煮込みうどんを作りますね。 まだまだ寒い日が続きますから、体があったまるものがいいかなと

ありがとう。楽しみだな

(料理する音)

(望月さん、やっぱり手際いいな……。
動きに迷いがないし、手慣れてるって感じする……)

(いつも作ってくれる料理も美味しいし……やっぱり、料理得意なんだな)

(アップルパイみたいな難しそうなお菓子も作れちゃうし、バレンタイもきっと……)

穂波

__あの

え?

穂波

どうかしました? 何か気になることでも……

あ、ご、ごめん。邪魔だったよね

穂波

いえ、全然大丈夫ですよ

穂波

ただ、いつもならすぐに部屋に戻られるので、何か気になることでもあるのかなって思って……

あ、うん……。たいしたことじゃないんだけど……

でも……そうだね。少し、聞いてもらってもいいかな

穂波

バレンタインに……贈り物?

うん。サークルの子達と、そういう話になって。 それで、何を持ってこうかなって考えてたんだ

手作りのお菓子とかも一瞬考えたんだけど、わたし、そういうのできないし

だけど、いつもみんなには助けられてるから、こういう時くらい、ちゃんとしたお礼をしたいんだ

穂波

なるほど……それで悩んでいたんですね

穂波

ふふ、でも……まさか宵崎さんもだなんて……

え……わたしもって……?

穂波

あ、ごめんなさい。実はついこのあいだ、一歌ちゃんから似たような相談を受けたんです

星乃さんから……。
それって、どんなものを作りたいかってこと?

穂波

はい。アクセサリーとかの小物を作ろうっていうところまでは決めていたようだったので、わたしは、いくつかアイディアを出しただけなんですけど

小物……。そっか、そういうのもあるんだ……

穂波

そうですね。基本的には、感謝を伝える日だと思うので。 心がこもっていれば、贈り物はどんなものでもいいと思いますよ

たしかにそうだね。
……それで望月さんは、何をおすすめしたの?

穂波

わたしからは、いくつか候補を出させてもらったんですが、最終的にはアロマキャンドルを作ることになりました

アロマキャンドル……そういうのも手作りできるんだね。 わたしには、難しそうだけど……

穂波

そんなことないですよ。材料さえあれば、誰でも簡単に作れちゃうんです

穂波

……あ、そうだ。もし宵崎さんさえよければなんですけど……

(奏がなんだろうっていう感じに)

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