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ヤンキーの初恋

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ヤンキーの初恋

1 - ヤンキーの初恋

♥

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2023年07月16日

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どうも主です
今日はないむの日ということで桃水書かせて頂きます!

めっちゃ雑談で、この前のラウンドワンコラボ第1弾の時の話なんですけど

そこである方と遭遇しまして、その方が缶バッチ2つくれたんですよ、わーいってw茜喜んでてwその時にTwitter交換したんですよね?

そしたらww相手の方の名前がwww「ぱとら」って書いてあってwwあれ?見たことあるなって思ったらwwフォロワーさん兼この前のコンテストに参加してくれた方でしたwwまさかこんな形で会うとは思ってなくてびっくりしましたねwwww

もうぱとらさんには自分が茜だと暴露したんですけどwww茜のこと尊敬様って思ってくれてたみたいで( * ॑꒳ ॑* )✨めちゃ嬉しかったです⸜🫶⸝‍

もしかしたら何人かのフォロワーさんとすれ違ってるかもしれませんね⸜🫶⸝‍というか茜もライブに行ってるのでそこで絶対すれ違ってるかとwwよく「誰か写真撮ってくれませんか〜」って言って写真撮って貰ってるのでww

⚠️注意⚠️ BL nmmn ご本人様と一切関係ありません 通報、荒らし、シェア、パクリ等禁止 ぱくってません 地雷さん回れ右 エセ関西弁 誤字脱字🈶 コメント欄でご本人様のお名前を出すのは御遠慮ください

はぁ

雑魚しかいないじゃん

昼下がり、公園で学校をさぼって寝ていたら地元のヤンキーに絡まれ、睡眠の邪魔をされる。基本的に寝起きの機嫌があまりよくないので返り討ちにしてやった

俺だって昼寝したくてしてるわけじゃないんだよ

え、じゃあなんで昼寝してるかって?それは…

あ!ないちゃん!

お、今日は早いね

うん!ないちゃんに会いたくて急いできた!

天使のような笑顔。俺の天使。この天使はほとけっち。幼馴染で俺の初恋相手兼その気持ちは続行中。思いを伝えればヤンキーである俺の被害をどこかで受けるかもしれない。守ってやればいいとも思うけれど、ヤンキーであることさえ伝えていないからこのまま何も知らずに幸せに過ごしてほしいというのが俺の願い

顔どうしたの?殴られたみたいな痕ついてるけど…

あぁ、また学校でヤンキーが喧嘩してて先生が困ってたから止めようとしたら当たっちゃって…wwでも大丈夫だよ!

そうなんだ…じゃあ急いで僕の家行って手当しよ!

そう言って俺の手を引いて歩きだす君。いつも合流した後は彼の家に行く。というか合流地点は彼の家のすぐ近くにある公園にしている

ほんとにヤンキー嫌い!ないちゃん怪我させるし、学校行かないで先生困らせるし、人傷つけるし、周りの人困らせるし!もう色々嫌い!

あはは…

そう、彼はヤンキーが嫌いなのだ。幸い、学校が違うから俺がヤンキーであることはばれていない。けれどやっぱり嫌っているのがこんなに身近にいると知ったら彼は俺をどう思うのだろうか。伝えて嫌われるのはもちろん嫌だが、君の悲しむ姿を見たくなくて言えずにいる。言わない理由は色々あるけれどどれにしろ自分が弱いことには変わりない

ただ君が隣で笑ってくれたら、いや、幸せだったらそれでよかった

遅いな…

今日はいつもより遅い。いつもなら合流してるはずなのに…部活か何かの集まりでもあるのだろうか

ヤンキー

おい‼

うわぁなに

ヤンキー

あんたないこだろ!

何喧嘩?今は買わないでおくよ

ヤンキー

あぁ負けるの怖いんだ

ヤンキー

所詮こんなもんだよな

ヤンキー

ただのいきってるだっせぇ奴なんか弱いに決まってんだろwww

はいはい

もうそろそろほとけっちが来るかもしれない。喧嘩している姿を見られたら困るから、どんな挑発も受け流す。落ち着け俺

ヤンキー

まぁ好きなやつも守れねぇ雑魚だもんなぁwww

は?

ヤンキー

あの女みたいな顔してるやつだろ?いつもここで待ち合わせて相手の家上がってるんだって?www

ヤンキー

だっせぇwwww

ヤンキー

気持ちも伝えれなくて?守れる自信もなくて?喧嘩も勝てねぇんだって?

するとヤンキーのやつらが大声で腹を抱えて笑っている。崩れ落ちて挑発するように笑っているやつも何人かいる。落ち着け、今手を出したら絶対だめだ。言葉を真に受けるな

ヤンキー

でもあんな顔してたら襲いたくなっちまうよなぁ?わかるぜぇ?

あ?

待て

ヤンキー

俺も抱いてみてえなぁ?ww

あ゛?

やめろ

ヤンキー

たらい回しにされて苦しんでる姿とか興奮しそうだもんなぁww

抑えろ

ヤンキー

今度やってみるかwww

我慢しろ

ヤンキー

さんせーいwww

できるかよ

そこからの記憶はない。けれど相手全員の顔が思い出せない。原型がなくなるまで殴ったのだろう。手にその感触が残っている。殴る音の中で聞こえるもだえ苦しむ声。それが耳に残っていた

手…洗わないと…

血まみれになった手を公園の水道で洗い流す。こんな汚い手で、穢れた俺の手で君には触れられない。だから

もう関わるのはやめよう…

最初からこうするべきだったんだ。ほとけっちを守るためにも…

ないちゃん…?

!ほとけっち!おかえり!今日は遅かったね、委員会かなにか?

何でもない

あのさ、ないちゃん、ないちゃんは喧嘩しないよね?

ドクン

な、なんで?

きょ、今日学校にヤンキーがきて、桃色の髪と目のやつを探してるって…

仲間がぼこされたって…

ドクン

特徴がないちゃんだったから…それにさ…

いつも喧嘩止めてるってことは…ある程度ヤンキーと並ぶくらい強いんでしょ…?

っ…

ここに来る前もひどい傷を負ったヤンキーが歩いてたし…公園に行けばないちゃんなんか入念に手洗ってるし…

あと、ずっと思ってたの。ないちゃんの学校って終わる時間もう少し後だよね…?

えぇ?そんなこと…

僕の友達がないちゃんと同じ学校に行ってるの

っ…!

今日帰る時間いつなのか聞いたらないちゃんと合わないんだもん

それでね?ないちゃんの聞いたの。そしたら「学校に来てないヤンキーだ」って言われて

っ…

ないちゃん!そんなことないよね?ねえそうだよね!?

必死に俺に縋り付いてくる。大丈夫って言ってあげられたらどれだけいいか

あぁ

俺が穢れてなかったら

ごめん、今まで嘘ついてた

お友達が正しいよ

そんな…

ずっと僕のこと騙してたんだ!?

僕が馬鹿だからって!?それが幼馴染がすること!?

もうないちゃんなんか…大っ嫌い!!!

君は公園を出て行った

これでよかったんだ…

最初からこうするべきだったんだ…

っ…

自分で決めたことなのに、どうしてこんなに

胸が痛いんだろう…

イム君おはよう

おはよう初兎ちゃん

あれから、ないちゃんの姿を見ていない。あの公園にもいない。街中でも見かけなくなった。大っ嫌いだなんて口をついたあの日からないちゃんは僕の前から消えた。大嫌いと言ったのは僕なのに、君の姿を探している。なんでだろう、ないちゃんに会いたい

はぁ…もやもやするぅ…

あ、イム君、お兄さん来てるで?

へ?

ほとけ、ほら忘れ物

あっ!ありがとう!

気をつけろよ

あ、あのさIfくん!ないちゃんのことなんだけど…

Ifくんは僕のお兄ちゃん。僕は関西弁が恥ずかしくて矯正しちゃったけど、Ifくんは普通に話すから兄弟か疑われることもしばしば。そんなIfくんはないちゃんとも仲良し。だからもしかしてら知っているかもしれない。そんな淡い希望をかけてIfくんに声をかける

ないこ?お前ないこに大嫌いって言ったんやろ?嫌いなやつ追いかけても楽しくないで

そう、だけど…

嫌いじゃ…

あんな?あいつも騙すつもりがあったわけちゃうんよ

わかってる!だから会いたい…でも…

ヤンキーだって隠してたことは許せない…だって僕を騙してたことには変わりないんだし…

なぁ、ないこに会って何するん?

え…?

お前今の会話の中では謝りたいんかなって思ったけど…

「謝りたい」じゃなくて「会いたい」って言ったん。それは何で?

えっと…

たしかに、謝りたいって気持ちがないわけじゃない。それはもちろん。けれどそれよりも会いたいって思った。隣にいないのが寂しいって。この気持ちは何…?

ほとけっちおかえり

wwそうなの?ww

めっちゃうけるww

そっち危ないよ、俺そっち側歩くから

うわ!なんで泣いてるの!?あぁよしよしヾ(・ω・`)

っ…

ヤンキーなんて嫌いだもん…

…ヤンキーが嫌いなのとないこが嫌いなのは関係ないだろ

関係なくなi…

ないこがヤンキーって理由だけで嫌いなら会いたいとは思わんはずやで

会いたいって思うならそれなりの感情があるんちゃうん

それって…

やっぱお前あほやな。わかった、わかりやすくしたるわ。今から俺をないこだと思え

へ?

するとIfくんは僕の顎を軽く持ち上げて視線を合わせる。青く透き通った瞳が僕を見据える

この目は青やなくて桃色だと思わんとあかんよ

あっ

ほとけっち

好きだよ

へぁっ!?

俺と付き合って

そういってないちゃんの顔が近づいてくる。心臓が破裂しそうなほどうるさいのに、それを求めているからやめないでほしいと思ってしまう。唇をきゅっと噛み、目を強くつむる

そんなに強く唇か噛んだらだめだよ?

ん…///

受け入れてくれるの?

うん…僕もないちゃんが好き…

そういうことやで

すると、ないちゃん、否Ifくんが僕から離れる。関西弁に戻った瞬間ないちゃんが消えた

でででででも!///

今好き言うたやん

そうだけど…///

次からどんな顔してないちゃんに会えばいいの///

…心配すんな。お前の行動によってはないこに会うこともう二度とねえから

えっ…どういうこと…

あいつ、ご両親亡くして今一人暮らしだろ?だから田舎のおばあちゃんの家に引っ越したほうがいいのかなとか言ってたんだよ

そんな…

最近見かけないのはそのせいかもな

そんなの…絶対やだ!

僕は教室を飛び出した

ないちゃん!

いつも待ち合わせていた公園。いつも来たら必ず君は先にいてくれていた。そんな君がずっと好きだった。だからこそヤンキーだって知った時は傷ついたんだ。君が好きだったから。でもそんな君の姿はどこにもない

…電話にも出ない…

ヤンキー

おいこら

へっ!?

ヤンキー

なに俺らの縄張り入ってんだよこらぁ!!

縄張り!?そんなんのあるの!?ス〇ラトゥーンじゃないんだし…

で、でも今までここはないちゃんがいつもいたはず!それならここはないちゃんの縄張りでしょ!?

ヤンキー

ないちゃん…?あぁ、あのピンク髪か。あいつはもういないからここは俺たちのなんだよ!

ヤンキー

文句あるかこらぁ!!

そうなんだ…じゃあどこにいるんだろう…お邪魔しました

ヤンキー

おい待てよ

ヤンキー

俺たちの縄張りに無断で入ったんだからなにされてもいいよなぁ?

え?

ヤンキー

歯食いしばれ

っ…!

大きくてごつごつしたこぶしが飛んでくる。抑えられて動けなくて、怖くて目をつむる。しかしそれは僕に届くことはなかった

俺の弟になにするん

Ifくん!

ヤンキー

あ?見ねぇ顔だな

行くぞ

ヤンキー

無視すんなっての!

遅いわ雑魚

するとIfくんがヤンキー一人のパンチを避けて殴り返す。するとそのパンチは相手の鼻に命中して、相手は鼻血を出して気絶した

ヤンキー

お前…!よくも!

先に手出してきたのはそっちや。ほとけ、お前はないこ探して呼んで来い

でもないちゃんは…

諦めるん?

っ…

絶対みつかるから探してこい

うん!

ないちゃん!どこ!?

ないちゃん~!

Ifくん大丈夫かな…てかあんなに喧嘩強かったんだ…

片っ端から思い当たる場所を駆け回る。しかし彼の姿はどこにもない。他に思い当たる場所なんてない。けれど諦めたくなくて、上がっている息をそっちのけで走り出す。この信号の先にある公園はどうだろうか…そう思って信号を渡ろうとすると

キキーッ!

っ…!!

信号無視した車が突っ込んでくる。すると誰かに引っ張られ、歩道に身を投げ出される。しかし、守ってくれたのか、痛みはない。そして、この香水の香り…

危なっ…

ないちゃ…

怪我無さそうだね。じゃあこれで

待って!

僕ないちゃんのこと…

いいよわざわざ言わなくても。嫌われるようなことしたのは俺だから。訂正するようなことしなくていい。ごめんね、傷つけちゃって

違っ…!

俺はほとけっちが幸せだったらそれでいいから

そういうとないちゃんは優しく笑った。僕が大好きな笑顔。そしてそのまま去っていこうとする

行かないでっ!!

そういってないちゃんに抱き着く。するとないちゃんが一瞬ビクッ!と反応した後、僕を振りほどく。前みたいに優しい力ではなく、掴まれた腕が赤くなるほど強い力だった。けれど

嫌っ!

だから!離れて!

絶対やだ!何回でもしがみつくもん!

話を聞いて!

もういいってそういうの!

それにほとけっちを巻き込みたくないから離れて!もう俺のところに来ないで!

巻き込まれてもいい!ないちゃんと一緒にいたい!

僕ないちゃんのこと好きだよ!

っ…!

人に軽々しく好きとか言うなよ!大嫌いだの、好きだの!

俺にとってはほとけっちから好きって言われるのは毒なんだよ!大嫌いの方がいい!

っ…ごめんなさい…でもなんで毒なの!?僕はないちゃんが好きなの!大嫌いは嘘!

っだからぁ!!

イムの好きと俺の好きは違うんだよ!

っ…!あぁそうだよ!

僕は

俺は

あんたに恋してるんだよ!

ふぇっ…!?//

えっ…?今なんて…

ないちゃんに恋してるって…

嘘…

ホントだよ…?僕はないちゃんが好き

ほんと…?ほんとに…?

うん。ないちゃんがいいギュッ

そっか…嬉しいっ…俺も好き…

でも、だからこそほとけっちを傷つけたくない、だから…

なんで?ないちゃんが守ってよ

…でも…

ないちゃんのこと僕信じてるから

っ…本当にいいの?俺で…

ないちゃんじゃないと嫌なの

っ…絶対守る。指1本触れさせない

うん!

チュッ

!?//

今までずっと我慢してたんだよ?w

なっ!///ダメっ!//ちょっとずつにして!//

ヤンキーは嫌い。でも、ないちゃんは好き。だってないちゃんは僕の最強な彼氏だから

おまけ

そうだ!If君が大変なの!ヤンキー相手にしてて…

あぁまろなら大丈夫だよ。まろ喧嘩めっちゃ強いし、多分俺より強い

というか俺が喧嘩教わったのはまろだし

えぇっ!?

ほらあれ

そうしてさっきの公園が見えてきた。If君大丈夫かなと恐る恐る見ると…

-hotoke-達まだかな〜

屍の山!?

あ、おかえり〜

ボコボコにしたねまろ

ん〜?でも全員雑魚やったで?

ヤンキーの屍の上にIf君が座っている。顔には飛び散った返り血、両手は真っ赤に染っている。If君だなんて信じられない。こんな姿見た事なかった

でも俺1人じゃないで?途中であにきが来てくれたんよ

え、あにきが?

こいつらボコしたあともう帰っちゃったんやけど、さっきまで一緒にこいつらボコしてた

あにき喧嘩強いからなぁww

あにき…?

ああ、知り合いなんよ。元々俺もあにきに喧嘩教えてもらったし

でもめっちゃ優しい人だよ〜基本的に喧嘩しないし。今度会いに行こ

意外と隠れヤンキー周りにいるんだ…

それ以来イム君は身内のヤンキーは自分を守ってくれる優しい人たちばかりだと知って、身内の人間だけは好きになれたそうですチャンチャン

この作品はいかがでしたか?

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コメント

6

ユーザー

がちで泣いた((? 最高でしたぁぁ

ユーザー

神作ー!!てか雑談今気がついたぁぁぁぁ!!!wwwww

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