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フレアニ クリアニ

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フレアニ クリアニ

1 - フレアニ クリアニ

♥

211

2022年01月07日

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※人狼J BL フレアニ クリアニ 社会人パロ 年齢・性別 捏造注意 ⚠︎一部過激 最初の方シーン切り替えなし 苦手な方は今のうちに

それでもいい方は1タップ

こういうものを書くのは初めてで… おまけにこのアプリを使うのも初めてです。(笑) 楽しんでいただけたら幸いです。

アーニー目線

午前 6:30

アーニー

…(カーテンの隙間から差し込む光に照らされ、目が覚める)

アーニー

…はぁ(今が朝だと認識すると、小さくため息を吐く)

アーニー

(重い体を起こし、いつものようにリビングに向かう)

アーニー

ふふ、おはよう(窓の外からみゃぁとなく猫にそう声をかけ、棚から猫缶を取り出す)

アーニー

どーぞ(猫缶を器にうつし、ベランダの外に置く)

アーニー

(猫がそれを口にした事を確認し)…よし、俺もご飯食べるかな

アーニー

(袋から取り出した食パンにチョコのクリームを塗り、口にする)

アーニー

(食パンを口にくわえたまま冷蔵庫に手を伸ばし、牛乳のパックを手に取る)

午前 6:50

アーニー

(朝ご飯を済ませ、コップと器をさっと水で洗い 食洗機に入れる)

アーニー

(1度部屋に戻り、いつものスーツを身に纏う)

アーニー

どれにしようかな…(と、タンスに入っているネクタイを楽しそうに眺める)

アーニー

(今日はこれだ。と言わんばかりに紺色のネクタイを手に取り、上に掲げてみる)

アーニー

…アホらし(自分の行動が幼稚で、子供っぽいと思ったのか、そう言ってすぐにネクタイを身につけ、すぐに立ち上がると風呂場の方へ向かう)

アーニー

…よし(洗面台の前に立ち、ネクタイと髪を確認して、玄関に置いておいた鞄を手に取る)

アーニー

行ってきます。(誰に向かって言うわけでもなくそう呟き、玄関のドアに手をかける)

午前 7:30頃

アーニー

よ、ッと、(電車に乗り込み、つり革を掴む)

アーニー

[朝の電車キツイなあ。あ、今日会議あんだ。あれはできてて…]

アーニー

(そんなことを考えている内に、車内アナウンスがかかる)

次は〜、〜です、お出口は………

アーニー

やば、(小さな声でそう呟き、急いで扉の近くに寄る)

アーニー

(電車が止まるとすぐに扉から出て、人混みの流れに沿って改札へ向かう)

午前 8:20頃

アーニー

(会社の入口を抜け)おはようございます(作りなれた笑顔で、すれ違う人に挨拶をする)

アーニー

(朝の朝礼やらなんやらを済ませ、自分の席につきすぐに作業に取り掛かる)

アーニー

(黙々と作業を続けていると、少し経った辺りでなにかに気付く)あれ、?

アーニー

[会議に使うデータがない…?なんでだ?…ま、バックアップ取っといて良かったな]

アーニー

…………

アーニー

ない、(思わず声が出る)

アーニー

[なんで、ここに入れておいたのに。てかそもそもなんで会議のデータが……?]

アーニー

(後ろの席からくすくすと笑う声がする)

アーニー

[…!](それに気付いてしまえば理解するのは簡単なことだった)

先輩

あんま調子乗んなよ。チビの新人くーん?

アーニー

…!!!!(後ろからそう耳打ちされる。怒る訳にも、証拠もない 何もない。)[どうしよう、今から資料なんて作れっこない、間に合わない…!]

アーニー

(どうしようかと、頭を悩ませていると横から誰かに声をかけられた)

フレディ

…アーニー君。これ、君のかな

アーニー

えッ、ぅ、(突然聞こえた声と、差し出されたものに驚く)

アーニー

!!はい、私のです。ありがとうございます(不安から解放された嬉しさと、安心で思わず肩の力が抜ける。なんで貴方が、という疑問は今は聞くべきではないだろう)

フレディ

…今朝、そこのゴミ箱に入ってたんだ。よく出来た資料だったからね、思わず手に取ってしまってね。次からはなくさないようにね。

アーニー

はい!すみません。(そう言うとフレディさんは俺の元から離れていった)

アーニー

(後ろから舌打ちが聞こえたような気がしたが、今はそんなのどうでもいい。さあ、会議だ。)

会議終了後…… 午後 12:30頃

アーニー

(よし、手応えはあった。きっと大丈夫だ。後は……)

アーニー

!フレディさん…!(1人で歩いていたその人を見つけると、後ろから声をかける)

フレディ

!アーニー君?どうしたんだい。

アーニー

は、え、と、はぁ、……(ここまで走ってきたせいか、呼吸が乱れる)[運動不足だなこれは…](ふぅ、と息をつき呼吸を整える)

アーニー

今日は本当にありがとうございました!(そう言ってお辞儀をする)

フレディ

あぁ、なんだ、そのことか。いいんですよ。たまたま見かけただけですから。

アーニー

本当に助かったんです。…それで、良ければ昼食一緒に食べませんか?お礼に奢らしてください…!

フレディ

私なんかでいいんですか…?なら、お言葉に甘えましょうか。

アーニー

!ありがとうございます…!(もう一度一礼して、相手に尋ねる)
フレディさんは何か好きなお店とかありますか?なければオススメの所へ。

フレディ

…特には。アーニー君のオススメでお願いしようかな。

アーニー

…?(少し間が空いた気がするが…気のせいだろうか)
はい、分かりました。なら近くにできた新しいお店に行きましょう。

アーニー

(そう言って、2人でお店に向かう。評判通りそこの料理はとても美味しかった。フレディさんと他愛もない会話をしつつ、そろそろ昼休憩も終わりか…と、2人で会社に戻る。)

午後 7:00頃

アーニー

…ふぅ(作業が終わりひと息つく。)
[定時上がりとはいかなかったけど、今日は結構早くできた気がするな]
(帰ろうと周りを見渡した時、フレディさんも同じタイミングで立ち上がった事に気付く)

アーニー

(会社の出口から出て、少し待つ)

アーニー

あ、フレディさん(出てきた事に気付き、声をかけてみる)

フレディ

…おっと、アーニー君。今日はよく会うね。誰か待ってるのかい?

アーニー

いえ、フレディさんを待ってて。

フレディ

私を?何故?

アーニー

今日の事、たまたま見かけたって。見てたんですか?(まだあの先輩とは決まっていないと、名前を出さずに聞いてみる。)

フレディ

あぁ。まあ、出社は早い方だからね。それに、影、薄いし。

アーニー

そ、そんなこと…[実際そうだけど。]

フレディ

…まあ、聞きたいのはそれだけかい?

アーニー

あ、えと、それで、感謝してもしきれない訳で。これから1杯どうかなと思いまして。(2度も誘うとしつこいかな、と思い、少し言葉を詰まらせる)

フレディ

いいのに。律儀だね君は。
……じゃあ、今から私が行くところに着いてくるかい?君が知らないところだろうから、無理にとは言わないよ

アーニー

!勿論、着いていきます。(安堵したように笑みを零して)

フレディ

…そうかい。…アーニー君、1つ、約束してくれるかい。

アーニー

?は、はい?

フレディ

今から行く場所のこと、他の人に言ってはいけないよ。分かったね。

アーニー

わ、わかりました(相手の声色が少し暗くなった事に気付き、ちょっとの不安を感じる)

アーニー

[まあ、フレディさんの事だから、とってもいい居酒屋とかで、他の人に知られたくない…とか、なのかな]

………

フレディ

…本当に引き返さなくて大丈夫かい。

アーニー

…ええ、ここについていくのがお礼になるなら。

アーニー

(そう答えると、フレディさんが扉を押す)

アーニー

(いらっしゃい と、声がする。)

フレディ

1人、初めての子を連れてきたんだけど。大丈夫かな?

アーニー

[俺の事…?](大丈夫、大歓迎だよ。そんな声がした。)

フレディ

ほら、アーニー君。おいで

アーニー

え、うわぁっ(急に手を引かれ、思わず声が漏れる。)

アーニー

…こんばんは…?

??

やだ〜可愛い子じゃない!

???

小さ、て、めちゃ顔整ってね…?
フレディよぉ、こんな可愛い子どっから連れてきたんだ?

???

初めまして。君いくつ?

アーニー

え、え、?(思ってもいなかった光景に頭の整理が出来ない。)[ここは?てかなんだ、さっきから可愛いだの。]

フレディ

こら、困惑してるだろ。…アーニー君、ゲイバーって知ってる?

アーニー

ゲイバー…?聞いたことは…ありますけど…(言葉を詰まらせながらそう答える)

フレディ

ここだよ、俺のオススメ。

アーニー

そ、そうなんですね。

アーニー

(頭の整理が追いつかない)[つまり、フレディさんは同性愛者って事か?てか俺って…]

??

とりあえず飲みましょ〜?

フレディ

あぁ、そうだな。アーニー君、お酒は飲める?

アーニー

え、はぁ、(混乱していて、そんな適当な返事になる)

フレディ

…そう。

??

どうぞ〜

アーニー

あ、ありがとうございます。(とりあえずお礼を言い、飲んでみる)

アーニー

ん、美味しい…

フレディ

な、美味しいよな。ここの酒

??

良かった〜!

???

な、な、折角だから例のアレ。やらね?

??

ああ!アレね!いいじゃない。

フレディ

…待て、あんたら何する気で

??

ドキドキ、ロシアンルーレット。in媚薬〜!

フレディ

ちょ、ばか

???

いいじゃんいいじゃん。人すくねえし。

フレディ

はー、分かった分かった

アーニー

[媚薬ってなんだ…??]

??

ルールは簡単。この中の1つは媚薬入りお酒。その他は普通のよ。どれか好きなのを選んで頂戴ね!
媚薬入りを引いた人は…どうなるかしらね

アーニー

[とりあえず…選べばいいのか…?](流れに合わせてグラスを手に取る)

皆がそれぞれグラスを選ぶ

??

じゃあ行くわよ〜ぐい!

アーニー

ごく(グラスの中身を一気に飲み干す)ぷはっ、(少し味が違う気がしたが、気のせいだろう)

フレディ

数分後

??

そうね〜それならぁ〜

???

あー、やっぱり?

アーニー

………(頭がふわふわしている。よく分からない。体も熱い。なんでだ。こんなの…知らない。)

フレディ

…アーニー君、大丈夫か(肩ポン)

アーニー

ッッんぅ…!?(ビクン と体が跳ねる)
えぅ、あ、え……(自分から発せられた知らない声と、訳が分からないほど敏感になっている体に困惑する)

アーニー

[なんだ、これ…ふわふわして…思考が…まとまらな…]

フレディ

!!

アーニー

(ぼーっとしていると、誰かにおんぶされる)

??

…あら、もう帰るの

フレディ

まぁ…また。今日もありがとう。お代、これ

フレディ目線

フレディ

(そう言って店の扉を閉める)

アーニー

フレディ、さん、?

フレディ

(背中から甘い声が聞こえる。)

フレディ

…ごめんな、アーニー。

フレディ

[手を出す訳にも行かないし、このままタクシー…いや、俺の家で寝かせるか?]

フレディ

(そんなことを考えていると、背中の方からまた、声がする)

アーニー

あつくて…ぅ、おか、し…

フレディ

(泣いている。きっと俺に助けを求めている。そんなこと、すぐに分かった)[どうするべきだ…どうすれば…アーニーを…]

アーニー

うぁ、こわいよぉ、あついのやだぁ
へん、変なの、たすけて、おねがい…やだよぉ…

フレディ

…!!!![俺があんなとこ、連れてかなければ…なんて、今考えても無駄か。とりあえずアーニーを助けなきゃな]

フレディ

(最寄りのホテルに向かう。助けるためだと自分に言い聞かせる。自分が犯したいだけという事実を隠すように。)

フレディ

(背負っていた子をベットに降ろす)

アーニー

ひぁッ

フレディ

……助けてやるから。じっとしてて、な?

アーニー

…?

フレディ

(理解していないであろう相手を無視して、服を脱がしはじめる)

フレディ

…下、キツそうだね。

アーニー

?、?ひゃ、やら、やッ、

フレディ

(困惑している相手をまた無視しては、ソレをいじる)

アーニー

ッ!?あッッ、やッ、ひぅぅ、

フレディ

(ぽろぽろと涙を流し、びくびくとはねる相手を眺めながら、ゆっくりといじり続ける)

フレディ

[…可愛いな…泣き顔。興奮する。]

フレディ

(この辺りから、きっと理性とかそんなものは失われていたのだろう。最低な事も考えながら、焦らすようにずっとソレをいじる)

アーニー

ふぇッ、ンッ、ンッ……

アーニー

あ、あ、あっ

フレディ

(ソレの根元をぎゅっとしめてみる)

アーニー

ッん゛!!

フレディ

(相手は大きくはねると、物足りなそうな目でこちらをちらっと見る)

アーニー

…ふ、ふっ、ふぁ

フレディ

はは、かーわい

フレディ

ね、アーニー。もっと、もっといじられたい?ねえねえ。

フレディ

(ソレの先端部分いじりながら、からかうようにそう尋ねる)

アーニー

ひっ、んんっ、、んッ、…も、もッ、と、してッ、え……

フレディ

…素直でいい子だね?(薬が入っているとはいえ、意外な返事に少し驚く)

アーニー

ふへッ(へらぁ)

フレディ

…あーでも、我慢出来たらもっといい子だね。

アーニー

フレディ

(そう言って、ピンク色の出っ張りを舐めてみる)

アーニー

ひぁッッ//

フレディ

(相手の腰が反れる)

フレディ

…上でも感じられんだ。すごいねアーニー

フレディ

(相手がピクピクと震えだしたら手や舌を動かすのをやめたり、根元をしめたりしながら、上を舐めたり、下をいじったりをひたすら繰り返す。)

20分後

アーニー

あ゛ッ、あぁッ…んっ!!ん゛ッ!//

アーニー

も、ぅ、ひゃら、や、いかせ、

フレディ

(ぬるぬるになったソレと、アーニーの体をやさしく撫でる)

フレディ

そろそろ、かな?

フレディ

(急にソレをいじる速度を速くする)

アーニー

ふ、ぇ!!?あっあっあっ、だ、いっちゃ、あッ、あッ♡

フレディ

(小刻みに腰が揺れている。俺の指にソレを抜き入れしているらしい。)

フレディ

我慢できていい子だったね。

フレディ

(そう言って ピッッ と、相手のソレと上を擦る)

アーニー

あ゛ッッッ っ、ひぁぁぁあッ///

フレディ

(びゅくびゅく と、白いものが溢れ出る。)

アーニー

ッ、うッ、あッ、

フレディ

(相手の体はまだびくびくしている。全身ぬるぬるで、いつも見ている顔からはまるで想像がつかないほどか弱く、情けない顔をしている。)

フレディ

[……!やりすぎた。まず…]

アーニー

すぅ…

フレディ

(寝付いたのを確認し、とりあえず片付けを始める)

フレディ

…おやすみ。アーニー君。

次の日 午前 6:00

アーニー目線

アーニー

ん…(目が覚める)

アーニー

(いつもと同じ朝じゃないことはすぐに気がついた。)

アーニー

[ここは?なんで隣にフレディさんが…?見た感じ…ホテル、か?]

アーニー

(寝起きの頭で今の状況を自分なりに整理しようとする。)

アーニー

[確か、フレディさんについていって、ゲイバーに入って、それで、お酒飲んで……?]

アーニー

(夜中の記憶が鮮明に蘇る。されたことも、体がおかしくなったことも、自分が、どんなに情けない姿だったかも、全て。全てが頭に流れてくる)

アーニー

ッ…!!!![なんで、あんなこと、そもそも俺の体はどうしてあんなに…]

アーニー

(思い出すと同時に頬が熱くなるのを感じる。)

フレディ

ん…おはよう、どしたの。顔真っ赤っか。

アーニー

!!!

アーニー

誰のせいでッ…!!!(あんなとこを見られた恥ずかしさと昨日の恐怖が一緒に押し寄せる)

フレディ

なに、怒ってるの、助けたのに。

アーニー

…知ってたんですか、あの薬がどんなもので、どんな効果があるか、俺がどんな風になるか。

フレディ

いや、うーん、

アーニー

(言葉を濁らせる相手をじっと見つめる)

フレディ

…そうだね、媚薬がどんなものなのかは知っていたけど、君も知ってるかなって。

アーニー

なんだ…それ。

アーニー

…俺が、俺が、どれだけ怖かったか分かりますか…??

フレディ

え、?

アーニー

頭がふわふわして、体も、声も全部、自分のものじゃないみたいで、熱くて、怖くて、なのにッ……(この後は言わなくても察しろと言うように言葉を止める。)

アーニー

全部初めてで…すごく怖かった…(目から涙があふれる。この涙が怒りなのか、悲しみなのか、羞恥なのか、分からない。)

アーニー

あんたは、何も教えずにあんなもの飲ませて、目的はコレですか?

フレディ

!違う、違うよアーニー

アーニー

何が違うって?人の感謝も敬意もあんな風に扱って、最低ッ…(勢いに任せて、そんな酷い言葉を吐く)

フレディ

ッ、は、……

アーニー

(硬直しているのだろうか、相手から声が聞こえなくなった。少し顔をあげて相手の方を見てみる。)

フレディ

………

アーニー

…!!(その顔は、とても悲しそうで、驚いているような、呆れているような、なんとも言い難い表情だった。)

アーニー

ッ、、俺、仕事があるので、失礼します。

アーニー

(それだけ告げて服を着、鞄を手に取ってドアから外へ出る)

午前 7:30分頃

アーニー

(あれからとりあえず家に戻り、急いで準備した。幸いあのホテルから自宅はあまり遠くなく助かった。)

アーニー

(電車に乗り込み、今度は扉に近いところにあらかじめ立っておく。)

アーニー

[…今日会社でどう顔合わせればいいんだ…]

アーニー

[てか昨日何時に寝たんだ…?…時計見てなかったな、やば、眠……]

アーニー

ん……(眠気と格闘しながら色んな事を考える。)

午前 7:45分頃

アーニー

う……(どうやら少し寝てしまっていたらしい。腰の辺りに違和感を感じ目を覚ます。)

アーニー

…?[触られてる…?]

アーニー

(ちらっと腰の辺りを見ると、自分ではない誰かの手が見える。)

アーニー

[いや、いやいやいや…俺男だぞ…?痴漢…?考えすぎか?]

アーニー

(何が何だか分からず困惑していると、いつの間にか手が服の中に入っていた)

アーニー

…!!![抵抗、しなきゃ、]

アーニー

(頭ではそう分かっていても、恐怖と、男の自分が痴漢に遭っているという恥ずかしさで声が出ない。)

アーニー

(冷たい手が直接横腹の辺りをするりとなぞる。)

アーニー

うッ、…(思わずびくりと肩が上がり、声が漏れる。)

アーニー

[!なんで、あの薬は飲んでないのに、声が…しかも腰触られただけでこんな…やだ…怖い…]

アーニー

(「バレたくなきゃ抵抗するな。」と、ドスの効いた低い声が耳元で聞こえた。手が、ズボンの中に入ろうとする。)

アーニー

[あ…やだ、やだ、たすけて…]

アーニー

(声が出ない。恐怖で涙がこぼれそうな目をぎゅっと瞑る)

アーニー

(その時、手がずるっと服の中から抜ける。)

アーニー

アーニー

(目を開けると同時に声が聞こえた。)

ああ、すみません。この電車揺れるねえ?

アーニー

(その人がそう言った時、チッっと舌打ちをして、その痴漢男は次の駅で降りていった。)

アーニー

[助けて、くれた?]

アーニー

あ、の、(小さな声でそう話しかける)

ん?

アーニー

あ、ありがとう、ございます…

アーニー

(まだ恐怖が残っているようで、少し声が震える。)

あー、良かった。

アーニー

え、何が…?

アーニー

(そう問うと、その人がジェスチャーで「スマホ出して」と伝えてくる。)

アーニー

は、はい?(スマホを取り出しロックを解除すると、スっとスマホを取られる)

アーニー

あ、ちょ、

アーニー

(そう慌てるも、満員電車の中という動きにくさと身長のなさでスマホが取り返せない。)

はい。

アーニー

(スマホが返却される。画面を見ると、メッセージが1つ届いていた。)

アーニー

[クリス…?この人の名前か…?]

クリス

君さ、途中声とか出すもんだから喜んでるのかと思ったよ

アーニー

は?

クリス

…まあ、違ったみたいで良かった

クリス

君が良ければだけどさ

アーニー

?はい?

クリス

目的の駅に着くまで俺の近くいない?ああいう目、もう遭いたくないでしょ。大丈夫ならいいけど

アーニー

逆にいいんですか!?

クリス

笑 いいよ、またぶつかる方が面倒だし笑

アーニー

お願いします笑

アーニー

………

アーニー

[お願いします、とは言ったものの]

アーニー

(ちらっと上を見上げる。)

クリス

ん?

アーニー

(前に立っている相手と目が合う。)

アーニー

あぅ、や、なんでも、

アーニー

(その視線から逃げるようにバッっと目を逸らした。少し頬が熱くなる。)

アーニー

[流石に、近いというか、恥ずかしいというか、]

アーニー

(扉を背にもたれかかっている状態の俺に、その頭の上に腕を置き、その腕に頭をつけて俺に覆いかぶさっている状態のクリス。慣れない距離感に少し困惑する。)

アーニー

(そんな俺の様子を面白がるようにクリスはふっと笑う。)

アーニー

な、!からかうつもりならやめてください。(また頬を赤らめ、小さな声でそう言う)

クリス

はは、可愛いな。

アーニー

(またふっと笑うクリスに釣られて少し口角が上がる。)

アーニー

か、かわいいはやめてくださいよ…

クリス

えぇ?ほんとなのに。…眠いんなら寝ていいからな。

アーニー

!…お言葉に甘えて。

アーニー

(この人は大丈夫だ と、目をそっと閉じる。)

クリス目線

アーニー

スー………

クリス

…[はっ、どんだけ無防備なんだこいつ 寝顔も…可愛いな。痴漢するやつの気持ちが分かるわ。]

クリス

小さ…(ボソッとそう呟き、アーニーの頭をわしゃっと撫でてみる。)

アーニー

うぅ……?

クリス

あ[やば、つい。起こしちまったな…]

アーニー

ん…?

クリス

ごめん、おはよう。(そう挨拶すると、アーニーは眠そうな目をこする)

アーニー

おはよう…?

クリス

ふは(まだ寝ぼけているのか語尾に疑問符がついている。それが少しおかしく思わず笑う。)

アーニー

なあにまた笑ってるんですか。

クリス

ああ、ごめんごめん。(完全に目が覚めたようで、少し頬を膨らませながらそう言う相手を見てまた頬が緩む。)

アーニー

あ、そういえば…

クリス

ん?何か?(何が言いたげにする相手を見てそう尋ねる。)

クリス

(思いついたようにスマホを取りだしメッセージを打ち出す相手を見てまた微笑し、スマホを手に取る)

アーニー

アーニー

クリスさんっていくつですか?

クリス

25、そっちは?

アーニー

23です、意外と近かったですね笑

クリス

あ、そうなの。もっと若いかと

アーニー

それ褒めてます?笑

クリス

褒めてるよ笑 あ、呼び方アーニーでいい?

アーニー

いいですよ。俺もクリスって呼びますね。

アーニー

あ、駅、次です

クリス

次か、了解。

アーニー

ありがとうございました!助かりました。

クリス

なら良かった。次からもしされたら助け求めなよ、それかこの電車の時間なら大抵俺いるから。

アーニー

優しいんですね、頼らせてもらいます笑

クリス

はい笑 じゃ、仕事頑張って

クリス

(車内アナウンスが流れ、扉が開く)

クリス

(あの子は人混みに流されながらも振り返って手を振ってくれた。)

クリス

[頑張れ…](と、心の中で応援していると、すぐにあの子は見えなくなっていた。)

完全自己満なのでこの辺りで… 私の気分と、好評なら続き出そうかなと思います。

ご拝読ありがとうございました!

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