そばにいたい

私が着くと入口で落ち合い 中まで案内してくれた

テーブルをはさんで座った

無馬さんはこの街にきてすぐの頃 声をかけてくれた人の1人。

お花屋さんをしている時 こわめの集団から〝なしま＂という ワードが聞こえたことがあった

私は決断するまでの経緯を話した

誘拐され、人質になったこと。 私のせいで人が傷ついたこと。 大切な人に人を傷つけさせたこと。

この街に来た目的は両親を探すためだったが

両親を失って 失う前までの記憶がないこと 両親を失ったという事実はわかること

記憶の中で両親と繋がりのある街は この街だけ だから、この街で生きていたいこと

この街の記憶の始まりは病院だった

目を覚ますと 【両親がなくなり その経緯はわからない】 という記憶のみがあった

名前も年齢もどこの街で生まれたかも なにも覚えてなかった

病院をでてフラフラと歩いていると 無馬かなという男にに出会った

そこで ルカという名前を教えてもらった よく考えるとつけられたのかもしれない それも無馬さんしかわからない

なにか含んだような笑みで選択肢を提示された

赤と青の薬を渡される

視界がぼやけてくる

そのまま意識を失った

Reported by Number 6 ナンバー6から報告

Found the target 対象を発見

carry out the mission 任務を遂行する

ふわふわのベッドの上にいる 頭が割れそうに痛い

辺りを見回すと 片目眼帯の男が壁によりかかり こちらを見ている

Can't confirm safety 安全を確認できない

キッと男を睨みつけたまま 上体を起こし立ち上がる

1秒以内に背後に回れれば勝算はある 3メートルならすぐだ

ぐっと足に力を入れると男が口をひらく

そう言って、金属製の物を投げてきた

オドレ=ルカリア o/6.27 FAIRY.v no.6

某国の軍事組織FAIRY 孤児を集め 諜報、暗殺、戦争のノウハウを 教育し国の為に生かされる

3つの部隊で構成され 私はその中の一つvenusに所属していた

venusは体術、銃器、ヘリに特化し 任務を遂行する 数十名の構成員の中で 特に優れたものに 1～9の番号がふられている

私はナンバー6と呼ばれ 単独任務を任されていた

頭が痛い。

何かを思い出せそうで思い出せない。

ARCANA

無馬さんの組織…

武器事業 FEMME FATALE 傭兵業 ACADEMY 麻薬事業 DEP

私に与えられたのは 武器と傭兵、そして無馬さんの護衛

スマホや無線、武器など 必要なものは全て準備してくれた

一般人として生きるために 買い物の仕方など細かい街での生き方

覚えることはたくさんあった 無馬さんは数日かけて教えてくれた

「ルカ」はこの街にきて数ヶ月らしい

それなりの人間関係を築き 一般的な仕事もしていたらしい

堕とされてから ずっと監視しててくれたらしい

自転車で誰か来る

薬は飲みたくない。 この街の薬はどうだかわからないけど ないとダメな体にしたくない。

FAIRY の時のお面 いっぱい血を吸ってきた またこれをつけてやる日がくるなんて

赤いタイトな戦闘服に身を包む

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記憶がかき乱される

赤いスーツに身を寄せた自分がチラつく