はるちゃん
はるちゃん
はるちゃん
はるちゃん
はるちゃん
はるちゃん
はるちゃん
はるちゃん
はるちゃん
武道
今日は転校生を紹介する. そう言った先生の言葉に耳を傾けつつ、 俺は一番後ろの窓側の席で、 1人うとうとしていた。
武道
転校生は一体どんな子なんだろう.そう思い, 前を見る. そこには,目を疑うような美人さんがいた。 白百合色のロングの髪に エメラルドグリーンのくっきりした瞳 スレンダーな体型には、 綺麗な足が似合っていた。 その子は,男子用の制服を見に纏っていた.
武道
俺は,一目惚れをした. 彼女が一体どんな性格なのか、声なのか気になった俺は彼女に気を取られた.
ところが、その声は思ったよりも力強く けれど、温かく、優しく、 透き通った声だった
春千夜
なんとまぁびっくり。 男の子だった. 俺が一目惚れした人は, 男の子。 だけど,男とわかった今でも,胸が高鳴る。 人は見かけによらないね。
と、いうことだ。それじゃあ三途、一番後ろの席に座ってくれるか?
武道
仲良くなれる絶好のチャンス。 三途君はこっちに歩いてきて,俺の方をチラッと見た
武道
春千夜
三途君は何も言わずに、 俺の隣に座った. 無愛想な子なんだな…
武道
ここ最近、 みんなが冷たい。 仲が良かったクラスメイトも、 揃って俺を無視する. 俺が何かしたのか、 心当たりはないから、改善しようがないけど
春千夜
蘭
春千夜
蘭
竜胆
春千夜
蘭
春千夜
竜胆
蘭
武道
俺は無視されてしまったけど, 早速蘭君と竜胆君がお友達になってくれたみたい. あの2人は根は優しいし、いい人だから良かった!
春千夜
その後も三途君は俺の方をチラッと見たりしたが、 俺に話しかけることはなかった
休み時間は沢山の人に囲まれ、 三途君は少しめんどくさそうにしながらも、対応していた. その中でも一番楽しそうに喋っていたのは,マイキー君だった
武道
心の中でそう思いながら、俺は 机に突っ伏し,時間を潰した
春千夜
武道
暗くなった教室、三途君は1人、 黙々と英語を解いていた。 その頃俺は, ベランダで花を見ていた
春千夜
マイキー
春千夜
春千夜
春千夜
マイキー
春千夜
マイキー
春千夜
マイキー
春千夜
マイキー
春千夜
三途君は、俺がベランダにいるのを気づいていないのだろうか? 本人がいるのにコソコソと喋られると、 少し寂しいなぁ…
マイキー
春千夜
マイキー
マイキー
マイキー
武道
亡くなってる?マイキー君は、 何を言っているのか。わからない。 三途君の隣の席は、間違いなく俺の席だ
春千夜
マイキー
春千夜
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
春千夜
マイキー
マイキー
マイキー
春千夜
武道
マイキー
マイキー
マイキー
春千夜
マイキー
マイキー
春千夜
マイキー
マイキー
武道
そっか。俺、 死んでるんだ. もう。 道理で一年前の記憶がないわけだ. そして、みんな揃って無視していたんじゃない. 俺が… 「見えない」 んだ。
春千夜
マイキー
春千夜
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
春千夜
マイキー
マイキー
春千夜
マイキー
春千夜
マイキー
春千夜
マイキー君が去り、 三途君はその背中をいつまでも見つめていた.
武道
この声は,もうみんなに届かない。 こんなことならさっさと成仏したいのに。
武道
武道
武道
夏にしては冷たい風が、 俺の頬を優しく撫でて, 涙を乾かした
春千夜
武道
春千夜
武道
三途君は俺の名を読んだ。 俺は驚いて彼の方を見ると、 紛れもない、エメラルドグリーンの瞳が 俺を捕らえていた
武道
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
武道
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
武道
春千夜
武道
武道
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
乱暴で、口が悪くて,意地っ張りだけどやっぱり思った通りいい人だった.
俺は三途君の後ろを歩き,ついていった
武道
春千夜
春千夜
ふと見せる笑顔が,とても眩しかった. 近くでよく見ると,ぱっちりした目に長いまつ毛が綺麗。
武道
春千夜
春千夜
春千夜
そう言って、三途君は俺の方を向いた
春千夜
武道
それから三途君は 結構長い時間お経?を唱えてた.
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
武道
春千夜
武道
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
やりたいこと, 沢山あるはずだったのに, 一年たった今では、 何も考えられない
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
ベッドの上に投げられたポテチを開けようと袋に触ると, 自分の手がポテチをすり抜けた
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
三途君はポテチの袋を開け, 一つ取り出した
春千夜
武道
ポテチを齧ろうとすると, ポテチの量は変わらないのに, 俺の口の中にはコンソメの味が広がった
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
武道
その日から俺の成仏生活がはじまった。
春千夜
武道
蘭
春千夜
竜胆
春千夜
武道
春千夜
一緒に勉強したり
春千夜
武道
春千夜
春千夜
武道
一緒にご飯を食べたり
マイキー
竜胆
春千夜
春千夜
武道
春千夜
蘭
蘭
マイキー
竜胆
春千夜
蘭
春千夜
武道
春千夜
部活をしたり。 毎日が楽しくて,充実しているのに、なぜか,俺は成仏できなかった
ある日の,ことだった
A
B
A
A
B
武道
A
B
A
B
武道
俺は,何故か心がズキズキと痛んだ。
武道
俺は,屋上に行った.
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
武道
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
春千夜
春千夜
武道
春千夜
下を向きながら,必死に武道に訴えてた. そして,あいつのキラキラした目を見つめようと,上を見上げると, タ 武道の体は,淡く光,どんどん薄くなっていった
武道
武道
春千夜
武道
武道
春千夜
武道
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
武道
武道
春千夜
春千夜
武道
武道
武道
春千夜
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
春千夜
武道
そう言って, 武道は消えた. 心にぽっかり、穴が空いたような気がした。 成仏できて,嬉しいはずなのに, 俺の目からは,一筋の涙が流れた
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
もしお前が幽霊じゃなかったら、 沢山抱きしめて,愛してるって言いたかった
春千夜
あいつが成仏した日,俺は必ず 墓参りをしにきた
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
そんなことを墓に向かって話すと、 空からあおい蝶が飛んできて, 武道の墓に止まった
春千夜
とても綺麗な,空の色を閉じ込めた、 青色の蝶。 それが,異様にあいつに見えた.
春千夜
春千夜
そう言ってそっとつつくと 蝶は青空を羽ばたいていった
武道
そう,聞こえた気がした. 空耳ではない,何か.俺には,あいつの声に聞こえた.
春千夜
そうして俺は,夏に,お前に,ぴったりな ひまわりの花を添えた
あの夏の日,俺と君だけが知る物語
コメント
15件
涙出てきた( ߹꒳߹ )
やばい。夜中に一人で泣いてるのがバレたら気まずいってぐらい泣きました
感動でしかない、主様天才、?