巴衛
じゃあ、話すよ?
璃翼
おけ
巴衛
それじゃ、オレの過去について~
時は十数年前
巴衛
オレはまだ、幼い少年だった
巴衛
その時は差別はあまりなかったが
巴衛
唯一、ある個体に育てられた者は差別をされていた
巴衛
「母さん!聞いて!」
母さん
「どうしたの?」
巴衛
「あのねっ、今日ね…」
巴衛
オレは当時、母さんに学校での自慢話をするのが日課だった
巴衛
だが、ある日…クラスメイトの話を聞いてしまった
クラスメイト1
なぁ、知ってる?
クラスメイト2
ん?
クラスメイト1
巴衛ってやつ、”あれ”に育てられてるらしいよ
クラスメイト2
うわまじかよwww
巴衛
”あれ”それが何かはすぐにわかった
巴衛
戦闘型ANDROID育成機・通称{マザー}
巴衛
「なぁ、母さん」
母さん
「どうしたの?何かいいことでも…」
巴衛
「オレ、ほんとに母さんの子なの?」
母さん
「…何言ってるのよ」
巴衛
「だって、母さん…マザーなんじゃ」
その時、マザー反対派からの攻撃が この街を襲った
母さん
「確かに、そうよ…私はマザー」
母さん
「でも、貴方のことを一度も育成対象だなんて…思ったことないわ」
母さん
「…貴方は、私の唯一の我が子よ」
巴衛
「…」
母さん
「行きなさい!!!」
巴衛
「いっ…いやっ…いかないで…」
巴衛
その後オレは、行く果ても無く走り続け
巴衛
yyyy会長に、出会った
巴衛
それから諜報員としての教育を受け
巴衛
今に、至る
璃翼
ほえ
巴衛
軽いなぁ!!!
巴衛
…
璃翼
どうしたの
巴衛
いや、なんでもない
巴衛
じゃ、璃翼は任務頑張ってね
璃翼
分かった…