虐待、いじめが無くなったのは 2ヶ月前のある事が原因だった
2ヶ月前の2月末 冬にしては暖かく気持ちいい風が優しく吹いている日
私はいつもと同じように1日が過ぎると思っていた
HRが始まる時に先生が息を切らして教室に駆け込んできた
そして、先生に告げられた言葉は
「主さん、お兄さんが交通事故で救急車で運ばれましたが、すでに亡くなっていたと言うことです。 早く病院に行きましょう。」
は?え? お兄ちゃんが 何で? ずっと、頭の中をそんな言葉が駆け巡っていた
その後、私はほとんど覚えていない 記憶が有るのは病院に着き お兄ちゃんに関係が有る皆に 「何で〇〇君が死んだの?主ちゃんが死ねば良かったのに‼」 至るとこるからそんな声が聞こえてくてくるところから記憶がはっきり在る
私は、多分お母さんや虐待、いじめをしてきた人達が死んでも何とも思わないだろう でも、お兄ちゃんが事故で死んであそこまで取り乱したのは、どんなことが有ってもお兄ちゃんだけは見方で居てくれたからだ
私は、確かにお兄ちゃんと比べられて虐待、いじめが有ったことは事実だ
お兄ちゃんは運動も勉強もゲームだって何でも出来た でも、私の方がテストの点数が上だったら 「何で?あんたは、〇〇より成績が上なのよ!!あんたは、失敗作なんだから〇〇より何に関しても劣っていないといけないの!」 いつも、そう言って、私を叩く
お兄ちゃんが死んで約一週間後、私は気がついた 「私がお兄ちゃんの代わりに成れば良いんだ」
私は、その当時、小学5年生でお兄ちゃんは中学1年生 でも、私とお兄ちゃんは身長もスタイルも体力、行動の仕方何もかもがそっくりだった
それでも、お兄ちゃんと違う所は有り それから、私は髪を切り、声を変える練習をして、言葉遣い、性格、筆記体 全部をお兄ちゃんそのものにした
そして 私は、主改めて〇〇になった 私は、小学校じゃなくて中学校に行くようになった
2ヶ月後(現在 私は、お兄ちゃんの友達とも仲良くやっているし 皆、私の事を"〇〇君"と、呼ぶようになった
皆元の主なんて存在無かった事になったかのように 「なぁ、皆、主って子の事知っている?」 そう聞くと、皆口を揃えて 「主って誰?」 そう言ってくる
その度に私は、 「私の存在はそんなもんだったんだな」 と、絶望の淵に立たされる
そうして、私は一週間位前からこう思い始めた 「このままお兄ちゃんで居れば皆に好かれる 楽しい皆が"普通"だと言う日常を送れる」
そうして、私は決めた 「これからもお兄ちゃんとして生きていこう」
「本当の私はもう居ない」 私はこれからもお兄ちゃんで生きていくと決めた
これで良い、これで良いんだ
でも、夢に出てくるんだ 主として生きていた頃に、まだ何も起こらずにただ皆と笑いあっていた日々が
お兄ちゃんが言うんだ 「主は主だ 俺としてじゃなくて お前として生きろ」
その度に夢の中の私が泣いて言うんだ 「誰か 本当の私を見つけて」
「私を主として認めて」
「助けて」
コメント
3件
星空。【椿】だった者です 此方のアカウントは既に使われておりません。 椿はもう有りません。 ご了承下さい。
うん!! ありがとう(泣)
見るの遅れてごめんね💦 うちの私の呪いのコメント欄にまだ主は生きてる、椿が〇〇になるなら主はうちが大切に預かるから、楽しい日々を過ごしてね(*^^*)