コナン
…お前、何してるんだ?

らだお
ふわぁぁぁぁぁ!?!?

驚いたらだおの絶叫を聞いた俺は急いで耳を塞ぐ。急いで耳を塞いだ為、鼓膜は無事だが
驚き過ぎたのからだおは木の後ろに回って震えてしまった
らだお
え、あ、あぁ!!!!君かよぉ!!!!
驚くじゃねぇか!!!!バカァァ!!

コナン
俺はお前の叫びで驚いたんだがな

らだお
えっ、あっ、ごめん…

らだお
…君はなんで此処に居るの?

コナン
彼奴等の付き添い

俺はそう言って阿笠博士達の居る場所を指さす。少年団は楽しそうにサッカーボールで遊んで居て、阿笠博士は其れを楽しそうに見ていた
らだお
ほうほう、元気だねぇ

コナン
だろ。そう言うお前は?

らだお
俺は気分転換。ちょっと外の空気吸いたかったんだぁ……

らだおは遠くを見ながらそう言う。彼は疲れた様子で、呆けていた
コナン
此処には良く来るのか?

らだお
んー…そんなに?

らだお
久しぶりに来たんだぁ…
今まではずっと外国行っててさぁ…

コナン
…そうだったのか

らだお
そーなんだよぉ…

らだお
海外生活は本当に疲れたよ…
出来ればもうしたくない…

コナン
あー…お疲れ様…?

らだお
…んふふw優しいねぇw

コナン
…そうか?

らだお
うん。まるで俺の弟みたい

コナン
…弟が居るのか?

らだお
うん、可愛い弟がね。君は?

コナン
かっこいい兄さんが居る

らだお
へぇ…?

らだお
其の話、詳しく聞きたいな

らだおはそう言いながら、近くのベンチをぽんぽんと座るように促す
コナン
…分かった

コナン
…っと、何が聞きたい?

らだお
んー…さっき云ってた兄さんの話?

コナン
…分かった。其の代わり、其方の弟の話を聞かせてほしい

らだお
良いけど…結構惚気けるぞ?

コナン
…別に良い

らだお
…そっかぁ…

コナン
…俺には、歳の離れた兄さんが居る。一応、血が繋がっている人だ

らだお
ふーん…?もしかして其のお兄さん、養子の子?

コナン
え?あ、嗚呼。そうだよ?

らだお
そっかぁ。俺もそうなんだ。とある家族の養子縁組になって、弟が出来た

コナン
…そうだったのか…

コナン
…其の人は六歳上で、初めて会った時、なんか嫌な奴だなって思った。ずっと笑ってて、嫌だった

コナン
…でも…其の考えも直ぐに消えた。其の人がずっと笑っている理由を知ってから…そう思えなかった

俺はゆっくりと話す。公園で遊ぶ彼奴等や他の子供達はとても楽しそうだった
其の様子を俺は眺めていた。らだおはそんな俺に優しい声色で相打ちをした
らだお
…そっかぁ

コナン
其れからは早かったな。俺が其の人の事を兄さんと呼ぶようになって、其の人が少しずつ、笑うようになった

コナン
そっから、まぁ、俺の感覚だが、仲良くしていた。俺が中学生になってから少しずつ、会う頻度が少なくなって、別居するようになったが…

らだお
うんうん。連絡はしてた?

コナン
勿論してた。会う頻度が少なくなってからずっと。でも最近はしてない…

らだお
あー、君ん所もか!!俺ん所も連絡来てないんだ。連絡しても出てくんねぇし…

コナン
そうだったのか

らだお
…心配なんだよ。弟が…

コナン
……

コナン
そろそろ、お前の弟の話が聞きたい

らだお
えぇ?良いのぉ?w

らだお
ま、なんと言われても話しますよぉ♪

らだお
俺の弟はねぇ、とてもカッコいい子なんだぁ!!頭良いし、運動上手だし、人当たりも良い。そして、人脈多い!!

らだお
もう此れだけでも役満なのに、美人で顔面偏差値高過ぎるんだけど、可愛い所も有る!!もう最強!!!!

コナン
ぉ…おぉ……

らだお
しかも、ご両親も美人さんでカッコよくて綺麗で有名人なんだけど、其の人達に引けを取らないイケメンさん!!もう強過ぎる!!

らだお
俺なんか、顔面偏差値低いんだよ!?顔面土砂崩れッッ!!!!此れは此れで自虐ネタとして使えるけどさぁw

らだお
もう、目に入れても痛くないぐらいにカッコよくて可愛くてさぁ…もう、俺と相容れないぐらいに凄いんだよ…!!

らだお
其れなのに、其れなのに…!!元は他人だった俺の事を兄として慕ってくれるのがもう…もぉさぁ……!!!!

そう言ってらだおは顔を手で覆い悶える。とても嬉しそうに話すらだおは、何処かお兄ちゃんに似ていた
コナン
(でも、お兄ちゃんはこんなに感情表現が豊かじゃない。なんなら苦手な方だ…)

コナン
(俺のお兄ちゃんとは違うのかもな…)

???
あれ?コナン君?

コナン
え?

コナン
安室さん…?

安室
こんにちは、コナン君。隣の子は…?

コナン
あ、嗚呼。この子は…

らだお
…こんにちは。僕はらだおって云います。貴方は…?

そう、にこっと笑う。其の笑顔は、あの時、自分がかつて嫌いだった笑顔だった
安室
僕は安室透。喫茶店『ポアロ』の店員だよ

らだお
…こんにちは、安室さん。僕は江戸川君のクラスに転校したんです

らだお
喫茶店を営んでるんですね。今度、行っても良いですか?

安室
良いよ。コナン君と一緒においで

らだお
…有難う御座います

二人の空間に、嫌な空気が漂う。俺は其の空気に耐えられそうにない・・・
コナン
(うーん…怖ぇ…)

歩美
コナンくーん!!

コナン
え?歩美?

歩美
そろそろ一緒にサッカーしようよぉ!!

元太
そうだ!!早く戻って来ぉい!!

光彦
早くしましょうよぉ!!

コナン
おう!!

コナン
じゃあ、僕行くね!!らだお、またな!!

らだお
うん。またねぇ

コナン
安室さんもまたね

安室
うん。またね

安室
…らだお君も、またね

らだお
…はい。また
