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痛いのはもう嫌だ
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ガクは お兄ちゃんが居る。 お兄ちゃんには 親族には隠してる子供(15、16の男の子)が居る その子供が刀也(物語中では名前がない)。 刀也は虐待されてる
ガク
⁇?
お兄ちゃん(?の父)
お嫁さん(?の母)
虐待→暴力、暴言、洗脳 等 地雷の方はお早めに閉じることを勧めます。
3
2
1
2階、鍵が沢山掛かっている部屋…
窓は小さくて、薄暗い部屋。
重い鍵が付いたドアの前で 今日も膝を抱えて俯く
毎日ゞ 洗脳されるみたいに親の言葉を思い出す
お嫁さん(?の母)
お兄ちゃん(?の父)
ぼくはおそとにでちゃいけない。 たすけなんてよんじゃだめ、だめだから…
身体も小さく、細く、怖がるように縮こまっていた。
1階玄関
ガク
がっくんは大学生の優しい男の子。
親から お兄ちゃんの家の 掃除してきてあげてっていわれて
渋々引き受けるなんてことが多々ある。
俺はなんとなく
ガク
って思ってる
この日お兄ちゃんは朝からお嫁さんと出かけていて 家には俺だけで掃除。
掃除の手伝いをしてると、 ふと…思ったことがあった
ガク
って。
まぁ掃除の手伝いだからいいだろ。 と思いつつ階段を登る
2階の部屋を掃除していると、 隣の部屋の奥から 微かに声が聞こえた
ガク
隣の部屋は鍵が掛かった不思議な部屋だった。
掃除をしてるときに見つけた鍵を入れてみるとぴったりだった。
鍵を入れてみると 扉の奥から 何かを引っ掻くような音が聞こえた
ガク
鍵を開けて隙間を除くと
下からちらっと目が見えた
ガク
俺は驚いた。
でも、この子は声を震わせながらも 一生懸命隠れようとしてる。
⁇?
震える声。 その言葉が引っかかる
ガク
⁇?
外は怖い、確かにそうかもしれないけど 外に出ては行けないって言うのは普通じゃない
ガク
この子は身を震わせながらこっちを見詰めるだけだった。
ガク
って俺が言うと
扉の隙間から 小さな影が怯えたように動く
⁇?
その声は、16歳には到底聞こえない程 幼く、拙い。
俺は少し戸惑いつつも話しかける
ガク
ガク
すると君は、小さく首を振って
⁇?
言葉にならないような、 絞り出すように君はそう言った。
俺は目を見開いて… 胸の奥がぎゅっと痛くなった。
ガク
君は体を震わせながら 繰り返した
⁇?
⁇?
⁇?
…… 助けて 。 その言葉がやっと、心の深く堅く閉じていた思い扉を押し上げて
ぽろっと、外に漏れた
助けて。 その言葉を聞いた俺は 心配させないように
ガク
扉の隙間に手を差し伸べる
君も 恐るゞ 小さな手を出して がっくんの指先を震える手で掴んだ
しかし、
ガシャッ、ジャラッ
君の首元には首輪が付いていて 、 そこから錆びた鎖が部屋の隅へと続いていた。
ガク
出ようとしても、鎖が音を立てて 君の首を強く引っ張った。
⁇?
恐怖に怯えながらも、微かに残る希望と "ここから出たい"という祈りで
君は俺の手を離さなかった
俺はその光景を見て、 怒りと哀しさに心を震わせながら
ガク
と強く君の手を握り締める
でもそう簡単にはいかなかった。
ブーン
外から車の音が聞こえた
それと同時に君は瞬時に表情を変えて
ガク
そう言って 僕の手を 扉の内側にそっと戻し、 思い扉を静かに……急いで閉めた。
カチャ。 と鍵をかけて元通りにした
⁇?
ぼくは ここからはやくでたいとおもった。
1階に向かって、 リビングから出てきたみたいに見せる
玄関の鍵をカチャっと閉めて お兄ちゃんと、そのお嫁さんが優しい笑顔で迎えてくれる。
お嫁さん(?の母)
お兄ちゃん(?の父)
その笑顔がぞっとするほど不気味で偽物だって分かる。
俺はお茶を受け取ってソワソワしながらも 大人しく話を合わせていると
2階から突然
ガシャンッ ガタガタッドンッ
って大きな音がした
ガク
多分あの子だ。だけど
音が鳴った瞬間、 お兄ちゃんとお嫁さんの顔色が変わった
お兄ちゃん(?の父)
ガク
俺は何か言いかけたけど、強い口調に遮られる。
お嫁さん(?の母)
にこやかなはずのその声は どこか張り詰めていて、冷たかった。
家を出て歩き出しても、俺の脳裏には あの、"名前の無いあの子"の怯えた顔が焼き付いて離れない。
ガク
絶対、絶対助けるって気持ちで 俺はあの子のことを忘れられないまま家に帰った。
その頃 2階
扉の前で、僕は泣きながら小さな手で ドアを叩き続けていた
足音がする。助けてもらえる やっと解放される
でも
開いた扉の奥に立っていたのは、 お父さんとお母さん
その目は、優しさも情もなく、 ただ怒りと冷たさに満ちている。
⁇?
⁇?
おかあさんは なにもはなさずにちかづいてくる
お嫁さん(?の母)
お兄ちゃん(?の父)
おとうさんはむりやり ぼくのことをおさえつけてきた
くびわを あたらしいおもいのにつけかえて
ぎゅっとしめる
ジャラッ
鎖が床を引きずって
手首にも無骨な手枷がはめられる。
⁇?
涙と震えと恐怖で声にならない叫びを上げながら
また、差し込んだ光を塞がれてしまった
何度もゞ 弱々しく "たすけて"って 声にならない声を漏らした。
狭い部屋の中。 孤独と絶望と痛みに包まれたまま、
小さな"願い"だけが どこにも届くことなく、闇に消えていくのだった。
💞、💬 嬉しいです !
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コメント
3件
好きすぎます。続き楽しみにしてます!!!