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hallo!

私の投稿を待ち望んでいた読者共!このわたくs

中原中也

さっさと次に進め

茶番は此処までにしておいてこれからのお話少しクオリティが下がります。

それだけです

レッツゴー

谷崎潤一郎

すンませんでしたッ!!

中島敦

え?

谷崎潤一郎

その試験とは云え随分と失礼な事を

中島敦

ああいえ良いんですよ
(意外といい人だこの人……)

国木田独歩

何を謝ることがあるあれも仕事だ谷崎

国木田独歩

なぁ中原

国木田さんが中也さんの方に目を向けると真顔でパソコンのキーに高速で指を動かす中也さんの姿があった

中島敦

(試験終了後ずっとこうなんだよなぁ)

国木田独歩

中原返事をしろ!!

中原中也

…………………

返事をせずただキーを高速で押しているだけだった

国木田独歩

はぁ

子供

ちゅーやにこのじょーたいでしつもんしてもいみないよ

中島敦

うわぁっ!

いつの間にか僕の足元にいた連れの子供達

子供

そーそ、声かけてもひっぱたいても全くはんのうないんだもん

中島敦

ひ…ひっぱたく?

国木田独歩

ともかくだ小僧

国木田独歩

貴様も今日から探偵社の一隅故に周りに迷惑を振りまき社の看板を汚す真似はするな

谷崎潤一郎

…改めて自己紹介すると………………ボクは谷崎潤一郎探偵社で手代みたいな事をやってます

谷崎潤一郎

そンでこっちが

谷崎ナオミ

妹のナオミですわ

谷崎さんにナオミさんが勢いよく右肩に抱きついた………というか飛びついた

谷崎ナオミ

兄様のコトなら……何でも知ってますの

中島敦

きょ………兄弟ですか?本当に…

谷崎ナオミ

あらお疑い?

谷崎ナオミ

勿論どこまでも血の繋がった実の兄弟でしてよ…?このアタリの躯つきなんてホントそっくりで……ねぇ兄様?

中島敦

いや…でも

ぽん

国木田さんが僕の右肩を軽く叩いた

こいつらに関して深く追求するな!

あ…………………はい

中島敦

そういえば皆さんは探偵社に入る前は何を?

中原中也

何してたと思う?

中也さんが僕に近づいてきた

中原中也

定番なンだよ新入りは先輩の前職を中てるの

中島敦

はぁ……じゃあ……

中島敦

谷崎さんと妹さんは…………学生?

谷崎潤一郎

おっ中ッた凄い

谷崎ナオミ

どうしてお分かりに?

中島敦

ナオミさんは制服から見たまんま谷崎さんのほうも———齢が近そうだし勘で

中原中也

やるなぁじゃあ国木田は?

国木田独歩

止せ俺の前職など如何でも———

中島敦

うーんお役人さん?

中原中也

惜しい

中原中也

彼は元学校教諭だ数学の先生

中島敦

へえぇ!

国木田独歩

昔の話だ思い出したくもない

想像できてしまう…

谷崎潤一郎

じゃあ中也さんはなんだと思う?

中島敦

中也さんは…………

中原中也

(目逸らし)

想像もつかん……ッ!!!

国木田独歩

無駄だ小僧武装探偵社の七不思議の一つなのだこいつの前職は

谷崎潤一郎

最初に中てた人に賞金が有るンでしたっけ

谷崎潤一郎

誰も中てられなくて懸賞金が膨れあがってるみたいですよ

国木田独歩

俺はどこかの社畜の類か篤志家の類だと思うがこいつは違うと云う

中島敦

ちなみに懸賞金って如何ほど

中原中也

賞典は今———80万だったか?

ガタッギラッ

中島敦

中てたら貰える?本当に?

中原中也

男に二言はねェよ

中島敦

研究職

中原中也

違ェ

中島敦

工業労働者

中原中也

違ェ

中島敦

作家

中原中也

違ェ

中島敦

役者

中原中也

違ェ

中島敦

うーんうーん

国木田独歩

だから本当はどこかの社畜の類だろう?

中原中也

違ェよ

中原中也

この件で俺は嘘を吐かない

中原中也

降参か?

谷崎さんの携帯が鳴った

中島敦

むむむむ

谷崎潤一郎

うン?

谷崎潤一郎

ハイ………………え

谷崎潤一郎

依頼ですか?

ソファの真ん中に依頼人の女性が座った

依頼人

…………

依頼人

…………あの

谷崎潤一郎

えーと調査のご依頼だとか

依頼人

それで……依頼と云うのはですね我が社のビルヂングの裏手に最近善からぬ輩が屯しているようなんです

谷崎潤一郎

善からぬ輩ッていうと?

依頼人

分かりませんですが襤褸をまとっていて日陰を歩き聞き慣れない異国語を話すものもいるとか

国木田独歩

其奴は密輸業者だろう

中原中也

軍警が幾ら取り締まっても船蟲のように湧いてくる港湾都市の宿業だ

依頼人

ええ無法な輩だと証拠があれば軍警と掛け合えます

中原中也

現場を張って証拠を掴め……か

中原中也

善、敦御前が行って来い

中島敦

へッ!?

中原中也

密輸業者は大抵逃げ足だけが取り柄なンだよ初仕事には丁度良いじゃねェか

中島敦

ででも

国木田独歩

谷崎行ってやれ

谷崎ナオミ

兄様が行くなら私も行きますわ

中島敦

……………

中島敦

(すごい緊張する!!)

国木田独歩

おい小僧不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情が無いでもない故に

国木田独歩

この街で生き残るコツを一つだけ教えてやる

国木田さんは理想と書かれた手帳から一枚の写真を抜き取った

国木田独歩

こいつには会うな会ったら逃げろ

写された写真には髪の黒く先が白くなっている男の写真があった

中島敦

この人は?

中原中也

マフィアだよ

中原中也

尤も他に呼びようがないからそう呼んでいるけどな

国木田独歩

港を縄張りとする兇悪なポートマフィアの狗だ

国木田独歩

名は芥川

国木田独歩

マフィア自体が黒社会の暗部のさらに影のような危険な連中だがその男は探偵社でも手に負えん

中島敦

何故危険なのですか?

国木田独歩

そいつが能力者だからだ殺戮に特化した頗る残忍な能力で軍警でも手に負えん  俺でも———奴と戦うのは御免だ

交番の近くです

黒い髪の男

ゴホゴホ

警察官B

黒い髪の男

道に鞄が落ちていました、遺失物かと

警察官A

ああ落とし物ね(ニコ

警察官A

じゃあこの書類に詳細を———

警察官B

おや、あんたどっかで?

黒い髪の男

流石もう看破なされたか

黒い髪の男

やはりこの街の軍警は頗る優秀だ

黒髪の男の外套から尖ったものが作られていた

警察官B

おい!真逆こいつ手配書の————

黒い髪の男

二ヤ

通行人

あのォ道をお尋ねしたいンですが——

通行人

ひィッッッ!!

交番の中は四方八方に飛び散った血に軍警と思われる二人の死体があっただけだった

その惨状を見た他の通行人も騒ぎ出した、その瞬間———

ドォオオンッ!!!

人々の騒いだ声は爆発音と共に消えていった

黒い髪の男

終わった次は?

武装探偵社社員の中原中也

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コメント

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続き気になる☆

ユーザー

あ“り‘がどう“ッ!!!

ユーザー
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