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7月9日、水曜日。
全部いつも通りの光景だ。
靴箱の中には上履きが入っていて、
私はそれを履いて教室に向かう
雪
この世界に辿り着いてどのくらいだろう。
まあいいや
あーあ、いつになったら私は解放されるのかな。
現実と近いようで遠い、この世界から。
青奈
「最近流行ってる噂、知ってる?」
「えっ知らない」
「図書室である時間にある本を取ったら、あの世に連れていかれるんだって!」
「何それ笑」
「別にその時間にその本を取らなければいいだけじゃん笑」
「実はその時間と本が分かってないんだよ~」
「え~」
「でも、その方が逆に信憑性低くて怖くないかな」
「そう?私めっちゃ怖かったんだけど」
「どんまい」
これは、私と1人の少女のひと夏のお話。