あさまでねる人
あさまでねる人
あさまでねる人
あさまでねる人
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もう、ダメかもしれない。
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泣き疲れた目を再び擦りながら、 ベッドにゆっくりと腰かける。
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体調は回復しつつあったのに、 興味本位でスマホを覗いてしまった瞬間から、 一気に吐き気が込み上げてきた。
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1番恐れていたこと。どうしても、起きてほしくなかったことが…… 現実になってしまった。
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こんな時に限って、彼の言葉が頭の奥で反復する。
……体が熱くなってゆくのを感じた。
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手に持っていたスマホを、力任せに 放り投げ、そばに置いていた手紙を引きちぎった。
壁に打ち付けられ、変に曲がったスマホに向かって、原型を留めていない手紙の破片を投げつける。
なんで、手紙を書くなんて馬鹿なことを思いついてしまったのだろう。 るぅとくんも、アイツも、 メンバーも、自分自身も。 全員が憎らしくて、殺してやりたい衝動に駆られた。
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そう、自分に言い聞かせて、やり場の無くなった怒りを抹消させる。 抹消……させたかった。の方が正しいのかな。
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━━自分が死ねば? ふと、そんな考えが頭をよぎった。
僕自身がいなくなれば、全ては平和に収まるんじゃないか。
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結構名案なんじゃない? 我ながら、嬉しく思う。
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ひとつだけ、やり残していたことがある。
僕は、家電がある場所までゆっくりと歩いていき、受話器をとった。
間違いのないように、念入りに。念入りに番号を押してゆく。
コール音が、鳴った
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「つづく。」
あさまでねる人
コメント
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ふぉろしつです( 続き楽しみです(* 'ᵕ' ) 死に戻り系(?)好きなんですよね、ぶぉっふぉっふぉふぉぉぉ(殴