TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

剣持

どーも!剣持刀也ですよ〜!

剣持

今回はストーリー編!

剣持

怠惰の悪魔「ベルフェゴール」の過去が明らかに!

剣持

それじゃあスタート!

加賀美

…えと、ベルフェゴールさん?

ベルフェゴール

…ん、なに?

加賀美

なぜ知らない場所に急に来たと思ったら貴方が寝ているんですか?

ベルフェゴール

眠かった

加賀美

そうですか〜!

加賀美

じゃないですよね!?

加賀美

あの、何処ですかここ!!

ベルフェゴール

ここは記憶の狭間

ベルフェゴール

俺たち人外が契りを交わす時に見せるもの

ベルフェゴール

ここでは俺がなんで悪魔になったのかが分かる

ベルフェゴール

そして最後に契約を交わす

加賀美

は、はぁ…

加賀美

一応聞きたいんですけど戻れますよねこれ

ベルフェゴール

うん、君が俺と契約したら終わるよ

加賀美

なら良いんですけど…

加賀美

えっと、過去を知れるんですよね?

加賀美

それならこれから長い付き合いになるかもしれないので聞かせてもらっても良いでしょうか?

ベルフェゴール

いいよ〜

ベルフェゴール

俺はとある一国の王家の血筋だった

ベルフェゴール

だけど俺にはお堅い仕事は性に合わなくてね

ベルフェゴール

自由に生きていたら

ベルフェゴール

国が戦争に負けていた

加賀美

ッ…!?

ベルフェゴール

そんで親父は知らない間に自殺してて

ベルフェゴール

母さん、姉さん、ダンデもリオンも戦争に巻き込まれる前に頭ぶち抜かれて死んでた

加賀美

…でしたら、どうして貴方は死んだのですか?

ベルフェゴール

家族は名誉の為、家の為に死んでいったけど俺はそんなの嫌だった

ベルフェゴール

だから逃げようとしてたけど、まぁバレちゃってさ

ベルフェゴール

ギロチンで頭吹き飛んで死んだんだ

加賀美

…!?

ベルフェゴール

そんで死んでちょっと経つ前に

ベルフェゴール

「つまらなくて、くだらなくて、バカバカしい人生だったな」

ベルフェゴール

って思ってた

ベルフェゴール

自分が家族よりも、国よりも優先した物は全部最後にはくだらないで終わってた

ベルフェゴール

全く、反吐が出るよねw

ベルフェゴール

終わった後に全て後悔してた

ベルフェゴール

もう地獄で一生居ようって思ってたのに

ベルフェゴール

さーたんと鳳のお兄さんと会った、いや出逢ってしまった

加賀美

サタンさんと、鳳って遥希さんの事でしょうか…

ベルフェゴール

2人ともバカだからさ俺が「死んでいたいんだ」って嘆いてるのに

ベルフェゴール

鳳のお兄さんは羽を渡して俺を不死にしてさーたんは俺に怠惰の悪魔の称号を渡した

ベルフェゴール

それのせいで俺は死ねないし、わざわざ元の世界に戻された

ベルフェゴール

全く2人ともアホだよ

加賀美

多分2人とも貴方が生きたいという気持ちを持っていることに気づいたからじゃないでしょうか

ベルフェゴール

え…?

加賀美

私には貴方の言っている「死んだままが良かった」等の言葉が全て自分に言い聞かせているだけに感じます

加賀美

貴方は生きたかった

加賀美

次こそは家族と一緒に

加賀美

ですが貴方にはそれが出来なかった

加賀美

地獄に堕ちてしまったから

加賀美

だからサタンさんは貴方に家族に思えるように仲間を作ってあげたのではないでしょうか?

加賀美

だから遥希さんは貴方にもう死で隔てられないように不死にしたのではないでしょうか?

加賀美

全て私の推測ですが

加賀美

貴方の涙は正直のようですね

ベルフェゴール

……………………忘れたかったのになこんな感情

ベルフェゴール

家族が死んだ事を知った時に同じように俺の中の感情が死んでた

ベルフェゴール

それでも生きたい、やり直したいって気持ちは死んでなかった

ベルフェゴール

もう、守る者も守れる者もいないのにね…w

ベルフェゴール

あぁ〜あ

ベルフェゴール

やっぱり俺は全部気づくのが遅すぎたや

加賀美

遅くなんてないですよ

加賀美

私がいます

加賀美

彼らもいます

加賀美

貴方を仲間だと思っている人がいくらいるかを貴方は知らないかもしれませんが

加賀美

少なくとも死んで欲しいなんて思う方はいませんよ

加賀美

彼らは優しいですから

ベルフェゴール

…君は?

加賀美

………………

ベルフェゴール

僕のと変わらなく訳ありの過去だね

加賀美

………………そう、ですね

加賀美

__________________________________

ベルフェゴール

…俺の契約では感情が必要とされる

ベルフェゴール

君の事情を聞く限り

ベルフェゴール

手放しちゃダメだよ簡単に

加賀美

そうですね、感情が無ければお二人に合わせる顔がありませんね

ベルフェゴール

彼女達に会わなきゃ

ベルフェゴール

って事で君が死ぬ時に君の感情を頂く

ベルフェゴール

それで良いね?

加賀美

ええ、ありがとうございます

加賀美

それではよろしくお願いしますね

ベルフェゴール

よろしく隼人

…ちょう!社長!

加賀美

…剣持さん?

剣持

よかった〜目覚めて

加賀美

どれぐらい眠ってたんですか?

剣持

1時間は超えたな

加賀美

マジですか!?

剣持

その間にみんな戻りましたよ

加賀美

そんなに寝てたんですね…

剣持

というかもう社長も契約してるじゃん!

加賀美

え、あ!はい!

加賀美

こちらベルフェゴールさんです!

ベルフェゴール

よろ〜

剣持

軽いな〜

剣持

確か怠惰の悪魔だよな?

剣持

絶対僕の方が適してるのに…

加賀美

確かにそうですねw

ベルフェゴール

すやすや…

剣持

寝てるし!

ベルフェゴール

…!

ベルフェゴール

隼人、これはヤバいかも

加賀美

…?何かありましたか?

ベルフェゴール

「ベルゼ」が来てる

加賀美

え…

剣持

ベルゼってもしかして…!

ベルフェゴール

暴食の悪魔

ベルゼブブだ

loading

この作品はいかがでしたか?

20

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚