コウ
コウ
ケイ
コウ
ケイ
コウ
俺たちは、幼なじみだ
家が近所で、小さい頃から ずっと仲が良かった
この頃の俺たちは 互いに小学3年生
俺たちはプライベートでも学校でも 毎日のように遊び笑いあっていた
そんなある日
俺達は喧嘩した
最初はドッヂとサッカー どちらをやるかという とても些細な揉め事だったが
いつの間にかヒートアップして お互いにお互いの悪口を 言い合っていた
コウ
ケイ
コウ
ケイ
コウ
ケイ
そして俺らは 互いの家へと帰った
家に帰ってから、すぐに反省した
あれは言いすぎた あれは俺の自分勝手すぎる意見だ、と 振り返っては申し訳なくなった
明日になったら、ちゃんと謝ろう
俺はそう決意した
そうやって俺が考え事をしていた時
母親が顔面蒼白になり 俺の方へと歩いてきた
ケイ
お母さん
お母さん
ケイ
母さんからコウのことを聞いた 次の日
俺は急いで、コウが入院している 病室へと向かった
その病室の扉を開くと、医者様と 泣いているコウの両親の姿が見える
その中心には ベッドに寝かされ沢山のチューブを 付けられたコウがいた
医者
医者
医者
医者
不意に、しかしはっきりと 医者様のそんな言葉が聞こえた
俺はそれを聞いた瞬間 目に大粒の涙を浮かべ コウに駆け寄った
医者
ケイ
ケイ
ケイ
ケイ
ケイ
俺はコウに、泣きながら叫んだ
生きているのを確認したくて 幸の手を弱々しく握る
とても、冷たかった
コウが、本当に死んでしまうと思った
怖かった、嫌だった
ケイ
ケイ
ケイ
俺がそう願った瞬間
コウの手を掴む俺の手が ぼんやりと光り輝いた
ケイ
ケイ
コウ
暗闇の中で、ケイの声が聞こえた
体全ての感覚が一切ない
あぁ、そうだ
俺は、交通事故にあったんだ
ケイに強く言いすぎたこと反省して
どう謝ろうか考えてて 全然前を見てなかったから
横から出てきた、車に気づかなくて
俺、はねられたんだ
きっと今、俺は死と生の狭間に いるのだろう
………………
嫌だ、死にたくない
まだ、ケイに謝れていない
起きろ、俺、起きろ
そう思っても 体の感覚が戻ることは無い
逆に、段々と意識が 遠のいていくのが分かる
俺はこのまま、死んでしまう
不意にそう思った
嫌だと思っても、抗えるほどの 意識も無くなり始めている
あぁ、もう 諦めた方がいいのかもしれない
そう思ってしまい、弱々しく微笑む
いや、微笑んでいるのかも 今の俺には分からない
意識が朦朧としてきて 視界も段々と狭くなってきた
コウ
俺はそのまま、目を瞑った
ケイ
コウ
また、ケイの声が聞こえた
その瞬間、俺の目と意識が 冴えていくのが分かる
俺もまだ、生きたい
まだ、あいつと遊びたい
俺は声のした方へ がむしゃらに腕を伸ばす
コウ
俺の視界はそのまま 完全な白に包まれた
ケイ
ケイ
俺の手が淡く光った瞬間
コウの体にあった傷が ものすごいスピードで 治っていくのが目に見えた
変な方向に曲がっていた足も 徐々に正常な形に戻り始める
医者やコウの両親も それを驚いた顔で見ていた
コウの体が、完全に元に戻った
その時、コウはうっすらと目を開いた
コウ
コウ
ケイ
ケイ
ケイ
コウ
コウ
コウはそう言って にっこりと笑い、そのまま 気絶するかのように眠ってしまった
目が、覚めた
白い天井が、目の前にあった
記憶が混濁しているのが分かる
俺はぼんやりとした中 今までの記憶を辿った
交通事故にあって 暗闇の中でケイに呼ばれて 一瞬だけ意識が戻って ケイの顔が見えて、また気絶して
そして今、また俺は目覚めた
しっかりと、体の感覚がある
まず俺は、その事に 安堵感を覚えた
コウ
コウ
コウ
俺の目に、涙が溜まった
今は一人だというのをいいことに 俺は声を出して泣いた
コウ
そんな時
病室の扉が開いた
ケイ
コウ
ケイ
ケイは俺よりも大粒の 涙を流し俺に駆け寄る
ケイ
ケイ
コウ
ケイ
コウ
ケイ
ケイ
コウ
俺らはそう言って 笑いあった
女子生徒2
女子生徒1
女子生徒2
女子生徒1
女子生徒2
女子生徒1
女子生徒2
女子生徒2
女子生徒2
女子生徒2
女子生徒1
女子生徒1
女子生徒1
女子生徒2
女子生徒2
女子生徒2
女子生徒1
女子生徒2
幸介
恵太
恵太
幸介
恵太
恵太
幸介
幸介
恵太
男子生徒
幸介
恵太
恵太
幸介
男子生徒
名前:坂野 恵太(さかの けいた) 年齢:26歳 性格:無表情、静か、真面目、誠実、律儀、優しい、情け深い、人思い、生徒思い、周りや人の変化に敏感 一人称:私、俺(幸介の前限定) 二人称:あなた、さん付け、お前(幸介限定) 好き:ピアノ、植物、家事 嫌い:生徒のことを一切考えない先生、虫 個人魔法:再生 担当:中等部二年 身長:172cm その他:よく目の下に隈を作っておりいつも気だるそうに見えるが、その原因はいつも生徒達のことを思い個人個人への対応や様々な授業、イベントのカリキュラムなどを夜な夜な考えているからである。その上どんなに忙しい時でも人から相談を受けたり頼られたりしたら本気で対応してくれるとても良い先生。また、頭脳と魔法の扱いはピカイチだが運動神経はそこそこ悪い。生徒からよくおちょくられるが、とても愛されている。幸介の前ではタメ口、幸介以外には敬語を使う。幸介のことを「コウ」と呼んでいる。
再生:対象(生物に限る)に触れることで発動することができる。触れた対象の体のどんな外傷や疲労、病気も完全に回復させる事ができる。病気や事故、切断などで無くした四肢や五感なども再生することができるが、既に死んでいる生物や生まれつき無かった四肢や五感などは個人魔法を使用しても意味が無い。また、心を回復させることも不可能。対象の体をどこまで回復、再生させるかは恵太自身が調節することができる。代償として、触れられた対象はその回復された度合いによって一定期間眠りについてしまう。かすり傷や疲労などをなおした場合は数時間、四肢や五感、重い病気などをなおした場合は数年ほど眠りにつく。その眠りはどんな魔法や技術を得ても覚ますことは出来ない。眠っている間と目を覚ました直後約3時間は、対象は魔法を発動することができない、または発動しない。そのため、暴走した人を止めることにも向いている。この魔法に使用制限は無いが、恵太自身に使うことはできない。
名前:相澤 幸介(あいざわ こうすけ) 年齢:26歳 性格:明るい、元気、努力家、気が利く、心配性、情に厚い、頼りになる、良い奴 一人称:俺 二人称:君、くん付け、ちゃん付け、さん付け、お前(恵太限定) 好き:運動、生物、家事 嫌い:計画を立てて行動すること、死に関する物事 個人魔法:鎖 担当:中等部一年 身長:171cm その他:とにかく明るく、生徒ともタメ口で話しちゃうようなノリのいい先生。感情的になりやすかったりおばけや暗い場所を怖がったりと子供っぽい面も多いが、いざという時は本当に強くかっこいいので人から頼りにされやすい。運動神経がとてつもなく良く、魔法もとても上手に扱えるが頭脳は他の先生と比べると良い方では無い。生徒達からよくおちょくられるが、とても愛されている。死に対してとてつもない恐怖心がある。恵太のことを「ケイ」と呼んでいる。
鎖:魔力で構成された鎖を創り操ることができる。幸介は主に手や腕から生成することが多いが、足、腹、首、口など身体中どこからでも生成することができる。拘束にも使える上、鎖をヌンチャクのように使ったり鎖を長くし振り回すことで遠くや周りの敵を薙ぎ払うのにも使えたりと汎用性が高い。幸介の鎖はとても固く丈夫で、学園の教員でも傷を付けられた者はいるが壊した者は一人としていない。幸介の体調が悪い時は鎖の強度も弱くなるらしいが、それでもギリギリ壊せる者がいるかいないかのレベル。魔法を弱体化させられたり無効化されたりした場合は別。魔力が尽きるまで鎖は無限に伸ばしたり出したりすることが可能。
過去:恵太と幸介は幼なじみでとても仲が良かったが、ある日喧嘩をしてしまい、その帰りに幸介が交通事故に遭い入院することに。相当重い怪我だったようで、医者からあと一週間生きれるかどうかと言われ恵太は病室で嘆いていた。しかし、恵太が幸介の手を握り回復を願った時、恵太の個人魔法が覚醒し幸介の怪我を治すことに成功した。その後は前よりも一段と仲良くなり、今は同じ職に就き互いに競い高め合いながら過ごしている。
恵太
恵太
恵太
恵太
幸介
幸介
幸介
幸介
修正点や分からない所などがあれば お伝えください、すぐに修正します
よろしくお願いいたします🙇
コメント
6件
人が死ぬ時に最後に残んのって聴覚なんやって 確か
やだ、、女子生徒2になりそうだしもうこの設定で涙が、、、() 設定ありがとうございますっっ!!