冬弥
次のイベントのセトリは……。(次のVBS主催イベントのセトリを見てる)

???
…………。

冬弥
……類。

冬弥
何してるんだ。

冬弥
お前の気配はすぐに分かると言っただろう?

類
あ…、

冬弥
あ…、じゃない。(セトリの紙を机に置く)

冬弥
本当に何やってるんだ。(毎日のことで呆れてる)

類
何…って言われても……。

類
兄さんが何してるのか、気になったんだよ。

冬弥
見ての通り、次のイベントのセトリ確認だ。

類
Vivid BAD SQUADが主催なの?

冬弥
ああ、この前のBreakで…

冬弥
あの夜の熱狂を……

冬弥
薄らだが…何とか手に掴むことが出来た気がするんだ…

冬弥
だが…あの夜の熱狂には、まだ程遠いからな…

類
あの夜って…RAD WEEKEND?

類
伝説の夜って言われてる…。

冬弥
ああ、そうだ。

冬弥
とは言っても、俺はその場に直接いた訳じゃないからな…。(少し眉をひそめる)

類
確か…それを間近で見たのは…

類
兄さんの相棒さんの、東雲彰人さん…と、兄さんのチームメイトの白石杏さんの2人だけなんだよね?

冬弥
ああ、そうだ。

類
他のライブでは掴めなかったの?

冬弥
いや、Breakより少し後の……

冬弥
CRASHでも…“何か”を、掴めた気がするんだが……。

類
それでも…まだ届かないんだね…

冬弥
そう言うことになるな。

類
それほどまでに凄い…

類
一夜限りの…最初で最後のイベントだったんだね…。

冬弥
…あぁ……。(再び、次のVBS主催イベントのセトリ確認に戻ってしまう)

類
あ…、兄さん…。また…セトリ確認に戻っちゃった……。

類
…………。

類
心『ここ最近…兄さんは…ずっと僕と話さない気がする……。』

類
心『僕は……兄さんが好き…。兄さんが大好きだから…』

類
心『もっと…兄さんと話したいし……兄さんに僕がショーでやる演出を…』

類
心『ノートに書けるだけ書いたから……兄さんに見てもらいたいのに……。』

冬弥
……………。(弟そっちのけでセトリ確認をしてる)

類
……兄さん…。

悪いと分かってるけど…兄さんの手から掠め取った……。
冬弥
!…類、返してくれ。

類
……なんで…?

冬弥
それは…大切なものだからだ。

類
……ねぇ…兄さん……。

冬弥
何だ?

類
何で…コレ(セトリの紙)ばかり見るの?

冬弥
次のイベントも、最高のものにしないといけないからだ。

類
それは…僕がやってるショーも同じだから…分かるよ……。

冬弥
なら、早く返してくれ

類
……嫌だよ。

冬弥
類…!

類
だから…嫌だよ。

冬弥
類…!いい加減にs……っ!?

ドサッ…!(弟にリビングのソファに押し倒される)
類
……。(兄をリビングのソファに押し倒してる)

冬弥
っ!類!離せ!!(何とか離れようと暴れる)

類
……兄さん…。

ショーで使用した縄で、暴れる兄の両手首を一纏めに縛る
冬弥
おい!r…

類
少し、黙ってよ…。(兄の口にキスをして、黙らせる)

冬弥
んっ…っ!ふっ…あ…っ!(両手首を縄で一纏めに縛られて、キスをされる)

類
チュッ…。

冬弥
ふっ…ぁ…っ!

類
……プハ…

…ツゥ……。(弟と兄がキスをやめると、2人を銀の糸が繋いでる)
冬弥
る、い…お前…っ!

冬弥
何のつもりだ……!

類
ねぇ…兄さん。

類
俺ね…兄さんのことが……

類
前から、ずっと…大好きだったんだ……。

類
だから…兄さんと話してる時や…兄さんと一緒に居る時は……本当に嬉しかったんだ………。

類
でも……兄さんは…弟の僕より、

類
ストリート音楽と…

類
Vivid BAD SQUADの人達や……

類
ビビッドストリートの人達の方が大切なんだね……。

類
あと……東雲彰人さん…俺、大嫌いなんだ。

冬弥
な…んで……?

冬弥
彰人は…何も悪くないだろう!

類
そんなことないよ…

類
東雲彰人さんは……俺の大好きな兄さんと…いつも一緒に居るよね…?

冬弥
彰人は…俺の恩人で、親友で…“最高の相棒(BAD DOGS)”なんだ…!

冬弥
ビビッドストリートで1人で歌ってた俺に「一緒にチーム組まないか?」と言って、

冬弥
あの日…行き場のない俺に居場所を与えてくれた。

類
……やっぱり、東雲彰人さん…。

類
俺は気に食わないよ。

類
兄さんは…“俺だけのもの”なのに……。

冬弥
巫山戯るな!

冬弥
俺は…お前だけのものじゃない!!

類
違うよ…兄さんは……

類
俺だけのものなんだ…!

類
東雲彰人さんには渡さない!!

冬弥
だから!俺は彰人のものでも類のものでもない!!!

冬弥
巫山戯るのもいい加減にしろ!!!!類!!!

類
僕は巫山戯てない!!

類
僕は…俺は……本気なんだ!!

類
なんで兄さんは分かってくれないんだよ!!!

ガリィッ!!(感情に任せて兄の鎖骨に噛み付くような荒いキスをする)
冬弥
っ!痛っ…!(弟に噛み付くような荒いキスを鎖骨にされて、血が滲み赤い跡が付く)

類
これで……誰も…俺から兄さんを取らないよね…。

冬弥
さっきも言ったはずだ…!

冬弥
俺はお前のものじゃない!!

類
……………。

類
なんで?どうしてそんなことを言うの?

類
ねぇ…兄さん……。(リビングのソファに押し倒してる兄の上に馬乗りになる)

冬弥
類…!やめろ!!(弟に馬乗りになられてる)

類
兄さん……兄さん……。(馬乗りのまま、兄の口にキスをする)

冬弥
っ!んっ…ふっ……!(またキスされる)

類
好き…好き……大好き………。(1度、口を離して、ディープキスをする)

冬弥
んぅっ!?ふっ!んっ…!!(ディープキスをされる)

類
チュッ…。ヂュルッ…。(ディープキスをしたまま、口の中に舌を入れる)

冬弥
んぅっ!?!んっ!!(舌を入れられてる)

類
ヂュルッ…。ヂュッ……。

冬弥
んっ…!んんっ……!!

類
プハ…。

類
フフ…兄さん……。

類
凄い顔になってるよ?

冬弥
誰…の、せいで…

冬弥
なった…と、思ってる…んだ……!

類
僕だね…

冬弥
そ、う…だ!お前の…せい、で……!!

類
……兄さん…。

冬弥
っ……!(ビクッ…!)

類
ねぇ…兄さんは………。

類
“俺のものだよね”?(圧)

冬弥
ち、が……っ…!

類
……兄さんは…

類
俺のものだよね?(さらに強い圧)

冬弥
っ!…ヒュッ…あ、

冬弥
そう…だ……。

冬弥
お、れ…は、

類
兄さんは?

冬弥
類…の、もの…だ…っ……!

類
フフフ…ありがとう、兄さん!

類
だぁい好きだよ!

冬弥
ぁ…あぁ……。
