Re:
にき
まろ
にき
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まろ
まろ
まろ
昨日一緒に寝たはずのあにきの姿が見当たらない。
ドアを開けると、部屋に甘い匂いが入り込んできた。
まろ
急いで着替え、一階のリビングに降りていく。
とたとた..っ
優しくて甘い香りが漂うキッチンへと足を運ぶ。
まろ
にき
ふにゃっと優しい笑顔でこっちを向くあにき。
まろ
にき
身長差があるから背伸びをして撫でてくれる。
まろ
にき
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にき
慌てて俺の目を隠してくる姿がとても愛おしい。
まろ
にき
まろ
本当にいい彼女を持ったものだとつくづく思う。
だって、暴力に甘えた愛情表現でも俺を受け入れてくれるから。
自分を含めたこの世界の誰よりも俺を理解してくれる。
良くないってわかっているけれどどうしても依存してしまう。こんな関係でもずっと一緒にいたい。
....いや、それはお互い様だよな。
俗に言う、『共依存』ってやつ。
愛したい。愛して、必要としてほしい。逃げないで怖がらないで行かないで。
そんな重たくて黒くてうざったい感情を受け止めてくれたのはあにきだけ。
それを知ったからにはもう戻れないし、戻らせる気もない。
知る前に、限りなく無知な間に絶ってしまえばよかったのか。
あのとき、付き合い始めたときに死んでしまえばよかったのか。
今と昔、どちらが幸せだっただろう...?
にき
あにきの声で現実へと一気に引き戻される。
にき
まろ
にき
口ではそう言っても不満なようで頬をふくらませる。
まろ
にき
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あにきが行きたいって言ってたところ今日なら空いてるはずだし...
にき
まろ
にき
そう言って下ろした髪をすくい上げる。
まろ
なるほど。合点がいった。
昨日の痣がはっきりと見えているのだ。
にき
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ぎゅっと思いっきり抱きしめる。
にき
まろ
にき
こんな関係がバレたら大変なことになる。
そんなのふたりともわかっている。
周りから見ると可笑しいことなのかもしれない。
それでも、これが俺たちの当たり前だから。
まろ
にき
にき
まろ
まろ
当たり前の毎日を当たり前に過ごせない俺らは。
__世界から、孤立している。
第二話 狂依存と孤立 終 第三話:300♡
コメント
8件
ハァ......好きです...共依存美味しい...というか表現の仕方好きすぎますありがとうございます...
うわあ~! 今回も最高でした! 共依存は中々に私の性癖を貫いてくるのでほんとにいつも見てて楽しいです((
ムフフフフフフヽ( ̄▽ ̄)ノ(暗黒微笑)