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……ピヨピヨ
カァーカァー
白崎 結衣
結衣はゆっくりと起き上がる
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
結衣は体を伸ばす
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
はい、ご主人、ちゃんとできてます
白崎 結衣
はい!シオンです!
白崎 結衣
どうやらご主人の従属になった者はご主人と意思疎通ができるみたいですね♪
白崎 結衣
そうですね
白崎 結衣
大丈夫ですよ、今は私にしか聞こえてないので
白崎 結衣
それと、私の術式が開花しているんですが、どうなってるんですか?
白崎 結衣
うーん、となると従属になった恩恵ですかね
白崎 結衣
のちのちこの術式にも慣れるよう頑張ります!
白崎 結衣
はい!あとご主人、声に出さなくても思うだけで私と会話できますよ
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
そうです、それに私の声は外部の人には聞こえてないので
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
それなら、ご主人の術式の練習はどうでしょうか?
白崎 結衣
はい、ご主人の術式は【創造】と【共鳴契約】ですよね
白崎 結衣
なら、まずは【創造】の練習をしてみてはいかがですか?
白崎 結衣
ご安心を、そこは私の呪力を使っていただければ大丈夫です
白崎 結衣
はい、【呪力共有 鬼聖神 シオン】と唱えてください
白崎 結衣
白崎 結衣
ボワッ
白崎 結衣
これで私の呪力をご主人と共有することができました
白崎 結衣
はい、ご主人に【共有】という術式はありません
全て【共鳴】で行っているのですから
白崎 結衣
【創造】に似て、凄く便利です
白崎 結衣
だけどこの【共鳴契約】は従属がいないと何も意味を成さない術式ですから、便利とは言いにくいです
けど従属がいるのならその話は一変します、自分の従属の力を主であるご主人が使う、これこそ【共鳴】の真骨頂です
白崎 結衣
従属がいない状態で【共鳴】を使うと何もなりませんから、発動しようとしても強制終了させられます
白崎 結衣
私のお母様はとても物知りな方で、術式のことについては私が興味示した術式のことを話してくれました
白崎 結衣
はい
白崎 結衣
お母様は許してくださいました、「シオンが決めていいよ」と申してくださいましたし、私はそのご好意を有難く思い、ご主人の中に入っていったんです
白崎 結衣
白崎 結衣
どうされました?
白崎 結衣
え、あ、はい
それに何か疑問でも……
白崎 結衣
白崎 結衣
えーと、確かご主人が6歳のときですかね
白崎 結衣
まぁ私人魂みたいな感じで入っていきましたし、違和感はないはずです
白崎 結衣
白崎 結衣
入っていくまでは順調だったんですけど、ご主人の生得領域があまりにも入れ組んでまして、逆さまになっている土地があれば、変な感じのものがありました
なので私が勝手ながらご主人の''精神世界''を膨大な呪力で世界を創成しました
創成するのに結構な年を使ってしまい、昨日''精神世界''が創れました
白崎 結衣
あれはご主人の元々の''生得領域''ですね
私が全て投げ払ったんですが、ご主人の中にまだあったみたいですね
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
あのまま放置しておくと呪力の暴走化が始まっていたところですかね……
白崎 結衣
私は逆にご主人を困らせてしまいましたし、なんにもしてませんよ?
白崎 結衣
白崎 結衣
ありますよ、ご主人が呪力を毎日毎日使うんです
白崎 結衣
いえ、呪力がなくなるまで続けます
白崎 結衣
でもそうしないと呪力が回復しないんですよ……
白崎 結衣
けどご主人の元の呪力量に戻るまで推定数10年かかると、
白崎 結衣
元が凄かったですからね、精神世界を創れちゃうほどの呪力量ですから
私の呪力なんて一切使ってません
白崎 結衣
呪力はもう渡してあるのでいつでも使えます
私の今の呪力量だったら大抵いけると思うので、何でも創造してもいいですよ
白崎 結衣
スゥゥ
白崎 結衣
ボアッ
白崎 結衣
今火を創造したため火が生成されましたね
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
ふむ……ご主人は火を見たことがあるんですよね
白崎 結衣
キリンはみたことありますか?
白崎 結衣
……もしかするとご主人が実際で見たものしか生成されないのかもしれません
白崎 結衣
白崎 結衣
あくまで仮説ですが……、多分そういうことでしょう
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
ご主人……
白崎 結衣
私も見てみたいですね、ご主人の中にいた時は景色など見られなかったですから
白崎 結衣
はい、この通りです
私たちの住んでいるところにはこんな綺麗なのはありませんでした
白崎 結衣
現実世界はとても分からないことばかりです
今はご主人の記憶を遡っていき、勉強中です
白崎 結衣
従属の特権ですね、主であるご主人のことは全て把握できます
白崎 結衣
白崎 結衣
私はご主人の思考・神経・肉体・感情どこの部位にも存在します
もちろん心臓も
白崎 結衣
簡単に言うと私が死ななければご主人は生きれると言うことです
これこそ運命共同体です!
(多分私に与えれた''総司令官''が原因なんでしょうけど)
白崎 結衣
多分そうみたいです、共鳴とは振動エネルギーが別の物体にも乗り移る と書いてありますから
私たちの場合、乗り移るではなくほんとうに共鳴してるみたいです
白崎 結衣
はい
白崎 結衣
不死身に近い存在になってしまいましたね
白崎 結衣
あ、ちなみに私もご主人と共鳴しているため、ご主人は寿命で死ぬことはありません
白崎 結衣
そもそも私たち鬼族は不死だけなんですけど、私が突然変異で生まれてきて不老不死になってしまったみたいなんですよ
一族から不老不死の存在が生まれるなんて!って言われてまして、許嫁をつくれなんてことも多々……
けど私は許嫁なんて嫌だったんです、好きでもない人と一緒になりたくなかったから
私一回だけ鬼族の領域である土地を抜け出してきたんですけど、そっから迷子になりまして
そんな時にご主人の魂を見つけたんです
それはとても綺麗でした、私に退屈な毎日を消し飛ばしてくれるような
なので、私はご主人の中に入りたいですってお母様やお父様に言ったら、許してくださったんです
本当にお母様、お父様には迷惑をかけてばかりで……
白崎 結衣
白崎 結衣
でも、今のご主人は劣化しているため術式も完全には扱いきれていません
白崎 結衣
ご安心ください!このシオン、ご主人のためなら誠心誠意を込めて鍛えます!
白崎 結衣
元はと言うと私が悪いので、一生をかけさせてもらいます!
白崎 結衣
はい!
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
あれは凄かったですね
白崎 結衣
大丈夫……と言ったら大丈夫じゃないですけど、これぐらいは許容範囲なので
白崎 結衣
白崎 結衣
普通に思うだけでいいですよ
白崎 結衣
白崎 結衣
白崎 結衣
はい、ちゃんとできてます
白崎 結衣
こればかりは鍛錬をするしかないですからね
白崎 結衣
(昨日……そういえば、ご主人が私と契約する前、雰囲気が変わってましたね……)
(話し方からすると長年生きていた者でしょうか)
(だけどなぜご主人の中にいるんだろう……、私の今いる【精神世界】にはいなかった)
(とすると、生得領域か?ご主人が落ちていく不思議な感覚と言っていたから、確かにそこは生得領域なはず……)
白崎 結衣
あ、いえ、大丈夫です
白崎 結衣
(……今日、ご主人の生得領域に行こう、何か分かるかもしれない……)
白崎 結衣
ボチャン
白崎 結衣
白崎 結衣
…………
(ご主人、本当にごめんなさい……)
白崎 結衣
そうですね、私は少ししてから寝ます
白崎 結衣
おやすみなさい
白崎 結衣
(……さてと、行きますか)