兎のお歌部屋

♡

♡

♡

ねぇ

2人共分かっていたの

何度心絡めても日に日に

解けていった

赤色の糸

　　　　　　　　　愛してる♡

愛してる♡　　　　　　　　　　　　　　　

やっぱ駄目みたいだ…

さよなら

カーステレオのラジオで

不意に流れた

君が

初めて

教えてくれたあの曲

違う誰かの助手席で

寝たふりして誤魔化す夜、

懐かしい駅

2人の部屋、

過去を今を見えなくする…

でもいつかね…

知らない色に、染まって

誰かと溶けてゆくの

その瞬間が

きっと

私の痛い気持ちを

2人の物だと勘違いしていた

愛してる

愛してる

なんて

未来は、変わったかな…

♡

♡

♡

背伸びしてばかりだった

痛みも何より、綺麗に見えたの…

私の…

物

にしたくて…

靴擦れした気持ちと目を

二人で見た

あの映画は、

今の私たちの事だったのかな

私達は…運命だと、

本気で思い込んでいたけども本当は、

長くいたから似てただけ…

私に夢がなかったら

もしも貴方とと同じ夢を見ていたら

もしかしたら今でも

当たり前に決まってたように

一緒にいられたかな

未だに

友達にもきっと

最後の言葉は、

だったけど…

♡♡♡

あの夏にね…くれたピアス

って海に投げたの…

忘れられる

気がしたけど…

思い出だけは、海も飲み込みきれない…

♡

♡

♡

私に染み込んでいる

あの口癖は

あなたの

物だったの

なんて願って馬鹿みたい…

愛してる

愛してるなんて

言っても

もう何も

運命だと信じてた日々よ…