テラーノベル
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ゆめぴ♥️
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薄暗い部屋の隅で、遠くからパトカーのサイレンが微かに聞こえていた
その音が近づくたび、肩がビクッと小さく震える
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コトン
それを愛おしそうに見つめながら、たっつんはベッドの脇に二つのグラスを置いた
重い空気の中たっつんが口を開く
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たっつんの声は、驚くほど穏やかだった
俺は膝を抱えたまま、力なく視線をたっつんに向ける
その瞳に光はなかった
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泣いてしまった俺の肩を、たっつんはそっと引き寄せ、強く抱きしめた
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たっつんは涙を親指で優しく拭うと、枕元のグラスを一つ手に取り、俺の手に握らせた
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ふたりで
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俺はグラスの中の透明な液体を見つめた
そこに、たっつんが自分のために用意してくれた「永遠の救い」が溶けていることを、本能で理解した
怖くはなかった。そこにあるのは大切な人への信頼だけ
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そしてカラン、と小さな音を立てて俺らはグラスを合わせ、迷いなくそれを飲み干した。
ベッドに並んで横たわり、指を絡めるように固く手を繋ぐ。
次第に体の感覚が消え、視界がかすんでいく
じゃぱぱの繋いだ手がゆっくりと冷たくなっていくのを、たっつんは愛おしさを噛み締めるように強く握り返した。
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扉が激しく叩かれ、鍵が破られる鈍い音が響いたのは、二人が完全に意識を手放した直後のことだった。
飛び込んできた人々が目にしたのは、冷たくなった二人の遺体と、決して解けないほど固く結ばれた手。
残された世界にとっては、あまりにも理不尽で痛ましい心中事件
ニュースキャスター
ニュースキャスター
ニュースキャスター
ニュースキャスター
ニュースキャスター
コメント
2件

めっちゃ癖です
うわ…これ、めちゃくちゃ重いけど美しかった……。 たっつんが全部受け止めて、「一緒に行く」って選ぶところ、涙出そうになったよ。逃亡って逃げてるだけじゃなくて、二人だけの世界を作ってたんだね。ラストのニュースキャスターのセリフが、逆に二人の純粋さを際立たせててすごく切なかった。 続き読みたいけど、これで終わりなのかな…?気になる!