コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そう
簡単な祈りだった
端から段々と消える感嘆
今から
緞帳が上がるから
静かな会場を後に
さよなら
言いかけてたことが
ひとつ消えてまた増えて
背中にうしろめたさが残る
従いたい心根を
吐き出さぬように込めて
胸の中が
澱のように濁る
受け止めてたい事が
自分さえ抱えられず
持て余した
それを守っている
霞んだ声はカラカラに
喉を焼いて埋め尽くす
何を言うべきか分からなくて
感じてたものが遠く放たれていた
同じようで違うなんだか違う
何時まで行こうか
何処まで行けるのか
定かじゃないなら何を思うの
僕らが離れるなら
僕らが迷うなら
その度に何回も繋がれるように
ここに居てくれるなら
離さず居られたら
まだ誰も知らない感覚で救われてく
平穏とは
消耗を以て
代わりに成す
実際はどうも変わりはなく
享楽とは
嘘で成る
「綻ぶ前にここを出ていこうか」と
都合のいい願いを
同じ様に同じ様に呟く
何処から聞こうか
何を見失うか
定かじゃないから此処を動けない
僕らが疲れるなら
これ以上ないなら
その度に何回も逃げ出せるように
心が守れるように
奪われないように
互いに託して
体を預けてよ
君と泣く
君と笑う
君と怒る
君と歌う
君と踊る
君と話す
何時まで続くだろうと同じ様に同じ様に呟く
今忘れないよう刻まれた空気を
これから何度思い出すのだろう
僕らだけが
僕らが離れるなら
僕らが迷うなら
その度に何回も繋がれるように
ここに居てくれるなら
離さずいられたら
まだ誰も知らない感覚で
僕の生きてる全てを確かめて
正しくして