テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#BL
カイ
252
🧸🎀🫶
437
ぅみ
104
コメント
3件
コメント失礼します♪ もなさんのテラー本当に大好きでたくさんみさせてもらってます🥹🤍かき方とか、ストーリーめちゃめちゃ好きです😭😭これからも頑張ってください❤️🔥続き楽しみにしてます💫
今回も楽しいお話ありがとうございました!!川辺で2人が石投げしてるのがめっちゃ目に浮かびました笑 2人ともカレー好きだなぁ笑 2人が未来をみているときだけ高校生になったんだなとかって思う!最後の映像にうりさんが映っていたのが気になったけどうりさんが自分のために身勝手に殺人をしていないってことがわかっただけで嬉しい!星のキーホルダーの中身も気になる…続き楽しみにしてます!
ゆめかだよ〜🌸 第10話読了! もうね、川辺で石投げて笑い合う2人のシーンがめっちゃエモかった…😭💕 逃げてるって分かってるのに、一瞬だけ普通の高校生に戻れるあの時間が切なくて尊すぎる…! 「カレー作る」「また?」「うんまた」のやり取り、何だこの破壊力…! 未来の話をする2人を見てると泣きそうになるよ。 最後の映像でうりが映ってたのも気になるし、星型キーホルダーの中身もまだ見てないし…続きが気になって仕方ない! めっちゃ良かったです、ありがとうございます✨
翌朝。少し早く宿を出た俺たちは山間の小さな町へ辿り着いた。
観光地でもない。けどどこか和むようなそんな町だった。
誰も居ない閑静な駅のホーム。改札を出ると川のせせらぎが聞こえてきた。
瀬那 うり
うりが大きく息を吸いながらそう呟く。
俺も大きく息を吸って吐く。やけに空気が美味しかった。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
瀬那 うり
少しの沈黙が俺たちを襲う。 だけど、すぐ俺たちは顔を見合せて笑いあった。
瀬那 うり
瀬那 うり
真宮 ゆあん
俺は肘でうりの腕を突く。
確かにここは廃れており、人があまり居ないのが伺えるようなそんな商店街だった。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
何も無い商店街に1つだけやっているお店があった。 俺は思わず足を止めた。
そこは、古い駄菓子屋だった。
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
店の外に置かれた棚には、10円ラムネや当たり付きのガムなど小学生の頃によく食べたお菓子が並んでいた。
懐かしさのあまり当たり付きのガムを2つ購入した。
真宮 ゆあん
ガムの1つをうりに差し出す。
瀬那 うり
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
笑いながらそう言うと、うりは少し照れくさそうに「なんだそれ」と言う。
小さいガムを噛み締め、また商店街の奥へと足を進めた。
昼過ぎ。川辺に来た俺たちは石を投げて遊んでいた。
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
そう言ってうりは、石を一生懸命探し「これがいっちゃん跳ねるわ」といい思い切って投げた。
ポチャンと音を立て沈んだ。
真宮 ゆあん
真宮 ゆあん
瀬那 うり
瀬那 うり
真宮 ゆあん
俺たちはまた笑いあった。
きっと心のどこかでは何時かこの時間が終わってしまうことは分かっている。 これはうりも思ってるばすだ。
でもこうして笑いあっている時間だけは、そのことを忘れさせてくれる。
この時はどこにでもいる高校生のように笑いあっていた。
この瞬間だけは、2人の間を裂けるものはいなかった。
一方その頃。ゆあんの父真宮警部は10年前の事件の関係者の元を尋ね小さなクリーニング屋に来ていた。
店の中に入ると、エプロンを着た少し腰の曲がった年配の女性が奥から出てきた。
間宮警部は軽く挨拶を交わし、女性は間宮警部の方をじっと見つめる。
年配の女性
年配の女性
お父さん
女性は少し迷い、棚の奥から古い茶封筒を取り出し、真宮警部に中身を渡した。
年配の女性
年配の女性
渡された小さなメモには、子供の字で何か書かれていた。
真宮警部は恐る恐る内容を確認する。
その文字は、極度に歪で恐らく震えながら書いた文字であろう。
『お願いです。あの子は悪くありません。何も知らないんです。』
署名はない。ただこの文だけが書かれていた。
お父さん
真宮警部は、その筆跡に見覚えがある気がした。 けど確証がないままその場を後にした。
夕方の川沿い。 俺たちは肩を並べて歩く。
ふと、自分の中にある考えが浮かぶ。 これは絵空事だ。でも言わずにはいられなかった。
俺は足を止める。すると、うりが「どうした?」と心配そうに顔を向けてくる。
真宮 ゆあん
うりは前を向いたまま、足を止める。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
うりはほんの少しだけ笑った。
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
2人して笑い合う。川のせせらぎに混じって笑い声が響く。
瀬那 うり
瀬那 うり
真宮 ゆあん
瀬那 うり
真宮 ゆあん
また笑う。 この瞬間だけ、今話した事が本当に近い未来にあるような気がした。
ずっとこの瞬間が続けばいい。何度そう思ったことか。
何度願っても叶いそうな気がしたから。
だから何度でも願う。
夜。少し新しめの宿に泊まることになった。 ゆあんはもう眠っていた。
山道を歩いたり、川辺を歩いたりしたから疲れたのかな。
瀬那 うり
宿の部屋にベランダがあった。 そこにあった椅子に腰掛け星空を見上げる。
都会の淀んだ夜空じゃなくて、澄んだ夜空は見ていて気持ちいい。
瀬那 うり
うりは、上着のポケットから星型のキーホルダーを取り出す。 そして、キーホルダーの蓋を開ける。
中には小さく折り畳まれた紙が入っていた。
でもうりは、それを開こうとはせず自分の胸に当てるだけだった。
瀬那 うり
瀬那 うり
誰に向けられた言葉かは分からない。 ただ、雫が零れるように出たその言葉はうりを苦しめるのには充分だった。
ー〇〇県警察署 証拠品保管室ー
同じ頃。間宮警部は過去の事件の証拠品を探しに来ていた。
”証拠品保管室”。そこには埃を被ったダンボールが積み重なっていた。
事件番号を1つ1つ確認し、該当事件のダンボールを見つけ中を開ける。
すると、中には小さなビニール袋が入っていた。
お父さん
ビニール袋の中から壊れた携帯電話。そしてSDカードが出てきた。
そして、証拠品と一緒に同封されていた保管記録の紙には、 【解析不能のため保管終了】と書かれていた。
間宮警部は静かに証拠品を見つめる。
お父さん
お父さん
お父さん
ー〇〇県警察署 鑑識課ー
鑑識さん
お父さん
お父さん
鑑識さん
お父さん
鑑識さん
鑑識さん
お父さん
ー翌朝ー
鑑識さん
お父さん
鑑識課の男は足早に間宮警部の元へ来た。 そしてデスクの上にパソコンを置き、復元された画像を見せる。
間宮警部は息を飲み、恐る恐る再生ボタンを押す。
映像は荒く雑音が響き、音も途切れ途切れだった。
暫く黒い画面だったが、画面には学ラン姿の男子中学生が泣きそうな声で何かを話している。 そしてその少年は、誰かを庇うかのように立っている。
一瞬映った横顔が、あまりにも見慣れすぎていた。
間宮警部の表情が凍りつく。そして絞り出すかのように声に出す。
お父さん
映像はそこで途切れた。急用だったためその後はまだ復元出来ていない。
だが、1つだけ間宮警部は真実に1歩近付いた。
うりは、誰かを守ろうとして自分を犠牲にしたということを。
𝐍𝐞𝐱𝐭♡···▸500
◾︎◽︎To be continued◽︎◾︎