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谷 未乃璃

お腹がすいた

谷 未乃璃

そろそろ何か食べないと死ぬかな

谷 未乃璃

ゴミ箱でも漁ろうか

悪そうな男 一

おっ、こんな所にもいるぜ

悪そうな男 二

おー!いいじゃあねーか!

悪そうな男 二

上級だ!いや、最上級か?

悪そうな男 一

その間じゃねーか?

悪そうな男 三

おい!早くしろ!見つかるぞ!

悪そうな男 二

わかったわかった

悪そうな男 二

んじゃあ、お嬢さんにはこれを被ってもらおうか

麻袋を指差す男

谷 未乃璃

私の事?

谷 未乃璃

嫌ですけど

悪そうな男 三

さっさとしろ!

悪そうな男 二

はいはいわかったよ

悪そうな男 一

いいから、大人しくしててねー?

心底嫌そうな顔をする未乃璃

谷 未乃璃

い、いやです!

谷 未乃璃

離してください!

悪そうな男 一

チッ!黙っとけ!

未乃璃を殴る男

谷 未乃璃

ゴッ!

気を失う未乃璃

悪そうな男 三

さっさと運べ!

悪そうな男 二

へーへー、わかってるよ

悪そうな男 二

なんてったってボスの命令だからな

谷 未乃璃

ん…?ここは何処?

そこは錆びれた牢獄の様な場所だった

谷 未乃璃

何故此処に?

左の頬を触る

谷 未乃璃

痛っ!

谷 未乃璃

そうだ...殴られたんだった

谷 未乃璃

どうやって出るか考えなきゃ

周りを見る

谷 未乃璃

ッ! どういうこと?

谷 未乃璃

なんでこんなに...

そこに居たのは沢山の少女達だった

谷 未乃璃

し、死んでる...?

谷 未乃璃

よ、良かった

谷 未乃璃

みんな生きてる

しかし、少女達は全員意識がなく、傷だらけだ

????

ふふふっ

????

大丈夫?

谷 未乃璃

えっ?

全員ではなかった

汚れひとつない高級そうなドレスを着た少女はひとり、未乃璃をみて笑っていた

谷 未乃璃

君、だれ?

谷 未乃璃

というか、何故傷がない?

????

私?私は傷つけられないのよ

????

誘拐までしたくせにね

????

そんな勇気がないの、あの人達は

谷 未乃璃

谷 未乃璃

(まあ、いいか)

谷 未乃璃

ここから出なきゃ

谷 未乃璃

手伝ってくれない?

????

いいけど...

????

多分、その必要はないわ

谷 未乃璃

谷 未乃璃

どういうこと?

????

ふふふっ

????

まあ、いいわ

????

直に分かるわ

悪そうな男 一

おい、お前ら!起きろ

悪そうな男 一

飯の時間だ

悪そうな男 二

ほらっ!

ガシャンッ! 乱暴に皿を置いていく男達

谷 未乃璃

こ、これなに

????

ホントよ、なにこれ

出されたのは、適当に作られたであろうお粥だった

悪そうな男 二

不味そうなのは同情するがな

悪そうな男 二

俺らに捕まった時点でお前らの運は尽きているんだ

悪そうな男 二

我慢しろ

去っていく男達

谷 未乃璃

パクッ

????

えっ?食べるの?

谷 未乃璃

不味...なんか米が硬い...味付けもないし

????

こんなの食べられたものじゃないわ

皿を退けて未乃璃の隣に来る

????

あーあ、捕まるまでは楽しかったのに

谷 未乃璃

は?え?どういう?

????

そのままの意味よ

????

まあそれもあと少しの辛抱ね

谷 未乃璃

何故少しだとわかるの?

????

んー、私は...

ドゴォン!!! 轟音が鳴った

谷 未乃璃

何事...?

????

ほら、あと少しだよ

バァンッ! 突然開けられた扉

悪そうな男 三

う、うわぁああああ!

悪そうな男 一

ひっ人質だ!人質をとれ!

????

駄目だよ

谷 未乃璃

誰?

開けられた扉付近に2つの人影がある

????

ほぉら、すぐ来た

予想が当たって嬉しそうな顔をする ????

谷 未乃璃

何故そんなに嬉しそうなの?

????

私を助けに来た人達だから

谷 未乃璃

えっ?

????

エリスちゃーん!大丈夫かーい?

エリス

五月蝿い、リンタロー

森 鷗外

酷いっ!

????

首領殿、そんなことをしてる場合じゃありませぬぞ?

エリス

紅葉も来たのね!

尾崎 紅葉

エリス嬢、ご無事でしたか

エリス

当たり前でしょ

エリス

そんなことより早くこの人達を倒して

森 鷗外

分かっているよ、紅葉君

尾崎 紅葉

「金色夜叉」

谷 未乃璃

?!

谷 未乃璃

あれは...?

エリス

紅葉は異能力を使えるのよ

谷 未乃璃

い、のうりょく?

エリス

覚えなくてもいいのよ

男二人が夜叉によって斬られる

谷 未乃璃

エリス

何とも思わないの?

谷 未乃璃

何にですか?

エリス

人が死ぬことに

谷 未乃璃

なんとも思わない訳では無いけどこの人達は自分とはなんの関わりもないから

谷 未乃璃

それに私たちに酷いことをした

エリス

でも、女の子達の安全を確認した時は安心してたよね

谷 未乃璃

男の人と女の子は違うんだよ

エリス

そう?

森 鷗外

エリスちゃーん!心配したよぅ!

エリスに抱きつく森

エリス

邪魔

森 鷗外

酷い!

谷 未乃璃

君、エリスっていうの

エリス

うん、そうよ

谷 未乃璃

いい名前だね

森 鷗外

そうだろう?

森 鷗外

エリスちゃんは名前だけじゃなく───

語り始める森

谷 未乃璃

ところで、あなた達は?

尾崎 紅葉

私らは...「ポートマフィア」じゃ

谷 未乃璃

ポート、マフィア

真っ青になる未乃璃

谷 未乃璃

すみませんでした

谷 未乃璃

数々の無礼をお許しください

エリス

いいのよ、別に

エリス

暇な時間の話し相手になって貰えたしね

尾崎 紅葉

幼女好きの首領殿に感謝するんじゃな

森 鷗外

そうだよ、それに私達は君達を助けるために来たんだから

森 鷗外

じゃあ、私達はこれで失礼...君?

森 鷗外

大丈夫かい?

今までの空腹やストレス、過呼吸で意識が朦朧とする未乃璃

森 鷗外

ゆっくり呼吸をするんだ

谷 未乃璃

ヒューッ、カヒューッ

谷 未乃璃

カクンッ

森 鷗外

駄目か...

とうとう、意識が無くなる未乃璃

森 鷗外

おやおや、どうしようかねー

尾崎 紅葉

!首領殿!離れるのじゃ!

森 鷗外

その場から即座に離れる森達

谷 未乃璃

ザッザザッザザザザッ

未乃璃の異能が暴走し始める

尾崎 紅葉

こ、これは...

森 鷗外

異能だね

森 鷗外

さて、これからどうするか...

エリス

見て、リンタロー

エリス

弱まってくよ

森 鷗外

身体の方が力尽きたんだ

森 鷗外

そろそろまずいね

森 鷗外

そこの君達、この子を運んでくれ

何処からともなく出てくる男達

森 鷗外

勿論、医務室に運んでくれ

尾崎 紅葉

では、行くかの

エリス

リンタロー、甘いスイーツが食べたい

森 鷗外

勿論!いっぱい用意しておくよ

谷 未乃璃

ん...

谷 未乃璃

此処はどこ?

森 鷗外

おや、起きたかい?

谷 未乃璃

寝台?すごく大きい

谷 未乃璃

森 鷗外

いいよ、そんなに身構えなくても

森 鷗外

それに、あんまり動かない方がいい

未乃璃は点滴に繋がれている腕を見た

谷 未乃璃

わ、わかりました

森 鷗外

そういえば..君、名前は?

谷 未乃璃

私は谷 未乃璃です

森 鷗外

未乃璃君か

エリス

未乃璃っていうのね

森の後ろからひょこっと出てくるエリス

谷 未乃璃

はい

エリス

さっきまでと同じ態度でいいわ

谷 未乃璃

しかし...

エリス

いいの!

谷 未乃璃

わ、わかった

森 鷗外

未乃璃君、君には...

森 鷗外

ポートマフィアに入ってもらう

谷 未乃璃

え?

森 鷗外

嫌かい?でも、君は私の素顔を見ている

谷 未乃璃

ッ!

森 鷗外

ポートマフィアに入らないというのであれば、君は生かしておけない

谷 未乃璃

わ、わかりました

谷 未乃璃

ポートマフィアに入ります

森 鷗外

なにもすぐにってわけじゃあない

森 鷗外

私もそこまで鬼では無いからね

森 鷗外

でも、回復したら直ぐにマフィアとして動いてもらう

谷 未乃璃

はい

森 鷗外

それまでは、まあ、気軽に休んでいて欲しい

谷 未乃璃

わかりました

森 鷗外

エリスちゃんと遊んであげてくれないかね?

谷 未乃璃

いいのですか?たかが下級構成員が

森 鷗外

いいのだよ

森 鷗外

それに君には、それなりに高い役職に着いて貰いたい

谷 未乃璃

谷 未乃璃

何故ですか?こんな、力も何も無い人に

森 鷗外

君には力がある

谷 未乃璃

え?

森 鷗外

まあ、それも回復して、君の上司に会ってからにしようか

谷 未乃璃

わかりました

森 鷗外

それじゃあ、私はもう行くよ

エリス

未乃璃!遊びましょ?

谷 未乃璃

うん

谷 未乃璃

っていっても、あんまり動けないけど

エリス

そうねー、それじゃあお絵描きをして───

三週間後

中原 中也

コンコンッ!首領、中原です

森 鷗外

いいよ、入ってきたまえ

中原 中也

失礼します

中原はエリスと遊ぶ少女が気になった

中原 中也

……

森 鷗外

気になるかい?この子が

中原 中也

まあ、はい

森 鷗外

この子の名前は谷 未乃璃という

中原 中也

はあ...

森 鷗外

君には関係あるよ

森 鷗外

この子は君の幹部補佐になってもらう

中原 中也

え?

森 鷗外

特例でね、この子は異能力を所持していてね

森 鷗外

しかも、とても強い異能だ

森 鷗外

君が面倒を見てやってくれ

中原 中也

わ、わかりました

森 鷗外

疑問が多いとは思うがね、彼女はとても賢い

森 鷗外

太宰君が組織を去って、今は大打撃だ

中原 中也

はい

森 鷗外

雑用でもなんでも使ってあげてほしい

中原 中也

わかりました

森 鷗外

あと、訓練もお願いね

森 鷗外

と、いうことだよ

森 鷗外

未乃璃君、彼が君の上司だ

谷 未乃璃

よろしくお願いします

谷 未乃璃

谷 未乃璃です

谷 未乃璃

不束者ですが頑張ります

中原 中也

おう、オレは中原 中也だ

谷 未乃璃

中原幹部

中原 中也

幹部はやめろ、中也でいい

谷 未乃璃

では、中也さん

中原 中也

これから、ビシバシ鍛えていこうとおもうが、甘ったれたこと言うんじゃねーぞ

谷 未乃璃

ッ、はい

中原 中也

この世界はそんなに甘かねー

中原 中也

訓練にしても何にしても死なねー程度に苦しめるからな

谷 未乃璃

わかりました

森 鷗外

下がっていいよ、二人とも

中原 中也

失礼します、首領

谷 未乃璃

失礼します、首領

中原 中也

ここが、オレの執務室で、お前の仕事場だ

谷 未乃璃

はい

中原 中也

さっそくだが、珈琲淹れてくれ

谷 未乃璃

珈琲、ですか

谷 未乃璃

……

中原 中也

どうしたんだよ

谷 未乃璃

淹れ方が、わかりません

中原 中也

そうか、擂鉢街にいたんだもんな、わかんなくて当然か...

中原 中也

じゃあ、こっち来い
教えてやる

谷 未乃璃

はい

中原 中也

そんな何回もやんねーからな、1回で覚えろ

谷 未乃璃

わかりました

中原 中也

ここをこうして───

谷 未乃璃

フムフム

中原 中也

これで完成だ
わかったか?

谷 未乃璃

はい

中原 中也

じゃ、次から頼むぞ

谷 未乃璃

はい、任せてください

谷 未乃璃

(この人は思ったより大丈夫かも)

中原 中也

じゃ、オレは書類仕事するが、未乃璃は...

谷 未乃璃

何もすることがありません

谷 未乃璃

掃除でもしますか?

中原 中也

そうだな、じゃ、書類整理してきてくれるか?

谷 未乃璃

はい

中原 中也

ファイルにアルファベットと番号が書いてあるから順番に並べてくれ

谷 未乃璃

わかりました

中原 中也

終わったら声掛けてくれ

中原 中也

次の仕事も用意しとくわ

谷 未乃璃

はい

中原 中也

ま、こんな感じか

中原 中也

未乃璃ももう上がっていいぞ

谷 未乃璃

はい、お疲れ様です

中原 中也

書類整理以外にも色々教えたが、ちゃんと覚えられたか?

谷 未乃璃

はい、大丈夫だと思います

中原 中也

じゃあ、明日覚えてるか確認するからな

中原 中也

覚悟しとけよ

谷 未乃璃

わかりました

中原 中也

あっ、あと、明日は交渉の仕事があるんだが

谷 未乃璃

交渉、ですか...

中原 中也

お前、それ以外に服持ってる?

谷 未乃璃

え...

未乃璃は真っ白でシンプルなネグリジェにカーディガンだった

谷 未乃璃

あ...

谷 未乃璃

(こんな格好で仕事してたのか、自分)

谷 未乃璃

な、ないですね...

中原 中也

そうか...

谷 未乃璃

(前持ってた服は首領に捨てられた)

谷 未乃璃

(ボロボロだったし、外に出ることもないからいいかと思っていたけど...)

谷 未乃璃

(不便だ...)

谷 未乃璃

どうしよう

中原 中也

よし、じゃ、買いに行くか

谷 未乃璃

は?

中原 中也

準備しろ…ってなんも無いんだったな

谷 未乃璃

あ、あのっ中也さん?

谷 未乃璃

私、お金が...

中原 中也

あぁ?いいんだよそんなもん

中原 中也

オレが買ってやるよ

谷 未乃璃

えっ、でも

谷 未乃璃

交渉に行くとかそういう服って高いんじゃあ...?

中原 中也

あのなぁ、オレはポートマフィアの幹部様だぞ?

中原 中也

そんなの何十着買っても有り余るほどの金があるんだよ

谷 未乃璃

えぇ...

中原 中也

いいから、すぐ行くぞ

谷 未乃璃

は、はい

中原 中也

此処だな

中原 中也

じゃ、行くぞ

谷 未乃璃

あ、ちょっ

中原 中也

ズンズン

谷 未乃璃

速っ!

谷 未乃璃

(迷いが無さすぎる)

中原 中也

あっ

なにか思い出した様に振り向く中原

谷 未乃璃

な、なんでしょうか

中原 中也

お前、それじゃ目立つからこれ羽織っとけ

谷 未乃璃

投げ渡される外套

谷 未乃璃

あ、ありがとうございます

中原 中也

早く行くぞ

谷 未乃璃

はい!

谷 未乃璃

(中也さんっていっつも手を通してないけどなんで?)

谷 未乃璃

(そういう趣味なのか?)

中原 中也

おい、早くしろ

谷 未乃璃

はいっ! タタッ

中原 中也

ここだ

谷 未乃璃

えっ、

谷 未乃璃

(めちゃめちゃに高そうな所なんですけど)

中原 中也

ここは、オレの御用達の店だ

谷 未乃璃

へ、へー

谷 未乃璃

(え、同じ服を着るってこと?)

谷 未乃璃

(やばくないか...)

谷 未乃璃

あ、あの中也さんここはちょっと

中原 中也

そんなに嫌か?

谷 未乃璃

嫌とかそういうのではなく、

谷 未乃璃

なんか、その

中原 中也

なんだよ?

谷 未乃璃

中也さんと同じ服を着るってことになりますが、い、いいんですか?

中原 中也

いいだろ

谷 未乃璃

あ、そうなんですか...

谷 未乃璃

(え、いいの?)

谷 未乃璃

(幹部としていいのか?)

中原 中也

オレの幹部補佐だからこそ同じような服を着るんだろうが

谷 未乃璃

なるほど

中原 中也

入るぞ

谷 未乃璃

(幹部補佐として認めてくれたって事なのか)

谷 未乃璃

はいっ!

中原 中也

まずは、採寸して貰え

谷 未乃璃

はい

採寸が終わる

中原 中也

ひとまず、デザインだけ決めて、ここにある服を1着ずつ買おう

中原 中也

後の2着はオーダーメイドでいいだろ

谷 未乃璃

...

谷 未乃璃

(お、オーダーメイドだと?!)

谷 未乃璃

(すごい太っ腹だ、この幹部)

中原 中也

俺と同じ型の外套と、

谷 未乃璃

(ホントに同じ型でいいのか)

中原 中也

ネクタイと.......

中原 中也

なあ

谷 未乃璃

はい

中原 中也

スラックスとスカートどっちがいい

谷 未乃璃

えっと

谷 未乃璃

(どちらもあまり好きでは無いのだが)

中原 中也

なんでもいいぞ

谷 未乃璃

なんでも、ですか

谷 未乃璃

あっ!これがいいです

それは、膝が隠れるか隠れないかくらいのショートパンツだった

中原 中也

これは...いわゆるショートパンツってやつか

中原 中也

わかった
これにしよう

谷 未乃璃

ありがとうございます

中原 中也

でも、これ寒くないか?

谷 未乃璃

膝下のハイソックスを履きます

中原 中也

なるほどな

中原 中也

じゃあ、このショートパンツとハイソックスを買おう

中原 中也

ハイソックスは今全部買っちゃっていいか...

中原 中也

あとは、シャツだな

中原 中也

未乃璃、サイズは?

谷 未乃璃

Mですかね

中原 中也

じゃ、これ4着と...

中原 中也

じゃ、会計行くか

谷 未乃璃

はい

中原 中也

これお願いします

谷 未乃璃

(ほんとに全部買ってくれるのか)

中原 中也

あと、オーダーメイド頼みたいのですが───

店員

承ります

中原 中也

この型の外套とショートパンツと──

店員

外套の色はどうなさいますか?

中原 中也

どれがいい

谷 未乃璃

このアッシュグレーで

店員

では、最後にご着用される方はそちらのお嬢様でお間違えなかったでしょうか?

中原 中也

ああ

谷 未乃璃

(お、嬢様...)

店員

ではお会計の方を──

中原 中也

これで頼む

谷 未乃璃

(えっ!あれは...!)

中原が取り出したのは所謂、 ブラックカードだった

谷 未乃璃

(実在するのか...)

店員

誠にありがとうございます

店員

お品物の受け取りは後日、ご連絡させて頂きます

中原 中也

ああ、頼む

店員

ありがとうございました

中原 中也

明日に必要なものは、大体揃ったか

谷 未乃璃

(シャツ、ネクタイ、ショートパンツ、ハイソックス)

谷 未乃璃

(全て買われてしまった)

谷 未乃璃

(まだあと、外套とショートパンツ2着あるのか...)

中原 中也

あとは靴か

谷 未乃璃

(靴!?)

谷 未乃璃

(まだ買う気なのか、この幹部)

谷 未乃璃

(確かにないとダメだが)

中原 中也

この店か

中原 中也

靴のサイズは?

谷 未乃璃

22ですかね

中原 中也

(身長の割に小さいな)

中原 中也

じゃあ、この22のローファーだな

中原 中也

ちょっと履いてみろ

谷 未乃璃

ピッタリですけど、なんか違和感が

中原 中也

そうか、じゃあそれで

中原 中也

会計行くぞ

谷 未乃璃

えっ

谷 未乃璃

(違和感あるっていいましたが...)

中原 中也

こんなもんか

谷 未乃璃

なんか、申し訳ないような気が

中原 中也

いいんだよ

中原 中也

そもそも、金の使い道に困ってたしな

中原 中也

あとなんかないか?

谷 未乃璃

うーん...

谷 未乃璃

あっ

谷 未乃璃

(でも、流石に)

中原 中也

あるのか?

中原 中也

なんでもいいから言ってみろ

谷 未乃璃

えー、でもー...

中原 中也

上司の言うこと聞けねーのかよ?

谷 未乃璃

うっ、じゃあ...

谷 未乃璃

チョーカー

中原 中也

あー

谷 未乃璃

中也さんと同じ型のチョーカーが、ほ、しい、で、す

中原 中也

なるほどな

中原 中也

いいぜ、買ってやるよ

谷 未乃璃

いいんですか?

中原 中也

お前が言ったんだろ

谷 未乃璃

そうですけど

中原 中也

おら、早く行くぞ

谷 未乃璃

(なんとなくだけど、さっきよりも高そう)

中原 中也

オレと同じ型はこれだな

谷 未乃璃

えっ

谷 未乃璃

(さっき、チラッと値札が見えたけど、桁が違う)

谷 未乃璃

(なんか、0が多い)

中原 中也

会計行ってくるわ

谷 未乃璃

はい

中原 中也

これで全部か?

谷 未乃璃

そうですね

中原 中也

じゃ、帰るか

谷 未乃璃

はい

マフィアの寮

谷 未乃璃

(首領にここに住むように言われたけど)

谷 未乃璃

(寝たり荷物置いたりするだけだしな)

谷 未乃璃

まあ、いいか

谷 未乃璃

明日は頑張らなきゃな

中原 中也

おう、来たか

谷 未乃璃

おはようございます、中也さん

中原 中也

おはよ

中原 中也

交渉の時間まで結構あるし、昨日の復習するか

谷 未乃璃

はい

未乃璃が昨日言われたことを 一通りやって見せた

中原 中也

おー、なかなかやるじゃねーか

中原 中也

慣れてないにしては手際がいいな

谷 未乃璃

ありがとうございます

中原 中也

じゃあ、これから交渉だが

中原 中也

.......

中原 中也

昨日買った服はちゃんと来てんのにチョーカーは付けてないんだな

谷 未乃璃

あっ、えっと

谷 未乃璃

(自分で言ったくせに付けられなかったことは言えないな)

谷 未乃璃

えっと、付けたかったんですが

中原 中也

あー、付けられなかったんだな?
難しくて

谷 未乃璃

(バレた)

谷 未乃璃

はい

中原 中也

今チョーカー持ってるか?

谷 未乃璃

はい

中原 中也

じゃあ俺が着けてやる

谷 未乃璃

谷 未乃璃

いいんですか

中原 中也

ああ、幹部様直々にだ

谷 未乃璃

ありがとうございます

さらっと付ける中原

中原 中也

おーおー、しっかり似合ってるじゃんよ

谷 未乃璃

ほんとですか

中原 中也

ああ、それで気合入れてくれよ

中原 中也

大事な交渉だ

谷 未乃璃

はい

中原 中也

お前は今日、見てるだけでいい

中原 中也

オレの話し方から学べ

谷 未乃璃

わかりました

森 鷗外

未乃璃ちゃんが来てからもう4年半も経ったねー

谷 未乃璃

急にどうしたんですか? 首領

森 鷗外

いいや?なんでもないさ

森 鷗外

とりあえず、もう下がっていいよ

森 鷗外

これから中也くんと訓練なんだろう?

谷 未乃璃

はい

森 鷗外

頑張ってね

谷 未乃璃

ありがとうございます

谷 未乃璃

失礼します、首領

地下の訓練所にて

中原 中也

オラッ!

上段蹴りを放つ中原

谷 未乃璃

くっ

ギリギリで躱す未乃璃

中原 中也

躱してばっかじゃやられるぜ

谷 未乃璃

くぅ、ふっ!

中段回し蹴りを放つ未乃璃

中原 中也

おっ!いいじゃねーか

中原 中也

だがな

蹴りを避け、パンチを放つ

谷 未乃璃

うっ

ガードしたが威力が強く 飛ばされる未乃璃

それを見た中原は追撃を放つ

谷 未乃璃

くぅっ

床に崩れる未乃璃

中原 中也

はい、未乃璃の負け

パチンッ 未乃璃の額にデコピンをする中原

谷 未乃璃

いたっ

中原 中也

今日はこんな所か

谷 未乃璃

ありがとうございました

中原 中也

しかし、お前も強くなったな

谷 未乃璃

負け続けていますが?

中原 中也

前は全然本気出してなかったんだ

中原 中也

でも、今は本気を出さなきゃ勝てない

谷 未乃璃

まあ、10回に1回位勝てる時がありますから

谷 未乃璃

ないときもありますけど

中原 中也

そうだな

中原 中也

お前はオレに勝てない

中原 中也

絶対にな

谷 未乃璃

わかっています

谷 未乃璃

コンコンッ

森 鷗外

はい

谷 未乃璃

首領、失礼します
谷です

森 鷗外

入ってきなさい

谷 未乃璃

失礼します

森 鷗外

どうしたんだい?

谷 未乃璃

○○会社の偽装疑惑の件で

森 鷗外

ああ、それか

谷 未乃璃

──────となり、───というのが、今の状況です。どうしましょうか

森 鷗外

うーん、その件は中也君に一任するよ

谷 未乃璃

はい

森 鷗外

必要があれば殲滅してもいい

森 鷗外

ただし、その前には勿論報告してね

谷 未乃璃

承知しました

森 鷗外

あ、あと未乃璃くん

谷 未乃璃

はい

森 鷗外

近々ポートマフィアと探偵社で、ある共同任務をすることになっているのは知っているね?

谷 未乃璃

はい、存じております

森 鷗外

そこで、未乃璃くんにはマフィア側の指揮を執って貰いたい

谷 未乃璃

え、私にですか

森 鷗外

そうだ

谷 未乃璃

何故でしょうか

谷 未乃璃

五大幹部の方々の方がよろしいのではないでしょうか

森 鷗外

それがねぇ、色々な仕事が立て込んでいてねぇ、、、

森 鷗外

それで、マフィアの地位の上から順番に数えようって思ったら君だったんだよ

谷 未乃璃

な、なるほど、、、

森 鷗外

まぁ、そういう訳でこれから例の任務が完了するまで君は探偵社員だ

谷 未乃璃

は、はぁ、、、

森 鷗外

福沢殿にはもう話が通っているから今の仕事が終わったらすぐに行くといい

谷 未乃璃

わかりました

中原の執務室にて

中原 中也

おう、おかえり

谷 未乃璃

ただいま戻りました

中原 中也

で?あの件はどうなった

谷 未乃璃

中也さんに一任すると

谷 未乃璃

ただし、次の段階に行く前に必ず伝えろと言われました

中原 中也

わかった

谷 未乃璃

いつもの事なのに心配性ですね、首領は

中原 中也

そんなもんだろ

中原 中也

じゃ、これからさっさと終わらせて帰りますか

谷 未乃璃

はい

帰り道

谷 未乃璃

中也さん

谷 未乃璃

話したいことがあります

中原 中也

なんだ?

谷 未乃璃

既に御存知かと思いますが、私は近々探偵社員になることになりました

谷 未乃璃

といっても、任務が終わるまでの臨時のようなものでしょうが

中原 中也

嗚呼、その事か

中原 中也

お前の仕事が俺に回ると思うとイラつくが、まぁ頑張ってこいよ

谷 未乃璃

はい、わかりました

谷 未乃璃

頑張ってくるので、任務が終わったらすっごく高いご飯奢らせてください

中原 中也

当たり前だろ?

中原 中也

年代物のワインも頼むぞ

谷 未乃璃

げぇ、注文が多いですね

中原 中也

おい、今げぇっつったか?

谷 未乃璃

いえ、なんとも

中原 中也

いや、言ったよな?

中原 中也

絶対言ったよな?

中原 中也

って事で今日の晩飯は未乃璃が払えよ

谷 未乃璃

お金なんていっぱいあるのでいいんですがね

中原 中也

おっ、マジでいいのかよ

中原 中也

じゃあ、○○(超高級ホテル)のレストランに行くか!

谷 未乃璃

はぁ、わかりましたよ

福沢諭吉

さて、皆知っていると思うが、マフィアからの共同作戦で新しい社員が増える

福沢諭吉

もともと敵対組織だが、今は正式に探偵社員なので安心しろ

福沢諭吉

では、新入社員を紹介する

福沢諭吉

入ってこい

谷 未乃璃

はい

谷 未乃璃

本日から探偵社の調査員となりました

谷 未乃璃

谷 未乃璃です

作者

プロローグなのにすごく長くなってしまい、すみませんでした

作者

ここまで見てくれた皆さんには感謝しかないです

作者

続きは今頑張って書いてるので、暫し待たれよ!

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