誰も信用できない

学校に行くのが嫌いだった

あいつらがいるから

私がいじめたわけじゃないのに

先生にいじめを相談しただけなのに、！

どうして、？

どうして私が彼女達をいじめたとみんな言い張るの、？

そんなに彼女達の親が怖い？

どうして、？

なんで、私だけ、こんな辛い思いに、！

そうだ、

もう卒業なんだ、

高校では、！

きっと、大丈夫、

だよね、？

何もしないで、

静かにしておけば、

大丈夫、

大丈夫だから、

わたしは幼い頃に両親が他界し

それから親戚の家を転々としていた

いじめられてもなんの対処もなかったのも

このせいだろう

誰も助けてくれなかったし

何もしてくれなかった

少しでも話を聞いて貰えたら変わった？

わからない

もう、全てが分からない

そう思っている時、

ｶﾞｯｼｬﾝ！！

かなへ 今日も夜遅くなりそうです 帰ってきたら適当にご飯を作って食べてください 私のことは気にせず早く寝てください 明日は入学式なのに行けなくてすみません あなたの晴れ舞台を見れないのは残念です また、制服姿を見せてください おじさんより

おじさんは今までで1番良くしてくれる人だった

だけど、夜遅くまで仕事をして

しかも、休みも取れないほど忙しい人だった

だけど

そんなおじさんは私にとってはよかった

文面だけでも話してくれる

そんな人だったから

梟谷学園

そして私は入学式にすら参加しなかった

それから半年間学校に行かなかった

授業は全てプリントで済ませた

元々成績はよかったらか

授業の内容はすぐにわかった

そして今は、、

別室で授業を受けている