……
あれ
おかしいな
痛いはずなのに
痛くない
熱い
お腹だけが焼けてるみたいだ
耳鳴りがすごいなぁ、笑
あーあ
結局なにもできず、終わっちゃうのかな
イチカ
抜かなきゃ
腹部に突き刺さった鈍器を
痛そうにしてるサキを救わなきゃ
ズッ…
サキ
イチカ
助けなきゃ
たすけなきゃ
誰か
誰かサキを――!!
。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
その昔、あるところに、ある神様を信じている人々がいました
その神様は、”ハツネ様”
とある物語「初音天地開闢神話」に登場する神様です
人々は、毎日祈りを捧げました
人々が祈りをささげると、 どこからともなく優しいメロディが聞こえてきました
これこそが救いであると、人々は信じました
ある少女もまた、幸せを感じていました
ある日、人々のもとに貴族がやってきました
貴族は言いました
「そんな馬鹿げた信仰をしているのは貴様らだけである」
「こんな少数の宗教なんぞ必要ない」
「今すぐ立ち去るのだ」
人々は悲しみました
人々は怒りました
人々は反対しました
ですが、政府の力に勝つことはかなわず
人々は散らされてしまいました
ですが、ある少女はあきらめませんでした
毎日、祈ることを忘れませんでした
その瞳は、まるで無垢に輝く星のようでした
ですが、少女は変わってしまいました
人々の心にこそ平和が宿ることを忘れ
力こそが正義だと勘違いしてしまいました
いつしか祈ることも忘れ
その習慣は鍛錬に変わってしまいました
ですが、ハツネ様はずっと見守ってくださいました
今、大切な人を失いそうになっている少女を見て
ハツネ様は、一輪のクローバーを少女に与えました
イチカ
カナデ
カナデ
イチカ
カナデ
カナデ
イチカ
カナデ
イチカ
イチカ
ミズキ
カナデ
ミズキ
カナデ
イチカ
カナデ
カナデ
その子を救えるかもしれない
コメント
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プロセカとかボカロの小ネタめっちゃ詰まってて興奮しました😭(?) いっちゃん、剣抜くことで余計に傷与えてるの辛いなぁ……
続き楽しみにしてます!!