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ぬいぐるみ
279
不破湊
橋にのぼる
不破湊
その時だった
後ろから足音がしたのは
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
引き上げる
あ、
怒ってるな
この人
なんでだろう
甲斐田晴
そうだ、甲斐田……晴……だっけ
不破湊
甲斐田晴
不破湊さんの声は、初めて会った時よりも、枯れていた
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
か弱い声で、不破さんは僕に言った
不破湊
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
甲斐田は、黙って聞いてた
不破湊
不破湊
不破湊
不破湊
ギュッ
不破湊
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
甲斐田晴
あれ
笑った……?
俺が?
今?
不破湊
甲斐田晴
……そっか
俺って
不破湊
コメント
1件
読了。これは……心臓をつかまれるエピソードだった。橋の上で「死のうとする」不破さんと、それを偶然見つけて引き上げる甲斐田さんの温度差が一瞬で逆転する瞬間が、本当に鮮烈だった。「笑えるじゃないですか」――あの台詞、単なる皮肉じゃなくて甲斐田さんの必死の優しさなんだよね。不破さんの声が枯れて、名前を呼んだだけで甲斐田さんの涙が止まらなくなる構造、すごく丁寧で、この二人の関係性に猛烈に引き込まれた。続きが気になる。