テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
I
h
震える指で抑制剤を取り出そうとして、力が入らず、白い錠剤が指先からこぼれ落ちてしまう
h
I
いふくんはすぐにそう言って、床に落ちた薬を拾った。
I
h
I
唇が触れる。 それは深くも、強くもない、短いキスだった。
けれど、その一瞬で、 薬はちゃんと、喉の奥へ落ちていった。
I
h
h
I
h
喉の奥のひりつきは、ほとんど残っていない。 体の重さも、昨日ほどじゃなかった
ゆっくり起き上がろうとして、気づく
ベッドの横の椅子に、いふくんが座ったまま眠っていた。
背もたれに頭を預け、腕を組んだまま、微動だにしない。
h
h
I
声は少し掠れている。 あまり寝ていないのが、すぐに分かった
I
h
I
それだけ言って、いふくんは立ち上がる。けれど、ふらっと一瞬よろけた
h
I
h
I
h
I
h
次の日
h
h
教室に入ると、普段の騒がしさとは違う別の雰囲気が漂っていた
h
ドン
h
生徒
また人にぶつかってしまった
I
h
I
h
I
h
h
I
h
I
h
I
h
h
校門前はいつも騒がしい
でも今日は違った
I
h
h
生徒
h
生徒
I
生徒
h
生徒
ガリツ
h
今、噛まれ...た?
I
h
I
肩が熱く、じんじんと痛む。 頭が、ぐらりと揺れる
心臓の音が耳元でうるさい
I
伸ばされた手。 その瞬間、体がびくっと強張る
h
立とうとした次の瞬間、足から力が抜けてしまった
I
倒れかけた体を、慌てて支えるが返事はない。 ほとけの体は、完全に力を失っていた
I
h
I
もう誰にも触れさせん
次回もお楽しみに
コメント
1件
コメント失礼します。続きが楽しみです✨