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夢主
私は荒々しく息をする。
つい先程まで、私たちは ふたりで楽しくゲームをしていたはずだった。
だが、ジョニィは突然ゲームを中断し私になにかの薬をのまされた。
喉元には苦い後味が残っている。
あれからすぐに、頭がぼぅっと熱くなって、なんだか身体が熱くて、疼いて仕方がなくなったのだ。
彼は涙目になって唇を噛んでいた。
なんだろうこれ……なんか変だ……。 こんな感覚は初めてだった。
夢主
ジョニィから仕掛けたくせに、 彼はなんとも苦しそうな表情で こちらを見つめていた。
ジョニィ
ジョニィは悔しそうに呟いた。
その言葉の意味がわからず 首を傾げる私を見て、 ジョニィは更に顔を歪めた。
そして、そのまま私の上に 覆いかぶさると、首筋に噛みついた。
ぎちり、と音がするほど 強く歯を立てられる。
夢主
痛みを感じ、思わず声が出た。
しかし、それも一瞬のことだった。
まるで全身の血が沸騰したかのように身体中が熱くなり、 心臓が激しく脈打った。
身体の奥底から込み上げてくるような強い性欲に襲われ、 覆いかぶさってきた彼に抱きつく。
はっはっ、と犬のように呼吸をする。
私は未知の体の異変が怖く、四方八方をチラチラと見渡して目を泳がせた。
そんな私の姿を見て、 ジョニィは虚しそうな笑みを浮かべた
ジョニィ
優しく私を抱きしめ、頭をなでる彼の顔はやさしく笑っていたが、 どこか寂しそうだった。
夢主
ジョニィ
混乱する私とは対象的に、 落ち着いた様子のジョニィは、 私の耳元に口を寄せて囁いた。
ジョニィ
頭の中がハテナでいっぱいになった。
ただゲームをしていたはずなのに
なぜだ、なにか気に障ることでもしてしまったのか。
頭の中で様々な考えが ぐるぐると回る。
そんな中でも身体中の熱は 収まる気配を見せなかった。
苦しい、熱い、気持ちいい。
訳のわからない感覚に襲われているとジョニィは私を宥めるように抱きしめやさしく頭をなでる。
ジョニィ
熱くなった体温が彼の冷たい肌の上で混ざり合い、 からだが溶けるようだった。
ジョニィ
熱に浮かされた声で そう言ったジョニィの顔は とても幸せそうだったが、 同時にひどく悲しげでもあった。