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ほの暗いESTP×ENTP
注意!自サツ表現があります!作者にそれらを推奨する意図は一切ありません!ファンタジーをファンタジーとして楽しめる方だけ見てください!
そのため今回はセンシティブにはなっていますが、Eroはないですごめんなさい┏●
ESTP
今夜も帰る前に、いつものように職場の屋上で一杯のコーヒーをあおるESTP
この時間にもなるとほとんど誰も寄らず帰ってしまうのだが……
ESTP
ESTP
よく見るとその人物が立っていたのはフェンスの向こう側だった
ESTP
ENTP
無我夢中で彼の元へ駆け寄るが
間に合うはずもなく
駆け付けたときにはもう誰もいなかった
ESTP
呆然とフェンスの向こうのさっきまであったはずの人影を追い求めるが
ふと下に視線を移して気付いた
誰もいなければ何事もなく通行人が行き交ってるのである
普通なら人が倒れてて騒然となってなければおかしいのに、だ
ESTP
よくよく思い返せば、ここは会社のビルで部外者が簡単に入れる場所ではないし、そんな規模が大きい企業でもないので、ほとんどの関係者をESTPは把握しているが
彼は生まれて初めて見る顔だった
ESTP
ESTP
とにかく今日はもう帰って心身ともにいつも以上に休めようとESTPは思った
そして今夜もESTPの息抜きタイムが始まる
そしてまたしても感じる誰かの気配
ESTP
ENTP
昨夜と全く同じ光景だ
フェンスの向こうに少年が立っている
最早意味がわからないが、このような状況では助けに行く以外の選択肢などあるはずがない
しかしやはり昨日と同じく間に合わなかった
ESTP
下を覗いてもやはり何もなく
かといって立て続けに同じ幻覚を見るなんてそうそうあることではない
ESTP
結局あれからメンタルの検査は受けたが異常なしと判断されてしまった
そして今夜もESTPは彼に引き寄せられるかのように屋上に来ていた
来ない方が心身ともにいいに決まってるのに、何故か身体が動いてしまうのだ
ESTP
ESTP
ENTP
ENTP
ESTP
今度はESTPにはっきりとあの幻覚が語り掛けて来た
ENTP
ESTP
ENTP
ESTP
少年はまたしても虚空に消えていった
(続く)