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何かの 短編集

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何かの 短編集

2 - 🍌🐷 私は貴方に恋してはダメなのに…

♥

62

2025年07月16日

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とうとうこの日が来てしまったか…

でも可哀想ねぇ~

でもしょうがない…

まだ自分たちじゃ無かったことが救いだな

えぇそれはそうね

ほら喋て無いで

さぁ準備をするぞ

おおはらMEN

おーい起きろ!!

おんりー

後少しだけ…

おおはらMEN

ダメに決まってるやろ!!

おおはらMEN

はよ、起きろ!!

おんりー

はいはい分かりましたよ

俺の名前はおんりー

この一族の息子で明日のお祭りの主役でもある

そして今起こしてくれたのがもう一人の主役の赤鬼様

赤鬼様はMENと名乗っており俺もMENと呼んでいる

赤鬼様は色々な事をやってくれる

家事や俺のボディガードやその他もろもろは

全てこの鬼様がやってくれてる

おおはらMEN

ほら早く食べて明日の準備するんやからはよ

おんりー

うん、分かったよMEN

おんりー

明日は何時からお祭りだっけ

おおはらMEN

明日のお祭りは夜の十時頃にお前と俺が出るはずや

おんりー

そっか…じゃあ今日はお着物の準備とかやらなきゃいけないね

おおはらMEN

そうやね、お着物は一度手を当してもらんと俺が怒られてまう。

おおはらMEN

後、住民の皆様に顔を見せなあかん、それから明日の為に色々な事せなきゃあかん

おんりー

今日は大分忙しいね

おんりー

MEN

おおはらMEN

なんや?

おんりー

今日お花畑行っても良い?

おおはらMEN

何故や?

おんりー

最後だしお花でも見ておきたいよ

おおはらMEN

う~ん…分かったほな、お父様に確認入れてくるわ

おおはらMEN

おんりー様はご飯食べとき

🐷は部屋を出て行った

おんりー

……

おんりー

明日が最後か…

おんりー

ここに居られるのも…

おんりー

最後に伝えときたいな…

この館に使える女性

ささどうぞおんりー様

おんりー

今日は俺の為に…

女はその言葉を聞き🍌を睨む

おんりー

じゃなくて私の為にありがとうございます

この館に使える女性

いいえそれが仕事ですから

とまたにこやかな表情に戻る

この館に使える女性

まぁ素敵でございますわ

おんりー

おんりー

当日この服を着て歩くんですね

この館に使える女性

はいこちらの服で赤鬼様と一緒に歩きます

一緒に…歩く

この館に使える女性

このお着物で歩くおんりー様を見れるなんてどれだけ光栄な事か…

光栄ね…

おんりー

今回は私の素敵なお着物を作って貰い誠に感謝しております

この館に使える女性

いいえ。私たちは貴方様に命を救われる物なのですから

この館に使える女性

これくらいしないと駄目ですわ

おおはらMEN

おい終わったか?

おんりー

はい今ちょうど

おおはらMEN

ほな、村の皆様に挨拶をしに行くぞ

おんりー

はい!!

村の人

おぉーお出でなさったぞ!!

村の人

おんりー様が

おんりー

皆様方こんにちは

村の人

こ、こんな場所で出会えるなんて

村の人

おんりー様がどうしてこの村にお出でなさったのですか?

おんりー

私は少し散歩しにですよ

おんりー

後明日のお祭りに付いてどう準備がされているのか少し様子見に

村長様

おぉそうじゃったか

村長様

もう少しで祭りの準備は完璧になります

おんりー

えぇ助かります

村の人

貴方様の最後のお祭りですもの

村の人

完璧にしないなどありませんから

おんりー

嬉しいです

おおはらMEN

ほな、お花畑に行こう

おんりー

ではこれで私は失礼いたします

🍌🐷は歩き出す

村の人

今年もいい方ねぇ

村の人

これで俺たちは死なずに済む

村長様

さぁ明日の夜は宴じゃな。。。

おんりー

いつ見ても綺麗だなぁ~

おおはらMEN

そうかいな

おんりー

ねぇMEN明日のお祭り…最後まで俺の事見てくれるの?

おおはらMEN

それはもちろんですがな

おんりー

うん、そっか

おんりー

ねぇMENは俺が居なくなったらどうなるの?

おおはらMEN

お前さんが居なくなったら次の奴の世話役や

おんりー

そうなんだ、

おおはらMEN

それがどうかしたんか?

おんりー

いいや……少し気になっただけ

おおはらMEN

そうかいな…

おんりー

あっ!!そうだ……

おおはらMEN

🍌は器用に手を動かし何かを作っている

おんりー

MEN!!じゃ~ん!!

🐷の頭に作ったものを頭に乗せる

おおはらMEN

これッッ…て……

おんりー

俺が小さい頃にMENにあげた。花冠

おんりー

ここら辺はリナリアの花がいっぱい咲いてるから。いっぱい作れるよ

おおはらMEN

ッッ…///

おんりー

えっ?

🍌は作っている手を止め🐷を見る

彼は顔を真っ赤にしていた

おんりー

MENッッ…?

おおはらMEN

あッッありがとう///

おんりー

ッッ…!!

おんりー

ねぇMEN

おおはらMEN

なんやッッ///

おんりー

俺が居なくなったらまたお世話係なんでしょ?

おおはらMEN

まッッまぁそうやな……

おんりー

じゃあさその子の為に草冠の作り方教えてあげるね

おんりー

多分大喜びするよ

おおはらMEN

そうかいな

おんりー

じゃあ今から教えるね

二人は時間を忘れて草冠を作り続けた

おおはらMEN

あぁもうこんな時間や……

おおはらMEN

明日の為に帰るで

おんりー

ちょと待って

🍌は何かの花を摘み🐷の元へ行く

おおはらMEN

ほな屋敷に帰りましょう

おんりー

うん…

お祭り当日

とうとうこの日が来てしまった

本当はこんな日来て欲しくは無かった

今日は皆にとっては宴の祭りだが

俺にとってのこの祭りは

オヤシロ様の生贄になる儀式だ

そしてMENはそのオヤシロ様の使いの物と呼ばれてる

俺をこの儀式から逃がさないために。俺のお世話係をやっている

おんりー

「MEN…居るかな……」

村長様

では今からオヤシロ様の怒りを鎮めるための祭りを開催する

村長様

では皆の者オヤシロ様に祈りを捧げよ

村長様

そして今年生贄になる神薙様のおなぁ~り

シャランッシャランッ

鈴の音が鳴り響く

おんりー

……

🍌はこの村の住民の目の前をゆっくりと歩く

俺は男だった

でも体が女の子のように小さかった

本来なら男は絶対に神薙様には選ばれ無いが

俺は特別だった

だから俺はご飯の量も少ないし、‘‘俺‘‘と言うと村の人から睨まれる

そして洋服は女の方が着るような、浴衣ばかりだった

そして俺は前に見たことがあった

俺のお姉ちゃんが生贄になる瞬間を見た

小さい頃だったけど。俺もいつかあぁなると

信じたく無かったけど。これが現実なんだと受け入れた

おんりー

「あっ……MEN」

鳥居の前には🐷が立っていた

そして🐷の目の前まで行くと

🐷は手を差し出して小さな声で

おおはらMEN

ほな…行くで

俺はその手を握り歩き出す

MENの手暖かいなぁ

もうMENとも会えなくなっちゃうのか

‘‘俺‘‘って言った俺を受け入れてくれた人なのに

まだ感謝の一つ二つの言葉すらも言えて無いよ

おおはらMEN

神薙様、こっからは神薙様一人しか入れへんが

おおはらMEN

俺はずっとお前さんを見てるからな

おんりー

ッッ…!?ポロポロ

おんりー

MENッッ…ポロポロ

おんりー

まだ俺ッッ…死にたくないよッッ…ポロポロ

おおはらMEN

……すまんなぁ

おおはらMEN

お前さんは本来は神薙様になるはずが無い人間様やのに

おおはらMEN

本当にすまんなぁッッ…

おんりー

MENッッ…最後にッッ…ポロポロ

🍌は隠していた物を🐷に渡す

おおはらMEN

これってッッ…

🍌が🐷に渡した物は

リナリアとスズランの草冠だった

おんりー

ッッ…ポロポロ

前に進みたく無かったけど俺は歩み出した

そうして最後の鳥居を通り

崖に立つ

村長様

さぁオヤシロ様!!

村長様

この美しい神薙様を貴方様にお供えします!!

村長様

どうかっどうか!!わしらの命だけは見逃してくれませんか…

皆が土下座し祈っている

MENッッ…

🍌は🐷を探す

あっ……居たッッ…

🐷は🍌をじっと見つめて居る

ここに落ちれば俺の人生はココで終わる

崖から落ちた先はどす黒い水の色をしている

MENッッ…こんな事になるならッッ…

貴方にこの気持ちを伝えれば良かったッッ…

ねぇMEN

貴方の事がずっと好きだったッッ…

て言えたら良かったなッッ…

おんりー

MENッッ…

おんりー

この気持ちッッ…言えば良かったッッ…ポロポロ

ポチャン

村長様

さぁ皆の衆、これでオヤシロ様の怒りは収まった!!

村長様

今から宴や宴!!

と村長様が言うと皆は立ち上がり宴の会場に向かう

こんちゃ~

何かノリで書いたから凄い雑だよ~

オチも結構変だし

そして何故リナリアとスズランの草冠なのかと言うと

リナリアの花言葉が「貴方の事を思い続けます」

スズランが「貴方の事が好きでした」

だからです!!

はいそれだけです

後白髪の子とは…

まぁいっぱいの考察待ってまーす

ではばいちゃ~

おおはらMEN

🐷は崖の下を見る

そこには🍌が付けていた手に付いていた鈴が浮き上がっていた

そして微かに見える

🍌の手だった

おおはらMEN

🐷は手に持っていた最後に🍌から貰った花冠を

その崖から落とした

おおはらMEN

お前さんと居られて楽しかったわ…

おおはらMEN

お前さんが俺の事を好きだったんのは分ってる…

おおはらMEN

俺も別にええよって答えてやれば良かったな

おおはらMEN

ッッ…ポロポロ

おおはらMEN

さぁ明日からは白髪のまた男の奴の世話役やな…ポロポロ

ポチャン

🐷は静かに涙を流しながら、宴へ向かった

この作品はいかがでしたか?

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