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は、ッ、…は、ッ、

息が苦しい

足が上手く前に出ない

目の焦点が合わなくて目眩がした

は、ッ、"はぁ、ッ、…

凛!?

は、ッ、…は、…いさ…ぎ、ッ、…(フラッ

…ッ、(受止

まさか、待ち合わせ場所からここまでの距離走ってきたんじゃないだろうな、?

は、ッ、…はー、ッ、……は、ッ、

…、…図星かお前、無理しすぎだ、、!

にちゃ、ッ、"…に、ぃ、ちゃ、…が、ッ、

自分が何を言っているのかすら理解するのに時間がかかる

最近はまともにご飯も食べずサッカーに打ち込んでいた

1食食べればいい方で、大体はゼリー飲料や水分で補っていた

凛、ッ、上手く息吸え

過呼吸なっちまうから

…ッ、は、ッ、…兄ちゃん、…ッ、は、…ッ、"

今兄貴の心配はいいから自分の心配しろバカ、!!

…ッ、…(立

ちょ、ッ、…凛、!!

…にいちゃ、ッのとこ、行かなきゃ、ッ"、…(走

おい!!凛待て、!!!

はぁ、ッ、…たく、あいつ、…、!

潔の言葉を受け流し、兄の病室へと走った

怖かった

このまま兄ちゃんが死んでしまうんじゃないかって

また1人になるんじゃないかって

不安で不安で仕方なくていても立っても居られなくなったんだ

俺、本当は知ってたんだよ。

兄ちゃんが病気のこと

体調の話をする度にいつも右手で頭を搔き撫でて

元気そうに振舞ってた兄ちゃんは全部嘘なんだって分かってた

でもあの時俺は、ムキになって兄ちゃんの優しさを踏みにじった

「居なくなればいい」なんて嘘なんだよ

思ってないんだよ

謝る資格も、話す資格も今の俺には無いかもしれない

でもたった1回でいいから、「ごめん」って伝えたい

和解なんて出来なくていい、罵倒されたって、嫌われたってそれでいい

こんなのただの俺の罪滅ぼしに過ぎないかもしれない

でもやっぱり最後に兄ちゃんとちゃんと話したい

は、ッ、…は、…ぁ、ッ

ここ、…か、…ッ、

不思議なことにあまり緊張はしていなかった

緊張も何もかも、きっとこの不安に支配されたんだろう

足はまるで長距離走をした後のように覚束無くて、立つのに必死だ

そんな足取りで、どうにか個室のドアを開けた

1面真っ白な部屋

そんな中、1人無力にベットへ横たわる君

…ッ、…兄ちゃん、ッ、…、!!

兄の体には無数の医療器具が繋がって、安全な状態では無いと一目でわかる

しばらく見ないうちに随分と兄は痩せていた

唇の血色も悪く、肌も青白い

いかにも病人といった様子

変わり果ててしまった兄の姿に、今はただ涙を流すことしか出来なかった

蜂楽

は、ッ、…は、

蜂楽

凛ちゃん、!!

…ッ、蜂楽

悪い、…ッ、その、あん時は必死で…、

…ほんと、…急に立ち上がってどっか行くもんだからビビった、

ぁ、潔、

蜂楽

次から気をつけてよ〜??

蜂楽

冴ちゃんを心配って思ってる気持ちは俺も潔も変わんないんだから!

…あぁ、ありがとう

そういえば、さっきお医者さんとちょっと話したんだけど、冴、命に別状はないって

ほんとか、!

…ッ、良かった、

もう時期目を覚ますだろうけど、今回のこともあって暫くは入院らしいらしい

……そう、なんだ

……

怖い?笑

ぇ、ッ、…

冴と面と向かって話すの、ちょっと怖がってるだろー笑

ぇ、なんで、…ッ、…!!

顔見りゃわかる

…ッ、…だって、兄ちゃんもうきっと俺の事なんて、

そんな事ないって

蜂楽

そーだよ!!だって普段気持ち悪いくらい凛ちゃんのことガン見して微笑んでる冴ちゃんだよ!?

そうそう、普段気持ち悪いくらい凛のこと熱弁してる冴だぞ!!?

ぇ、ッ、?笑

、…俺と2人きりの時も、ずっとお前の話しかしないからさ

蜂楽

だよね〜笑

蜂楽

あれはもうブラコンとかそういう次元じゃない笑笑

凛トラップ上手くなったな、とか、あん時言いすぎたかなとか笑笑

なに、そんなこと言ってたの笑笑

口を開けば凛の話だったな笑

蜂楽

ほんとに…笑

そうなんだ、…笑

初めて知った兄の1面

俺への気持ち

今まで意地張って反抗してきたけど

そんな俺も、兄ちゃんは受け止めてくれた

蜂楽

あれ、凛ちゃん泣いてる〜〜??笑

ばか、泣いてないし、

だから次は、俺が兄ちゃんを受け止める番だ

…兄ちゃん、早く目覚めればいいな

…、!

蜂楽

…ふふ、ッ笑 だね!!

あそうだ、

俺喉乾いたから飲み物買ってくるわ

蜂楽

えー、ずるい!!俺も!!

はいはい、

凛はどうする?来る?

…あー、、いい、。

めんどいし買ってきて

人使い荒

蜂楽

潔パシリじゃん

うるさい笑

じゃ、とりまコーヒーかなんか買ってくるぞ、

…ん、、ありがとう

蜂楽

俺たちが居なくなるからって、寂しがらないでよー!?

誰が寂しがるか

さっさと行ってこい笑

蜂楽

笑笑 はーい!!

…ふぅ、…行ったか

蜂楽たちの居なくなった病室は驚くほど静まりかえっていた

……兄ちゃん、…

兄の手を取る

いつも俺の頭を優しく撫でてくれた優しい手

今はもうこんなにも弱々しくなってしまった手

……

不安だった

兄に素直な気持ちを伝えることが俺にはできるのか、

そんなことが頭の中をぐるぐる回って思考を邪魔する

兄はきっと俺の事を受け止めてくれると分かってる、

分かっているはずなのに、あの日のことが頭をよぎって、つい臆病な自分になってしまう

……はーー、…もう、…俺まじでめんどくさ

俺が心を開けば、きっと兄だってそれに応えてくれるはずなのに

過去のトラウマにずっと支配されて、こんな時まで兄に頼ってしまう自分が情けない

これは俺自身が乗り越えなければならない壁なんだ

だから、…きっと俺1人でも…

…ふぁ、ッ、………

あ、…~…、…ねむ

そういえば最近、ろくに睡眠も取って居なかった気がする

ずっと兄のことを追い続けて、サッカーに打ち込んでいたせいだ

でも、これくらいじゃきっと兄にはまだまだ追いつけない

だから俺がもっともっと、努力しないと

それで、…きっといつかは兄ちゃんを_

ガラガラ🚪

……凛、買ってきたぞ、

…って、…あれ、

蜂楽

りーーんちゃーーん!!!

蜂楽 、!しーッ、

蜂楽

…? どうしたの?

………(寝

蜂楽

わぁ、…凛ちゃん寝てる…

最近寝る間も惜しんでサッカー打ち込んでたからかな

蜂楽

冴ちゃんと凛ちゃん仲良しだね、2人で寝てるなんて笑

たしかにな笑笑

俺たち、暫く部屋開けといてやろうぜ

蜂楽

えー?飲み物渡さなくていーの!?

いいからいいから、(手引

蜂楽

ぁ、ちょーー、ッ、!!

冴side

ん、……ッ、

随分長く眠っていたのだろうか

体全体が心地よく痺れて上手く動かない

カーテンの隙間からあまく差し込む光

小鳥の優しいさえずり

朦朧とした意識でどうにか目を開く

目を開けた瞬間目に入った白い天井

ドラマでよく見るヤツか、なんてうつつを抜かしながら、どうにか今の現状を理解する

確か、俺…

あぁ、あん時俺倒れて、…

倒れる前のことを思い出す

確かあん時…、潔とランニング中で…

最後に覚えているのは潔が必死に俺を呼ぶ声、そして淡いオレンジの空

迷惑かけたなぁ…、潔に。

帰ったら、ちゃんと謝んないと

" 帰ったら " か

今は帰れるかすら危ういこの現状で、願望にすがるのはもう辞めた

俺は最近ずっと自分自身の死を受け入れることばかり考えている

死んだ後のこと、母さんはどんな顔するかな

チームのみんなにも迷惑がかかる

潔にも、蜂楽にも。

遠いようで近い未来に、今はもう恐怖を覚えなくなった

死ぬのはもう怖くない

恐怖の要因となるものは全て捨てたはずだから

でもやっぱり、諦められないものが一つだけある

今までも、そしてこれからも、ずっと

きっと俺は死ぬまで彼のことを忘れられずにいるんだろう

…凛、…ッ、

口に出してしまえば終わりだと思った

もう見て見ぬふりは出来なくなってしまう

凛のこと、忘れたくない

これからもずっと一緒に居たい

…ッ、ひぐ、ッ、…

やだ、ッ、…

離れたくない、…ッ、

死にたくない、…ッ、…

やっぱり忘れることなんて無理だった

俺は何も変われてない 、弱いままの俺だから。

凛を忘れて離れてしまうのが、俺にとって死ぬよりも辛い恐怖に変わっていた

ふと気がつくと、自身の右手に微かな重みを感じる

薬の副作用だろうか

最近は薬の量も多くなり、副作用もそれに比例して増えて言った

涙で霞んだ目でどうにか右手へと視線を移す

先程まで視界を掠めていた涙が、頬を伝ってポタポタと音を立てベットへ消える

ぇ、ッ、?

見間違えだと思った

左手で涙を拭い、何度も彼の姿を見る

深緑色に染まった綺麗な髪

伸びきった長く黒いまつ毛

整った綺麗な横顔

ずっと近くで見てきた

そんな彼が、今隣にいた

規則正しい寝息を立てて、愛らしい寝顔をする君

り、…ん、?

眉毛が少し上がり、上下の瞼がゆっくりと離れた

寝起きでとろんとした愛らしい瞳をこちらに向ける

…ん、…にいちゃ、…、?

…ッ、…りん、…なのか?

…ん、ッ、ふぁ、……ッ、…あれ、……

あ、、…ッごめん、!!!待って、起きるの待ってるつもりが

つい寝ちゃって!!!

…ッ、…

…、

兄ちゃん、泣いてる、?

ッ、…ばか、泣いてねぇし、ッ、

凛だ

凛がいた

今まで近いはずなのにずっと離れていた凛が、今そこに居た

…ッ、なんでここにいんだよ

もう、金輪際関わらないはずなんじゃねーの?

…ぁ、そう、…ごめん

俺、謝りたくて

いいよ、謝罪なんて

どうせそんなんされたところで、俺はもう関わるつもりも…

……、ッ、(叩

いで、ッ、!!

ちょ、これでも病人なんですけど!?

素直になってよ馬鹿兄貴

な、ッ、"!

言うようになったな、凛、!?!?

兄ちゃんのおかげでね笑

うわ、めっちゃ生意気…〜…

あ、そうだ、

ほら2人とも出てきなよ

…?

2人?

ガラガラッ、!

蜂楽

やっほ〜〜!!!冴ちゃん!!!!

隠れてんのバレてたのかよ、笑

うぇ、"ッ、!?

蜂楽に潔、!!

お前らまでどうしたんだよ

お見舞いに決まってんだろ、ほんと…急に倒れるんだから、びっくりしたわ

あー悪い悪い、笑

蜂楽

ともかく!冴ちゃん無事で良かった!笑

…あれ、…てかその、トロフィー

あぁ、今日の大会

兄ちゃんが寝てる間にぱぱっと終わらせてきた

無事優勝だよ

…ぇ、ほんとか、!?

蜂楽

俺たち頑張ったんだから〜!!

お前らはパス繋いでただけだろ、ほぼシュート決めてたのは俺じゃねーか

蜂楽

ちょ、ッ、余計なこと言わないで!?

シュート決めようとしても見事に全部外しやがって

まじ手出るかと思った

ひでえ笑笑

蜂楽

凛ちゃんったら酷いんだよー!?

蜂楽

俺と潔がミスった時とかさーー!!

ばか、!兄ちゃんには秘密だろ!!?

ッ、はは、笑笑ほんと変わってねぇなお前ら笑笑

久しぶりに感じた友達の温かさ

やっぱり、俺にはみんなを諦めるなんて無理だったみたい

みんなの温かさに感じる度、触れる度に

昔のことが今のように思えて

ずっとここにいたい、なんて、叶うはずのない希望を語ってしまう

だからどうか、もう少しだけでいいから、ここに居させて

じゃ、俺らそろそろ帰るか

夜も遅いし

蜂楽

だね〜ー

凛はどーする?

あー、…俺はしばらくここに居るよ

大丈夫なのか?

うん、もう少し話してたい、

…、!…そっか、笑

じゃ、またなお前ら!

蜂楽

うん、!じゃーね!!

またね

で、なんだ、話したいことって

そんな大したことじゃないんだけどさ

もう少し兄ちゃんと一緒に居たくなった、
…みたいな、…?

…ッ笑

そっか、

なら、…

…ッ、(肩寄

へ、ッ、

肩に淡い重みを感じ、体がぴくりと反応した

小豆色に染め上げられた髪をなびかせ、体を俺に預ける兄

兄から微かにローズの香りが漂い、鼻腔をくすぐる

にいちゃ…、どしたの?

2人だからいいだろ、別に

いやなんか、緊張するっつーか、…

なに、今になって緊張してんの笑

凛ちゃんはうぶですね〜笑

…ッ、まじ兄ちゃんが病気じゃなければ即頭ひっぱたいてた

怖いって

みんなが居たらこんなこと出来ないから

今日くらいいいだろ

…ッまぁ、…今日だけならな

あ、そうだ凛

窓開けてくれないか

…?

いいけど、どうしたの急に

兄がなぜ急にそんなことを言うのか不思議に思いながらも、指示通り窓を開けた

外、見てみろ

…外、?

…ッ、、!…うわ、…、…

すっげえ、!!

窓の外では、無数の光が俺達を照らしていた

…綺麗だろ?

すごいね、…これ、!

この病院、山奥だから結構星見えやすいんだよな

今日流星群が降るって院長が言ってたから、凛と見たかった

へぇ、…ッ、綺麗…、

ベットの上からでもよく見える

凛、なんかお願い事しようぜ

お願い事、?笑

なんかないの

あー、…そうだな、

俺が今1番願っていること

そんなの、ひとつしかない

……

兄ちゃんはなにお願いした?

…んー、

…ま、秘密

なんだよそれ、笑

兄ちゃん恥ずかしがり屋、?笑

…兄ちゃん?

…もし、俺の願いが凛に叶えられるものだったら

凛は叶えてくれる?

…、?

俺に叶えられること?

あぁ、

……まぁ、俺に叶えられることなら、

って、急にどうしたの、そんなこと聞いて、笑笑

なんかお願いしたいことでも……

…ッ、…(ギュ

へ、ッ、

後ろから急に抱きしめられ、つい腑抜けた声を出してしまう

兄の温もりがいつもより近くで感じられて、不覚にも胸がうるさいほど鼓動する

に、にいちゃ、?

……この時間が、ずっと続いて欲しい

俺、凛を残して死にたくない、…

…ッ、

兄の声は酷く震えていて、泣いてることが直ぐ見受けられた

初めて見た兄の弱い1面

…離れないよ、

体を兄の方へ向きかえ、腰に手を回す

自然と手に力が籠った

今は兄ちゃんがすごく弱い男の子に見えて、抱き返す他選択肢が見つからなかった

今まで兄という存在の上で成り立っていた関係だったからこそ、こうやって甘えることも、自分の弱い部分を見せることも、自然といけないことだという認識になっていたのだろう

兄の体は思っていたよりもずっと小さい この背中で今までいくつもの事を背負ってきたのか、考えただけでも辛く苦しい

大丈夫…、大丈夫、

今はただ大丈夫と声をかけることしか出来ない自身の無力さに腹が立つ

兄はしばらくの間、俺の腕の中で嗚咽が漏れるほど涙を流していた

…ッ、…ごめん、

ぁ、にいちゃ、…

兄に押し返され、つい兄のことを離してしまった

目の周りを赤く染めた兄は、まだ目には沢山の涙を溜めている

不安と恐怖が残っている兄をどうにかして安心させたかった

…ッ、…兄ちゃん、

…、……?

兄の腕を引き、もう一度抱きしめた

へ、ッ、…

りん、…、?

…兄ちゃん、俺兄ちゃんのこと好きだよ

…ッ、は、、? /

兄と顔を見合わせる

顔を真っ赤に染め上げ、戸惑いを見せる兄

だから、兄ちゃんが不安だって思うことも、俺が解決したいし

兄ちゃんのこと、支えてやりたい

…、ッ、…凛、

兄の頭の後へ手を回す

…ッ、まって、…凛…、…

今からされることを少し察した兄は、先程よりももっと赤く顔を染め、

否定のつもりなのか、両手で俺の胸元を軽く押す

否定になってないよ

… 、 うるさ、い…/

そうしてそのまま、兄の唇を強引に奪った

…兄ちゃん顔真っ赤笑

…うるさい、…お前が強引にあんなことするから、…

兄ちゃんが俺の事ずっと弟扱いしてくるから、笑

俺にもこんなことできるんだよ

…ッ、にしても、…強引過ぎだ、

俺の心拍数上がりすぎて死んだらどうしてくれたんだよ

ごめんごめん、笑

…よし、…なんかもう、決心ついた

凛、話がある

…、

…もう大体、言われること分かってるよ

…ッ、……

、もう、…俺たちが会うの

今日で最後にしよう

……、…

……ぁ、ーーー、…だよな、…やっぱ、笑

時間が止まった気がした

ごめん、…理由聞いてもいい?

…さっき凛に抱きしめられたとき、

俺、ずっとこの時間が終わらなければいいのにって思った、

……、…

…凛にキスされた時

まだ生きたいって、思った

…本当に本当に、幸せで、このまま生きていたいって、

…うん、…

嫌なんだ、…あと俺が死ぬまでの時間を

ずっとこの恐怖と戦うなんて強さも勇気も、俺には無いから

だから俺、きっとこんままだと、…死ぬの、怖くなっちゃう、

凛が居たら、凛と生きたいって思って、…どうしても死ぬのが怖くなる

…ッ、……

…そっ、…か、…

…うん、…薄々、兄ちゃんならいつか言ってきそうって思ってた、

その、…臆病とか、そういう意味じゃなくて

俺の気持ちも兼ねて…、

…自分勝手でごめん、

……大丈夫って言いたいとこだけど、

やっぱ覚悟してたはずなのに、いざ言われたらきついな、笑

涙が溢れた

今泣いたら兄を心配させると分かっていたのに涙が止まらなかった

我慢しようと、どうにか堪えても、とめどなく流れ出してくる

泣かないで、…ごめん、ッ凛(抱

…ッ……

俺にとって

凛は誰よりも、どんな奴よりも自慢な弟だった

ぅ、"

" これが最後 " それを意識する度に悲しさが波みたいに押し寄せる

ぅ、"…あ、ッ…ッひぐ、…ッ、

…兄ちゃん、ッ、…"

…、ごめん、俺が弱いばかりに、…凛にこんな気持ち…

ッう、"…ッ、…あ、…ッ、…ぐす、ッ、…

は、ぁ、"……ッ、…

兄の前でこんなにも泣いたのはいつぶりだろう

今までずっと我慢してきたことが、全て溢れた

兄の抱きしめる力が強くなる

先程同様、兄の手は酷く震え、兄も泣いてることが分かった

今一番辛いのは、きっと兄ちゃんだ

俺に涙を見せないよう必死に声を出さないように泣いて、

これからはひとりでこの大きな壁に立ち向かっていくんだ

きっと俺じゃ計り知れないほど、辛い思いをしている

俺がそんな兄貴にしてやれることなんてひとつしかない

今までたくさん迷惑かけてきた。だから今日くらいは _

凛、…今までありがとう、

………ッ、

…ッ、…うん、"ッ、…

サッカー、俺が居ないからって、辞めんなよ、

絶対に、…世界で一番とってこい、…

…うん、"……がんばる、…ッ、

凛のこと、ずっと忘れない、

…ッ…、"…俺も、…"!

…ありがとう、

凛、

…、じゃあな、…、

…ッ、"…、…

…………ぅ……、"ん、…ッ、…"

……じゃあね、…ッ……兄ちゃん

涙で滲んで、上手く兄の顔が見れなかった

これで俺と兄ちゃんは本当に最後

支えていたつもりが、俺はずっと兄ちゃんに支えられて

知らずのうちに、自分の存在自体が兄を苦しめる1番の原因となっていたんだ

その後俺は、すっかり暗くなった夜道で、声を殺して泣いた

夜空を見て、ずっと兄のことを思いながら

あの日から数日後、兄は死んだ

呆気なく、穏やかな死だった

後に医者から聞いた話では、兄が今ここまで生きていたのは奇跡と言ってもいいらしい

病気の判明から1年2ヶ月

短いようで長い、彼が生きた18年間

きっと俺はこれか先ずっと、彼のことを追い続けている

ずっと彼を探している

もうこの世には存在しないとしても、一筋の希望を信じて

これからの話は、兄の死から5年がたった日のこと

カシャカシャ📸

記者

糸師 凛さん、今日の試合も大活躍でしたね

そうですかね、ありがとうございます

記者

特にあの最後のゴールは圧倒的なものでした

…あぁ、実はあのシュート、ある人から教わったものなんです

記者

ある人…?

記者

有名な選手ですか?

いえ、…彼はもう5年前に他界しました

記者

そうなんですか、、、

記者

その人は、凛さんにとってどのような存在だったのですか?

そう、…ですね、

一言で言うなら、俺が唯一心の底から愛した人でした

記者

愛した人…ですか、

この優勝も、彼に届けるためです

記者

…その方に、今言いたいことはありますか?

…そうですね

もし、もう一度話すことが出来るのならば

兄ちゃんの夢、やっと叶えることができたと、

そう伝えたいです、笑

記者

なるほど

記者

凛さんにとって、その方の存在は大きいのですね

ええ、サッカーを始めた理由も、ここまで連れてきてくれたのも、全て彼のおかげです

記者

そうなんですね、

記者

きっとその人がもし今居たのなら凛さんを凌ぐような選手になっていたんじゃないですか?笑

そうかもしれないですね笑

すいません、もう今日は行くところがあるのでこれで失礼します

記者

はい、ありがとうございました

…(ペコッ

わり、遅れた

おそーい!!!

蜂楽

もう、!!取材長引きすぎ!!

悪かったって、俺がサッカー上手すぎるあまり

ほら、早く行こうぜ

はいはい

でも、久々だな、あいつのとこ行くの

だな

俺はちょこちょこいってたけど、3人で行くのは久しぶりかも

ほんと、冴のこと好きだな笑笑

当たり前だろ、

俺兄ちゃん以外と付き合うつもりないから

うげ、ここまで来ると怖い

蜂楽

これだからブラコンは…

なんか言ったか?

蜂楽

なんにもーー笑

あ、そうだ凛

渡したいもんある

渡したいもん、?

俺実は冴からお前へ手紙預かってんだよね

5年前に

へ、手紙!?!?

なんで今更、!!え?!?

冴に頼まれて、もし凛が大会優勝出来たら渡してくれって笑

欲しいー?笑

な、"ッ、!!よこせ!!!

は、ちょ、!!ばか!!

座席乗り越えて来ようとするやついるか!!!

車降りてからだ、!!

蜂楽

にゃはは、ッ!笑

蜂楽

ほんと2人とも騒ぎすぎ、学生の頃に戻ったみたい笑笑

…、!……まぁたしかに

そうえいば、この途中に高校の頃みんなでよく行ってた海あるけど、

蜂楽

あー!覚えてる、

行ってみるか?

いいの?…凛なら一刻も早く兄ちゃんのとこ行くとか言いそうだったのに…

いやまぁ、そうはしたいけど…きっと兄ちゃんにとっても思い出の場所だし、

蜂楽

ふふ、だね〜〜!!♪

蜂楽

じゃ、最初そっちから行こっか!!

賛成〜笑

青空の下、あの日に戻ったかのように海辺で駆け回った

1度は絶望し切った世界でも、光はある

そう教えてくれたのは君だったよね、兄ちゃん

今会いに行くよ

そう言って、俺たちはあの思い出の場所へ向かった

【 枯 れ ゆ く 花 に 、 哀 惜 と 少 し の 愛 情 を 】 f i n a l p a r t  ー 後 編 ー  f i n

と あ 。

皆様こんにちはかのんです(?)

と あ 。

いや待って、これはガチ頑張ろうと思ったのにびっくりするくらいの駄作だよどうしよう

と あ 。

オマケに期限2、3日切れてるしぴすぴす

と あ 。

のんには許可済みだからいいけどね(^_^;)

と あ 。

ちなみに番外編公開予定です

と あ 。

最後までご愛読ありがとうございました!!

と あ 。

ほんとうにこんな出来栄えで皆様に申し訳ない、、、

と あ 。

番外編は本気で頑張ります

と あ 。

色々と伏線も回収するつもりなので、、(?)

と あ 。

では、!!👋🏻‪

この作品はいかがでしたか?

2,008

コメント

30

ユーザー

か の ん 様 ま じ で 愛 し て ま す 冴 凛 に 沼 っ た 理 由 は か の ん 様 で す 結 婚 前 提 付 き 合 い ま し ょ う ( ( 嘘 で す ご め ん な さ い な ん で も い い の で 関 係 繋 ぎ た い で す ( ( し ね た 初 め て 見 ま し た か の ん 様 愛 し て ま す ( (

ユーザー

4ネタ書くの嫌とか言ってたくせに! ちゃっかりかいてんじゃん!!! まあめっちゃ良かったです🤧 番外編楽しみにしてるよん

ユーザー

マジ号泣した。やばすぎる。映画にして欲しいほんと

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