コメント
30件
か の ん 様 ま じ で 愛 し て ま す 冴 凛 に 沼 っ た 理 由 は か の ん 様 で す 結 婚 前 提 付 き 合 い ま し ょ う ( ( 嘘 で す ご め ん な さ い な ん で も い い の で 関 係 繋 ぎ た い で す ( ( し ね た 初 め て 見 ま し た か の ん 様 愛 し て ま す ( (
4ネタ書くの嫌とか言ってたくせに! ちゃっかりかいてんじゃん!!! まあめっちゃ良かったです🤧 番外編楽しみにしてるよん
マジ号泣した。やばすぎる。映画にして欲しいほんと
凛
息が苦しい
足が上手く前に出ない
目の焦点が合わなくて目眩がした
凛
潔
凛
潔
潔
凛
潔
凛
自分が何を言っているのかすら理解するのに時間がかかる
最近はまともにご飯も食べずサッカーに打ち込んでいた
1食食べればいい方で、大体はゼリー飲料や水分で補っていた
潔
潔
凛
潔
凛
潔
凛
潔
潔
潔の言葉を受け流し、兄の病室へと走った
怖かった
このまま兄ちゃんが死んでしまうんじゃないかって
また1人になるんじゃないかって
不安で不安で仕方なくていても立っても居られなくなったんだ
俺、本当は知ってたんだよ。
兄ちゃんが病気のこと
体調の話をする度にいつも右手で頭を搔き撫でて
元気そうに振舞ってた兄ちゃんは全部嘘なんだって分かってた
でもあの時俺は、ムキになって兄ちゃんの優しさを踏みにじった
「居なくなればいい」なんて嘘なんだよ
思ってないんだよ
謝る資格も、話す資格も今の俺には無いかもしれない
でもたった1回でいいから、「ごめん」って伝えたい
和解なんて出来なくていい、罵倒されたって、嫌われたってそれでいい
こんなのただの俺の罪滅ぼしに過ぎないかもしれない
でもやっぱり最後に兄ちゃんとちゃんと話したい
凛
凛
不思議なことにあまり緊張はしていなかった
緊張も何もかも、きっとこの不安に支配されたんだろう
足はまるで長距離走をした後のように覚束無くて、立つのに必死だ
そんな足取りで、どうにか個室のドアを開けた
1面真っ白な部屋
そんな中、1人無力にベットへ横たわる君
凛
兄の体には無数の医療器具が繋がって、安全な状態では無いと一目でわかる
しばらく見ないうちに随分と兄は痩せていた
唇の血色も悪く、肌も青白い
いかにも病人といった様子
変わり果ててしまった兄の姿に、今はただ涙を流すことしか出来なかった
蜂楽
蜂楽
凛
凛
潔
凛
蜂楽
蜂楽
凛
潔
凛
凛
潔
凛
凛
潔
潔
凛
潔
凛
潔
凛
潔
蜂楽
潔
凛
潔
蜂楽
蜂楽
潔
凛
潔
蜂楽
凛
初めて知った兄の1面
俺への気持ち
今まで意地張って反抗してきたけど
そんな俺も、兄ちゃんは受け止めてくれた
蜂楽
凛
だから次は、俺が兄ちゃんを受け止める番だ
凛
潔
蜂楽
潔
潔
蜂楽
潔
潔
凛
凛
潔
蜂楽
潔
潔
凛
蜂楽
凛
凛
蜂楽
凛
蜂楽たちの居なくなった病室は驚くほど静まりかえっていた
凛
兄の手を取る
いつも俺の頭を優しく撫でてくれた優しい手
今はもうこんなにも弱々しくなってしまった手
凛
不安だった
兄に素直な気持ちを伝えることが俺にはできるのか、
そんなことが頭の中をぐるぐる回って思考を邪魔する
兄はきっと俺の事を受け止めてくれると分かってる、
分かっているはずなのに、あの日のことが頭をよぎって、つい臆病な自分になってしまう
凛
俺が心を開けば、きっと兄だってそれに応えてくれるはずなのに
過去のトラウマにずっと支配されて、こんな時まで兄に頼ってしまう自分が情けない
これは俺自身が乗り越えなければならない壁なんだ
だから、…きっと俺1人でも…
凛
凛
そういえば最近、ろくに睡眠も取って居なかった気がする
ずっと兄のことを追い続けて、サッカーに打ち込んでいたせいだ
でも、これくらいじゃきっと兄にはまだまだ追いつけない
だから俺がもっともっと、努力しないと
それで、…きっといつかは兄ちゃんを_
ガラガラ🚪
潔
潔
蜂楽
潔
蜂楽
凛
蜂楽
潔
蜂楽
潔
潔
蜂楽
潔
蜂楽
冴side
冴
随分長く眠っていたのだろうか
体全体が心地よく痺れて上手く動かない
カーテンの隙間からあまく差し込む光
小鳥の優しいさえずり
朦朧とした意識でどうにか目を開く
目を開けた瞬間目に入った白い天井
ドラマでよく見るヤツか、なんてうつつを抜かしながら、どうにか今の現状を理解する
冴
冴
倒れる前のことを思い出す
確かあん時…、潔とランニング中で…
最後に覚えているのは潔が必死に俺を呼ぶ声、そして淡いオレンジの空
冴
冴
" 帰ったら " か
今は帰れるかすら危ういこの現状で、願望にすがるのはもう辞めた
俺は最近ずっと自分自身の死を受け入れることばかり考えている
死んだ後のこと、母さんはどんな顔するかな
チームのみんなにも迷惑がかかる
潔にも、蜂楽にも。
遠いようで近い未来に、今はもう恐怖を覚えなくなった
死ぬのはもう怖くない
恐怖の要因となるものは全て捨てたはずだから
でもやっぱり、諦められないものが一つだけある
今までも、そしてこれからも、ずっと
きっと俺は死ぬまで彼のことを忘れられずにいるんだろう
冴
口に出してしまえば終わりだと思った
もう見て見ぬふりは出来なくなってしまう
凛のこと、忘れたくない
これからもずっと一緒に居たい
冴
冴
冴
冴
やっぱり忘れることなんて無理だった
俺は何も変われてない 、弱いままの俺だから。
凛を忘れて離れてしまうのが、俺にとって死ぬよりも辛い恐怖に変わっていた
ふと気がつくと、自身の右手に微かな重みを感じる
薬の副作用だろうか
最近は薬の量も多くなり、副作用もそれに比例して増えて言った
涙で霞んだ目でどうにか右手へと視線を移す
先程まで視界を掠めていた涙が、頬を伝ってポタポタと音を立てベットへ消える
冴
見間違えだと思った
左手で涙を拭い、何度も彼の姿を見る
深緑色に染まった綺麗な髪
伸びきった長く黒いまつ毛
整った綺麗な横顔
ずっと近くで見てきた
そんな彼が、今隣にいた
規則正しい寝息を立てて、愛らしい寝顔をする君
冴
眉毛が少し上がり、上下の瞼がゆっくりと離れた
寝起きでとろんとした愛らしい瞳をこちらに向ける
凛
冴
凛
凛
凛
冴
凛
凛
冴
凛だ
凛がいた
今まで近いはずなのにずっと離れていた凛が、今そこに居た
冴
冴
凛
凛
冴
冴
凛
冴
冴
凛
冴
冴
凛
冴
凛
凛
冴
冴
ガラガラッ、!
蜂楽
潔
冴
冴
冴
潔
冴
蜂楽
冴
凛
凛
凛
冴
蜂楽
凛
蜂楽
凛
凛
冴
蜂楽
蜂楽
凛
冴
久しぶりに感じた友達の温かさ
やっぱり、俺にはみんなを諦めるなんて無理だったみたい
みんなの温かさに感じる度、触れる度に
昔のことが今のように思えて
ずっとここにいたい、なんて、叶うはずのない希望を語ってしまう
だからどうか、もう少しだけでいいから、ここに居させて
潔
潔
蜂楽
潔
凛
冴
凛
冴
冴
蜂楽
潔
冴
凛
凛
冴
冴
冴
冴
凛
肩に淡い重みを感じ、体がぴくりと反応した
小豆色に染め上げられた髪をなびかせ、体を俺に預ける兄
兄から微かにローズの香りが漂い、鼻腔をくすぐる
凛
冴
凛
冴
冴
凛
冴
冴
冴
凛
冴
冴
凛
凛
兄がなぜ急にそんなことを言うのか不思議に思いながらも、指示通り窓を開けた
冴
凛
凛
凛
窓の外では、無数の光が俺達を照らしていた
冴
凛
冴
冴
凛
冴
冴
凛
冴
冴
凛
俺が今1番願っていること
そんなの、ひとつしかない
冴
凛
冴
冴
凛
凛
冴
凛
冴
冴
凛
凛
冴
凛
凛
凛
冴
凛
後ろから急に抱きしめられ、つい腑抜けた声を出してしまう
兄の温もりがいつもより近くで感じられて、不覚にも胸がうるさいほど鼓動する
凛
冴
冴
凛
兄の声は酷く震えていて、泣いてることが直ぐ見受けられた
初めて見た兄の弱い1面
凛
体を兄の方へ向きかえ、腰に手を回す
自然と手に力が籠った
今は兄ちゃんがすごく弱い男の子に見えて、抱き返す他選択肢が見つからなかった
今まで兄という存在の上で成り立っていた関係だったからこそ、こうやって甘えることも、自分の弱い部分を見せることも、自然といけないことだという認識になっていたのだろう
兄の体は思っていたよりもずっと小さい この背中で今までいくつもの事を背負ってきたのか、考えただけでも辛く苦しい
凛
今はただ大丈夫と声をかけることしか出来ない自身の無力さに腹が立つ
兄はしばらくの間、俺の腕の中で嗚咽が漏れるほど涙を流していた
冴
凛
兄に押し返され、つい兄のことを離してしまった
目の周りを赤く染めた兄は、まだ目には沢山の涙を溜めている
不安と恐怖が残っている兄をどうにかして安心させたかった
凛
冴
兄の腕を引き、もう一度抱きしめた
冴
冴
凛
冴
兄と顔を見合わせる
顔を真っ赤に染め上げ、戸惑いを見せる兄
凛
凛
冴
兄の頭の後へ手を回す
冴
今からされることを少し察した兄は、先程よりももっと赤く顔を染め、
否定のつもりなのか、両手で俺の胸元を軽く押す
凛
冴
そうしてそのまま、兄の唇を強引に奪った
凛
冴
凛
凛
冴
冴
凛
冴
冴
凛
凛
冴
冴
冴
凛
凛
時間が止まった気がした
凛
冴
冴
凛
冴
冴
冴
凛
冴
冴
冴
冴
凛
凛
凛
凛
凛
冴
凛
凛
涙が溢れた
今泣いたら兄を心配させると分かっていたのに涙が止まらなかった
我慢しようと、どうにか堪えても、とめどなく流れ出してくる
冴
凛
冴
冴
凛
" これが最後 " それを意識する度に悲しさが波みたいに押し寄せる
凛
凛
冴
凛
凛
兄の前でこんなにも泣いたのはいつぶりだろう
今までずっと我慢してきたことが、全て溢れた
兄の抱きしめる力が強くなる
先程同様、兄の手は酷く震え、兄も泣いてることが分かった
今一番辛いのは、きっと兄ちゃんだ
俺に涙を見せないよう必死に声を出さないように泣いて、
これからはひとりでこの大きな壁に立ち向かっていくんだ
きっと俺じゃ計り知れないほど、辛い思いをしている
俺がそんな兄貴にしてやれることなんてひとつしかない
今までたくさん迷惑かけてきた。だから今日くらいは _
冴
凛
凛
冴
冴
凛
冴
凛
冴
冴
冴
凛
凛
凛
涙で滲んで、上手く兄の顔が見れなかった
これで俺と兄ちゃんは本当に最後
支えていたつもりが、俺はずっと兄ちゃんに支えられて
知らずのうちに、自分の存在自体が兄を苦しめる1番の原因となっていたんだ
その後俺は、すっかり暗くなった夜道で、声を殺して泣いた
夜空を見て、ずっと兄のことを思いながら
あの日から数日後、兄は死んだ
呆気なく、穏やかな死だった
後に医者から聞いた話では、兄が今ここまで生きていたのは奇跡と言ってもいいらしい
病気の判明から1年2ヶ月
短いようで長い、彼が生きた18年間
きっと俺はこれか先ずっと、彼のことを追い続けている
ずっと彼を探している
もうこの世には存在しないとしても、一筋の希望を信じて
これからの話は、兄の死から5年がたった日のこと
カシャカシャ📸
記者
凛
記者
凛
記者
記者
凛
記者
記者
凛
凛
記者
凛
記者
凛
凛
凛
凛
記者
記者
凛
記者
記者
凛
凛
記者
凛
凛
潔
蜂楽
凛
凛
潔
潔
凛
凛
潔
凛
凛
潔
蜂楽
凛
蜂楽
潔
潔
凛
潔
潔
凛
凛
潔
潔
凛
潔
潔
潔
蜂楽
蜂楽
凛
潔
蜂楽
凛
潔
凛
蜂楽
蜂楽
凛
潔
青空の下、あの日に戻ったかのように海辺で駆け回った
1度は絶望し切った世界でも、光はある
そう教えてくれたのは君だったよね、兄ちゃん
今会いに行くよ
そう言って、俺たちはあの思い出の場所へ向かった
【 枯 れ ゆ く 花 に 、 哀 惜 と 少 し の 愛 情 を 】 f i n a l p a r t ー 後 編 ー f i n
と あ 。
と あ 。
と あ 。
と あ 。
と あ 。
と あ 。
と あ 。
と あ 。
と あ 。
と あ 。